とんぼ歳時記

ヘルシー家庭料理の店「とんぼ」のお知らせ

千葉産の梨・幸水

2018-07-30 13:56:35 | 日記
変な例え話しで恐縮ですが、まるで認知症の高齢ドライバーが、高速道路を逆走するように、台風12号が関東地方をかすめて東から西に通り過ぎて行き、鹿児島の南方海上で停滞しているようです。
このような台風の動きは観測史上初めてとか。
気象庁もマスメディアも、そして私たちも戸惑い、翻弄し続けた台風です。

近所の八百屋さんで美味そうな梨を購ってまいりました。
千葉県産[幸水]という品種です。
今年は収穫前の好天続きで、太陽の光をタップリ浴びて糖度も高く梨の出来映えも上々。甘さも最高です。

千葉県は、梨を栽培するに土壌、気象条件ともに恵まれた適地。
三方を海で囲まれた温暖な気候のため、関東地方で最も早く花が咲き、収穫時期も早くなります。栽培面積、収穫量、産出額とも日本一。
千葉県で栽培される梨のルーツは江戸時代まで遡るそうです。
今の市川市八幡地区で、川上善六氏が、殖産振興に熱心に取り組み、この地区の土壌に最適な作物として梨を選んだと伝えられております。

今日買い求めた[幸水]は、最も人気のある品種。
菊水と早生幸蔵との掛け合わせで生まれ、二つの品種から一文字ずつとって命名されたそうです。果肉は緻密で、柔らかく、甘味が強いのが特徴です。

GINZA と ん ぼ
富士子

大山・阿夫利神社山開き

2018-07-27 12:06:42 | 日記


台風12号が強い勢力のまま関東地方を直撃するようです。
大雨、地震、台風と日本列島は[災害列島化]しているのか心配です。

今日7月27日は、神奈川・伊勢原市にある大山・阿夫利神社で山開きの神事が開催されています。
同神社の信者の主力講である日本橋[お花講]の一員として、朝一番の電車に乗り駆けつけています。
お店の常連客で、お花講の代表の大野さんとのご縁で参加させていただきました。

大山・阿夫利神社の山開きは、神事の後、神社本殿の斜め後ろの登拝門の扉門の鍵を開けることから始まります。
登拝門の鍵は、代々[お花講]の代表が預かるという大事な役割を担っております。
お花講の主要メンバーは、前夜から泊まり込み今日の神事に備えておりました。

登拝門の扉を開けると、お揃いの半纏や白装束に身を包んだお花講の皆さんを先頭に[散華、散華六根清浄~]の掛け声を連呼しながら山頂目指して登ってゆきます。
因みに、年配の人が、立ち上がる時や、物を持ち上げる時に発する[ヨイッショ!][ドッコイショ!]の掛け声は[六根清浄]が音弁化して今にいたる、と常連のお客さんから伺ったことを思い出しました。

大山・阿夫利神社は、二千二百年前の開山と伝えられており、古くから相模の国はもとより関東総鎮護の霊山として海洋の守り神、大漁の神、山野の豊作を司る山岳信仰の中心として栄えております。

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富士子

途中下車の旅・砂町銀座通りへ

2018-07-23 12:20:33 | 日記
今日の東京は、今年最高の暑さになるという予報で、既に朝の8時には都心の温度は30℃を超えたそうです。
今日ほどではありませんが、昨日の日曜日、母と直子ちゃんの三人で、
前から行きたかった、江東区にある[砂町銀座商店街]に出かけました。

猛暑の中の行動に、常連のお客さまからは[酔狂の沙汰!]と批判されましたが、私と直子ちゃんの目論見は、徳光和夫さんが出演している人気番組の[路線バスで寄り道の旅]を真似ての企だてです。
暑さ対策を万全に、全行程はバスとはまいりませんでしたが、飛鳥山から都営バスで大塚駅まで。大塚から都営地下鉄に乗り換えて西大島駅まで。ここから都営バスで砂町銀座商店街入り口で降りました。

東京の西と東。同じ下町の商店街ですが、似たような空気と別な顔とが同居していて独自の雰囲気がありました。
商店街で、私の大好きな[豚レバー]の串焼きと、アツアツのおでんを買い食いしました。
汗をかきながら、炎天下での熱いおでんの味もまた格別でした。

帰りはバスで錦糸町まで。バスを乗り継いで大塚駅へ。大塚からは都電で飛鳥山まで帰ってきました。
利用した交通機関は全て都営。
都営の一日乗り放題パス700円を利用して、徳光さんと同じ気分を味わった都営交通途中下車の旅でした。

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富士子

山芋とオクラのグラタン

2018-07-19 14:37:39 | 日記
猛暑お見舞い申し上げます

異常を通り越した想像を絶する猛烈な暑さが続いています。
気象庁からは東日本から西日本にかけて40都府県の広範囲に、高温注意情報を発表しています。皆さまも暑さ対策に充分お気をつけてください。

こうも暑いと料理にも、サッパリとして食べやすく、夏バテ予防のスタミナ効果のある食材探しに腐心します。
明日20日は土用の丑の日。
平賀源内が土用丑の日に[ウナギ]の張り紙をしてから夏バテ予防に栄養豊富なウナギを食することが定着しました。が、シラスウナギの不漁から、今やウナギは簡単に食べられない状況にあることはご承知の通りです。

そこで富士子が、見つけた食材は山芋とオクラです。この山芋とオクラでグラタンをあつらえてみました。
山芋を食べると元気になるといわれる山芋は中国では[山の薬]、日本では[山のウナギ]と呼ばれるくらい様々な栄養素が含まれ健康作用抜群の食材です。
具体的には、非必須アミノ酸で疲労回復効果のあるアルギニン。
新陳代謝アップに効果のある消化酵素アミラーゼ、老化予防に効果のある山芋のネバネバ成分ムチンなどです。
さらには、亜鉛、カリウム、鉄などのミネラル成分も豊富。ビタミンB群、ビタミンCも含まれています。

富士子風[山芋とオクラのグラタン]は、まず山芋を擦ってから出汁を加えます。
それにサイコロ状にカットした山芋とオクラをバターで炒めます。器に擦った山芋に、サイコロ状の山芋とオクラをのせてチーズをかけてオーブンで焼いて出来上がりです。
山芋のトロリとしたネバネバ感と、ちょっぴりホクホク感のある山芋の食感を楽しめます。

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富士子

赤茄子の田楽

2018-07-17 14:42:29 | 日記
昨日は、岐阜県で39℃超えな猛暑を観測するなど、日本列島は連日記録的暑さに見舞われております。
この猛暑は、少なくとも今週末まで続きそうな予報です。猛暑の疲れも溜まり、体が暑さに対応できなくなり、食欲減退などの症状も出始める頃です。
こんな時こそ、食事もバランス良い摂取を心がけ、水分補給も怠りなく体力をつけておきたいものです。

近所の八百屋さんで、熊本の夏の伝統野菜[熊本赤茄子/ヒゴムラサキ]を購ってきました。
この赤茄子は、大正時代から栽培されていたもので、農家毎にバラつきのあったものを選りすぐり、県の農業研究センターが[ヒゴムラサキ]という品種に改良しブランド化したものだそうです。

この[ヒゴムラサキ]は、栽培の手間暇や果実が柔らかいため、流通面でも細心の注意が必要で、一本あたりの価格も普通の茄子に比べて割高です。
[ヒゴムラサキ]は、非常に長く、太く大きいので食べ応えは充分です。大きいもので30cmもあります。触ると少し柔らかい弾力を感じ、アクは少なく、柔らかでジューシーな味わい。ほんの少しの甘味もあります。

今夜は富士子風に、この[ヒゴムラサキ]で、茄子の田楽を作ってみます。
厚目の輪切りにして、タップリの油で焼いて、味付けは、甘辛味噌をのせて、お出しします。
暑い夏は食欲も減退気味です。サッパリした茄子の田楽をお楽しみください。

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富士子