とんぼ歳時記

ヘルシー家庭料理の店「とんぼ」のお知らせ

大山・阿夫利神社の山開き

2019-07-29 15:56:02 | 日記

梅雨明けを よろこぶ蝶の 後をゆく=岳陽=

今日の午前、気象庁から関東甲信越地方待望の梅雨明けが宣言されました。同時に強烈な暑さの襲来です。
東京でも最高気温が34℃を越えました。
そして、今年になって初めて近所の神社境内の木立から蝉の鳴き声を聴きました。自然界の営みの不思議さです。

2千2百年前の創建と伝えられ、関東総鎮護の霊山として知られる神奈川・伊勢原市の大山・阿夫利神社の山開き神事が27日(土)に行われ、私と直子さんは早朝の小田急電車で現地の催事に参加いたしました。
お店の常連客の大野さんが代表の日本橋・お花講の皆さん65名に合流させていただきました。
日本橋・お花講は江戸時代から続く歴史があり、大山神社の筆頭講。
大山神社奥の院に通じる山門の扉の鍵を、歴代のお花講の代表が預かっているのです。
大山神社の山開き神事はお花講の面々が担っているのです。

当日は、生憎の悪天候でした。
外での神事には雨が止み、本殿内部での催事では土砂降りという目まぐるしく変わる空模様。
私たちは、不思議に雨にあわず、日頃の行いが良いからと、囁きあっておりました。

大山神社の名物の[大山豆腐]を購ってまいりました。
茗荷、紫蘇、生姜の薬味で召し上がっていただきます。

GINZA と ん ぼ
富士子

トウモロコシの炊き込みご飯

2019-07-25 10:17:16 | 日記
梅雨明けも間近。昨日、関東地方も梅雨明けか?を思わせましたが、見送られました。
今日かしら?でも台風も発生の気配で、そうなったら梅雨明け宣言も先に延びそう。
やきもきする空模様です。

何回でも自慢しますが、私、富士子の自慢で得意とする料理レシピの一つに[炊き込みご飯]があります。
何回も何十回も作っているので、美味しくつくるコツとポイントはお手のもの。
今夜は、今の季節にピッタリの食材・トウモロコシの炊き込みご飯を誂えてみます。
昨日も、女性のお客様に差し上げたら[美味しい!]といってお代わりを所望されました。

口の悪い常連客から[余程お腹が空いていたのだろう?]と言われそうですが、そんなことはありません。
実はお代わりするくらいの美味さの秘密があるのです。
トウモロコシは熊本産の人気の品種[サニーショコラ]を用います。サニーショコラは果物のように糖度が高く甘いのが特徴です。

このトウモロコシの炊き込みご飯を美味しく作るための、富士子風の工夫があります。
それはトウモロコシの粒を取り除いた芯の部分を捨てずに、一緒に炊き込むことです。
この方法でトウモロコシの芯の内部から旨味成分が抽出され、トウモロコシ独自の甘さに深みが増します。
この炊き込みご飯の味付けは合わせだしと薄口醤油だけです。
お代わりすること自由です。

GINZA と ん ぼ
富士子

シラスのオムレツ&ピーマン肉詰め

2019-07-22 15:30:08 | 日記
梅雨末期?の大雨警報が各地にでています。
東京も今週後半頃に待つこと久しい梅雨明けが期待できそう。真夏の照りつける陽射しを早く浴びたいものです。

[女将の店は、食材の仕入れ価格が少ないので助かるね!]とお客さまから揶揄われます。
何処のお店でも、お客さまからの差し入れは、多かれ少なかれあると思いますが、私の店[とんぼ]も、常連客からの差し入れがよくあります。
多いほうでしょうか?
地方からの出張帰りのお菓子類などです。

今夜の私が腕によりをかけて誂える料理は2種類。
何れも食材はお客さまからの差し入れ品です。
仲の良い美智子ママからは新鮮なピーマンを。
常連客からはシラスを大量に頂戴しました。
この食材を活用して、一つはピーマンの肉詰めを作ります。
ピーマンをタテに輪切りし、ヘタを落とさないように種だけをとり、ビニール袋にピーマンと小麦粉入れ、よく振って馴染ませます。
玉ねぎのみじん切りと予め塩・胡椒で味付けをしたひき肉を、隙間ができないように詰め、熱したフライパンに、お肉を下に向けて焼き目をつけるのがポイント。
お肉の部分を下にして焼き上げると、ピーマンの色も形も綺麗に仕上がります。

一方のシラスは、そのまま食べても、大根オロシで食べても美味い食材ですが、あえてシラス入りのオムレツを調理します。
作り方はいたって簡単。卵をといて出汁で味を調え、その中にシラスをたっぷり入れます。
あとは普通のオムレツを作る要領で、フライパンにバターをまんべんなくまわして焼き上げます。シラス入りなので旨味も増して、カルシュームもタップリです。

GINZA と ん ぼ
富士子

朝顔が芽を出しました

2019-07-18 12:48:44 | 日記
朝顔や 一輪深き 淵のいろ=蕪村=

幕末の頃、ジャパニーズ・モーニングローリーの名でヨーロッパで流行したという朝顔。
その朝顔、入谷で開催された[朝顔市]は、今年は既に終えてます。
言い訳になりますが、連日の梅雨寒と雨天続きで、うっかり訪れること失念してました。
でも、昨年の朝顔市で求め育てた朝顔の種を、先週初めに植えたら、可愛い芽を吹き出しました。多分、真夏の盛りに花を咲かすことでしょう。楽しみです。

中国南西部やヒマラヤ山麓が原産地といわれる朝顔。
この朝顔は当初は種子を薬用に供していたそうです。
日本には、1200年前に遣唐使が持ち帰ったと伝えられています。
江戸時代以降、観賞用として広く栽培され、品種改良も盛んに行われたようです。
朝顔は毎年、七夕の時期に咲くことから、牽牛に因んで牽牛花とも呼ばれておりました。

今では、園芸用として進歩し、様々な色の朝顔が見られ、変化朝顔と大輪朝顔に大別されております。
私が育てているのは、自宅のベランダ。
毎朝、ジョウロで水をあげる毎に芽が大きくなってゆきます。
冒頭の与謝蕪村の俳句を選んでくれた俳句好きの常連客によると[朝顔]は秋の季語なのだそうです。
もともと秋の花としてイメージされていたためで、どうして?と尋ねる私に、常連客も、理由まで知らないそうです。

朝顔に つるべとられて もらひ水=千代女=

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富士子

南部鶏ササミのフライ

2019-07-16 13:56:17 | 日記
背戸の水 しろじろ暮るる 梅雨寒き=木歩=

冷夏冷害が心配される梅雨寒が続いています。
昨日夕方のテレビで、気象予報士が、6月末から7月の東京の日照時間は合計で僅か5時間だけと告げておりました。
野菜類の価格高騰など、現実に被害が生活に忍び寄っております。

長雨と低温をもたらしている原因は、今年は梅雨前線が本州南端に停滞し、そこにオホーツク高気圧の勢力が強く、北東からの冷たい風が吹き付けているためです。
この梅雨寒の気候は、少なくとも今週一杯は続きそう。梅雨明けが待ち遠しいばかりです。

岩手県の緑豊かな土地で、抗生物質・合成抗菌剤を使わず、自然由来の飼料だけで育てられたという[南部鶏]のササミ肉を購ってきました。
今夜はこのササミ肉をフライにして召し上がっていただきます。

南部鶏は、赤白混色で、祖父母にあたる原種鶏は、フランスの赤鶏。
コクが豊かで味を旨味があることで有名だそうです。
これに加えて、ミネラル豊富な水と、抗菌能力の高い納豆菌やハーブエキスで鶏の健康を保つなど、細心の気遣いで育てられております。

また、質の柔らかい脂肪をつくる効果のある中鎖脂肪酸を含むココナッツオイルを加える独自の工程、まろやかな食感を実現しています。
ササミ肉は、低脂肪で柔らかく肉質がとてもキメ細かくジューシーですよ。

GINZA と ん ぼ
富士子