とんぼ歳時記

ヘルシー家庭料理の店「とんぼ」のお知らせ

【花より団子の観桜会】

2016-03-28 13:28:26 | 日記
「花に嵐の」の例え通り、今日の東京は大気が不安定な天候。桜が開花してから花冷えの日が続いております。先週土曜日の夕刻に、私の地元の駒込に常連客の有志6名の皆さんに、私と直子ちゃんが集合して観桜の宴を開催しました。

駒込・染井はソメイヨシノの発祥の地。途中、三分咲き程度に開花した桜の花を眺めながら染井霊園に赴きましたが、花冷えの寒さにへき易し、予め予約していた和食料理のお店「松した」さんに直行。ここは隠れ家的な雰囲気を漂わせていて、地元でもお酒と料理が美味しいと評判のお店です。

花より団子の例え通りの宴となり、私と直子ちゃんは、自分を卑下して「今夜は私たち二輪の姥桜でガマンしてね!」と話すと、物識りの常連客が「姥桜というのは、本来の意味は年増の美人を形容する言葉だ!」と嬉しい解説をしていただき、座は一気に華やぎました。

「松した」さんで出されたお任せ料理は、竹の子の刺し身、鯨の刺し身や牛ステーキ等々、皆さんが「旨い!」と歓声をあげる美味しさで、各地のお酒との相性も抜群です。

そして昨日夕方に、母と二人で国の特別名勝「六義園」に赴き、ライトアップされた垂れ桜を鑑賞してまいりました。夜空に浮かぶ六義園のシンボルともいえる垂れ桜は、高さ約15m、幅が約20mあり、流れ落ちる滝のように咲く桜の花の美しさに見惚れてしまいました。

GINZA と ん ぼ
富士子

桜開花して「とんぼ」は…

2016-03-22 14:34:23 | 日記

昨日、東京の「桜開花」が気象庁から発表になりました。今日も春の暖かさが続き、桜の開花もさらに進みそうです。

今度の週末に、常連のお客さまたちと、私と直子ちゃんの地元でもある桜の名所「飛鳥山公園周辺」を訪ねて “ 花を愛で、花に遊び、花の下にて、酒に酔う ”という趣旨で「観桜の宴」を予定しています。が、私を含めて皆さんは、完全に花を愛でるより「酒に酔う派」のようです。

さて、4月15日(金)には「とんぼ開店8周年」となる記念の日を迎えることとなりました。無我夢中、あっという間に8年の月日が流れた、というのが実感です。こうして無事に記念の日を迎えられるのも、皆さまのご愛顧のお陰と心から感謝いたしております。

8周年の「八」は、末広がりを意味し幸運の数字と言われております。また、日本では古来より八の字は数の多い例え八島、八雲、八百八橋、八百八町、八重桜等々縁起の良い聖数として尊ばれていたようです。

これからも、この幸運の「八」の字にあやかり、皆さまの憩いの場づくりに邁進する決意です。

来る4月11日(月)~15日(金)までの5日間を、開店8周年を迎えたご報謝として、お一人様8千円のお値段で、富士子特製の「春のお任せ料理」と、日本酒、生ビール、ウィスキー、焼酎(芋・麦)等を飲み放題とさせていただきます。

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富士子

銀座に大型立ちネブタ展示

2016-03-17 13:42:59 | 日記
ポカポカ陽気のお彼岸の入りになりました。有楽町の駅を降りて店に向かう途中、何気なく数寄屋橋交差点のソニービルを眺めてビックリぽん!です。

何と、青森・五所川原の大型立ちネブタが展示されてました。作業中のスタッフに伺うと、正式展示は明日18日(金)から21日(月・祝)までの4日間とのことです。26日の北海道新幹線の開業を前に、青森津軽半島に観光客誘致のため、特別に製作された新作だそうです。

立ちネブタは「義経北行伝説・青森~函館を翔(かけ)る」で、ソニービルの外壁一杯に展示されています。高さは23mも。山手線の電車の中からも見えるとか。明日18日夜には点灯式が行われ、立ちネブタは絢爛豪壮、華やかに銀座の夜を彩ります。

この立ちネブタを、数年前の夏、私と直子ちゃんと青森出身のお客様に案内されて観覧したことがあり、その時の感動が蘇ってきました。そう言えば、津軽半島突端の龍飛岬の手前の三厩(みんまや)の集落には、義経寺(ぎけいじ)というお寺があります。その昔、源義経一行が、この場所から対岸の蝦夷地に渡ったと伝えられています。

展示の期間中、笛、鉦、太鼓のネブタ囃子に合わせてネブタの廻りを跳人(はねと)が踊るそうです。

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富士子

【寒い夜は温かとん汁を】

2016-03-14 13:32:51 | 日記
ここ数日、お天気は急に真冬並みに戻り桜の開花も足踏み状態。特に今日は朝から冷たい雨に降られ、気持ちも湿っぽくなりそうです。

こんな寒い夜は、まず胃袋からしっかり温まる煮込み料理がピッタリです。今夜は富士子風「とん汁」を誂えました。野菜タップリ。食物繊維も豊富で、そして低カロリーです。

「とん汁」の具材は、豚肉のこま切れ、ネギ、大根、ニンジン、里芋、ゴボウ、こんにゃく、豆腐をだし汁で煮ます。富士子風「とん汁」のポイントはごま油。まず豚肉のこま切れごま油で炒めます。ごま油が隠し味となり、風味が良くなり味噌が少な目でも美味しく、減塩効果もあります。

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【竹の子料理】

2016-03-10 14:31:37 | 日記
気温が上がったり下がったりと、三寒四温の気候を繰り返し、季節は確実に春に向かっております。近所の八百屋さんの店先に早堀りの竹の子が並び始めましたので購ってきました。

九州は熊本産の竹の子です。竹の子は「筍」とも書きますが、俳句では夏の季語。食用の竹の子は、孟宗竹や淡竹(はちく)等があります。食べ頃の旬は、季語通り晩春から初夏。早堀りの竹の子は、地面に僅かに頭を出したを採取します。最も早生の竹の子は、肉厚で柔らかく、歯あたりも良く美味です。

俳句好きの常連客から、奥の細道で有名な俳聖・松尾芭蕉翁も竹の子を題にした句を詠んでいると、メールで件の句を送ってくれました。
「 たけのこや 幼き時の 絵のすさび」=芭蕉=という句です。

今夜は、この竹の子を用い私の得意のレシピ「竹の子ごはん」と、新じゃがとフキの煮物を誂えました。竹の子の新鮮な味を生かすため、出汁を効かせて薄味に調理しました。

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