ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
「もう遅い。日記に書いた」

戦争のはじめかた

2006-02-15 | 映画
戦争のはじめかた」(原題BUFFALO SOLDIERS)を見る。

久しぶりに見応えのある映画でした。
2001年トロント映画祭で上映されて人々を騒然とさせるも、
翌日9.11が起きて、公開が延々と延びた曰く付きの作品。
ベルリンの壁崩壊直前のドイツに駐留しているアメリカ軍の内幕もの。
シニカルでブラックで「マッシュ」的ユーモアがちりばめられているが、
時代が現在に近いぶんリアルな恐ろしさも孕んでいる。
「ここにいる兵士は2種類に分けられる。大ばかか小ばか」
まさにその通り。まともな人間はどこにもいない。
ホアキン・フェニックス、エド・ハリス(うまい!!)スコット・グレン
というそうそうたる顔ぶれ。
独特の雰囲気をもった映画で、
全てがスローモーションで行われているような....
なんともいえない不思議な感覚を覚えた。
でもそれによってひとつひとつの出来事の愚かさが際だつというか、
恐ろしさが際だつというか、見ているこちらも、
ゆっくりと頭をよこに振りながら背筋が寒くなるような感じかな。
ホアキン演じるエルウッド事務官の視点で語られていくこの映画、
「サイン」でも見せたホアキン独特の
”静かな佇まいのおかしさ”がここでも功を奏し、
痛烈な反戦映画であります。
おすすめ!!





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (コリコ)
2006-02-18 09:38:40
知らない映画だ。

映画館?

見たい!
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へぇっ~ (May)
2006-02-18 07:48:20
”静かな佇まいのおかしさ”かぁ・・

星条旗が$マークになってる・・・・

おすすめ!! と書くとは珍しい。観るべし。
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