とんぼ歳時記

ヘルシー家庭料理の店「とんぼ」のお知らせ

【酉の市・二の酉宵宮】

2014-11-25 13:15:56 | インポート
【酉の市・二の酉宵宮】
【酉の市・二の酉宵宮】
先週金曜の夜、店を終えてから浅草・鷲神社で開催の「酉の市」に赴きました。店の直子ちゃんと4名の常連のお客さまと一緒です。今年の酉の市は二の酉まで。私たちが訪れたのは、前日の宵宮です。

明日からは今年最後の三連休ということと、初冬の夜にしては暖かい気候の影響か、縁起熊手屋が建ち並ぶ境内は、参列客で大賑わいでした。 俳人・高浜虚子が酉の市を詠んだ句 “人なみに 押されてくるや 酉の市”と同じ情景です。

私たちは、毎年縁起熊手を購う熊手屋「錦徳」さんの店で、親父さんと値段の駆け引き交渉を行い、値切った金額をそのままご祝儀に手渡すという、江戸の昔からの小粋な風習を真似て購いました。その後、親父さんと店の若い衆と一緒に開運・商売繁盛を祈願する三三七拍子の手締めを行い、年の瀬の行事を堪能いたしました。

宵宮が行われた21日は、衆議院が解散されました。選挙は、安倍内閣が推進する経済政策「アベノミクス」の是非が争点となるようですが、 景気が上向いている、という実感は 何もありません。 是非、巨大な縁起熊手で好景気を引き寄せて欲しいものです。

GINZA と ん ぼ
富士子


【紫花豆の新豆】

2014-11-20 15:23:03 | インポート
【紫花豆の新豆】
私がお世話になっている近所の八百屋さんは、群馬から来ていて、主に群馬県産の農作物を取り扱っております。今日は、お店の親父さんに薦められて「紫花豆の新豆」を買い求めてきました。

群馬県片品村で収穫したものです。今年の新豆は、かなりの大粒揃い。「紫花豆」は、元々から群馬県の高原で栽培されていたそうで、主な生産地は群馬県、北海道などです。産地の朝と夜の寒暖の温度差が、煮豆にした時、ほっくりした味の濃さに育ててくれます。

気掛かりは「紫花豆」は生産料も少なく、年々作付け面積も減少傾向にあることです。「紫花豆」は、非常に背が高く成長するため、一本、一本に支柱を立てて支える手間が必要です。こうした手間のかかる豆の育成が、農家の高齢化の波で敬遠されてるようです。

今日購った「紫花豆」は、新豆ですので、豆戻しも一時間ほど水浸けするだけでOKです。この後、圧力鍋で煮込みます。新豆ならではの風味を楽しんでいただくため、甘さを控え目に甘辛煮にします。料理の箸休めに ご堪能ください。

GINZA と ん ぼ
富士子


【ミキモトのクリスマスツリー】

2014-11-17 11:07:43 | インポート
【ミキモトのクリスマスツリー】
銀座・中央通りミキモト本店のジャンボクリスマスツリーが、今年も華やかに煌びやかに点灯されました。 ミキモトのクリスマスツリーは、銀座の街の風物詩として長年親しまれてきましたが、ミキモト本店建て替えにともない今年が最後の展示になるそうです。

LEDライトを多用したクリスマスイルミネーション全盛の中にあり、ミキモトのクリスマスツリーは本物のもみの木を使った正統派。今年も北海道から根付きのまま運んできた高さ10メートルもみの木を設置しております。

ミキモトのクリスマスツリーの今年のテーマは「つなぐ」。いまと未来をつなぐ-。心と心をつなぐ-。 マルチカラーのLED6500個が荘厳な姿のもみの木を囲みカラフルに瞬いています。

私も、ミキモトのクリスマスツリーも今年が最後と聴いて、点灯初日の夜伺いました。大勢の道行く人達が歩みを止めて写真に撮ったりして名残りを惜しんでおりました。 華やかに点滅するイルミネーションに、一抹の寂寥感がこみあげてきました。

GINZA と ん ぼ
富士子


【玄米ごはん】

2014-11-12 15:08:14 | インポート
【玄米ごはん】
今夜は、ちょいと大げさですが、私が標榜するヘルシー家庭料理の究極のレシピに挑戦してみました。知り合いの銀座のママさんから頂戴した福井産の玄米を炊きあげた「玄米ごはん」です。

玄米は精米する前のお米。精米の過程で、ビタミンB1をはじめとするビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素を豊富に含んだ糠(ぬか)や胚芽を削り落としてしまいます。 ここ数年来、玄米ブームが広まっているのは、玄米の栄養価が健康・美容の側面から見直されたことによります。

実際、玄米は人が健康を保つに必要な栄養素が配合されているそうです。中でも “フィチン酸” を多く含んでおります。フィチン酸は、体内の解毒作用、排出機能に優れ、デトックス効果が期待されています。白米と比較しても、炭水化物が少なく低カロリーです。

私が初めて挑戦する「玄米ごはん」を炊きあげるため、昨夜から長時間玄米を水に浸しておきました。そして水加減を整え、圧力鍋で炊きあげます。 「玄米ごはん」は、白米よりも歯ごたえがあるため、必然的に咀嚼回数も多くなり、健康面でもプラス。 ご希望はお客さまには、お粥や焼おにぎりにしておだしいたします。

GINZA と ん ぼ
富士子


【おでん再開しました!! 】

2014-11-06 14:28:58 | インポート
日増しに肌寒くなりました。「とんぼ」では、今週から「おでん」を再開しました。秋も深まる頃から常連客に「おでんはまだ?」との問いかけが複数ありました。その声に応えての復活です。

お客さまも「おっ、おでんだ!!」と言いながら、着席と同時におでん鍋を覗きながら「ダイコンとこんにゃくとコンブ」などと、自分の好みのネタを注文をして、美味しそうに召し上がってくださいます。

コンビニでも人気のある「おでん」の売れ行きランキングのベストスリーは、1位ダイコン、2位タマゴ、3位シラタキの順だそうです。「とんぼ」での人気も、ほぼ同じです。

おでんの語源は、室町時代に生まれた味噌を塗って焼いた「豆腐田楽」だったそうです。今の煮込みおでんは、江戸時代「串刺しこんにゃく」を煮込んだのが始まり。それが時を経るごとにダイコンやハンペンが加わり、今の豊富なおでんダネに繋がっているようです。

私も、再開のおでんに新しくタネを 追加しました。群馬県産のサトイモと、自家製サツマアゲ(具は、日によって違います)の二種類です。幸いお客さまからの人気も上々です。 秋の夜長、白い湯気のたつアツアツおでんは、身体も温まりお酒も美味しくすすみます。

GINZA と ん ぼ
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