とんぼ歳時記

ヘルシー家庭料理の店「とんぼ」のお知らせ

: 【 箸休めの柿 】

2019-11-28 14:40:55 | 日記
> 柿くへば 鐘がなるなり 法隆寺 ー は余りに有名な俳人・正岡子規の詠んだ句です。
> 他にも子規には柿に因んだ句があるそうで、俳句好きの常連客からは
> 三千の 俳句を閲し 柿二つ=子規=
> という句が送られてきました。
> 柿好きの子規が、多くの投句稿を選び終えてホッと一息をつぎ、柿を二個食べた様を詠んだ句だそうです。
>
> 日本で古くから栽培されている果物は柿。
> 初冬の霜が降りる頃、葉が落ちた樹の上の赤色に熟れた柿は、農村の原風景ともいえる美しさです。
> 昔は全て渋柿だったらしく、酒樽に入れて渋を抜いたり、串柿、吊るし柿に加工して食べておりました。
>
> 甘柿が現れたのは鎌倉時代だったそうです。
> 柿には、栄養が豊富に含まれており、[柿が赤くなれば、医者が青くなる]といわれるほど栄養価の高い健康食でもありました。
> 体内の塩分を排出するカリウムと、ビタミンA、C、ペクチン、βカロテン、リコピンなどです。中でもビタミンCは柿1個で、一日の必要量をまかなえるほど。
>
> 二日酔い予防にも効果があるといわれる柿。[とんぼ]では、この柿を今夜のお客さまの箸休めにデザートとしてお出しいたします。
> 茨城産の柿を購ってきました。
>
> GINZA と ん ぼ
> 富士子

: 【 年末年始のとんぼ 】

2019-11-25 16:35:07 | 日記
> 年忘れ 最も老を 忘れけり=風生=

> 年忘れ 集い別れし 過去未来=友次郎=

> 後五日で12月。師走です。
> 年末にあたり、互いに一年の労苦を忘れ、無病息災を祝い新しい年への活力を誓う忘年会のシーズンでもあります。
> 一説によると[年忘れ]=忘年会の始まりは室町時代からのようです。
>
> [とんぼ]では、忘年会のシーズンにあたり、格安のお値段で予約を承っております。
> ご希望の価格や料理の内容についてもお気軽にご相談ください。
> また、お好みのワインや日本酒などの持ち込みも相談させていただいております。
>
> 友人知己、職場の先輩、同僚など一夜会席しての年忘れ。思えば令和の時代も内外に様々な出来事がありました。
> 一年の労苦を忘れ、新しい年の無事を互いに祈る忘年会。お待ちいたしております。
>
> GINZA と ん ぼ
> 富士子

: 【 ボージョレ・ヌーボー解禁 】

2019-11-21 13:49:35 | 日記
> 乳房あらはに 採りし葡萄を 醸すなり=青々=

> 今日11月第3木曜日は、フランス産の新酒ワイン[ボージョレ・ヌーボー]の解禁日です
> 今年は産地フランスが天候不順で収穫量は減ったが、葡萄の熟成がすすみ[濃厚な味わいに仕上がっている!]とのことです。
>
> [とんぼ]でも、ボージョレの解禁に備えて新酒ワインを仕入れています。
> これに先立って11月3日には[山梨ヌーボー解禁まつり]に、お店のワイン好きお客さまたちと山梨・勝沼を訪ねて大いに新酒ワインを堪能してきたばかりたです。
>
> 成熟した葡萄を収穫して、その果実を圧して潰し搾った汁液を適度な温度で醗酵させて醸すワイン。
> できたての新酒ワインならではのルビーのような赤い色と、フレッシュな果実味のような甘い香りと、渋味と酸味が抑えられた飲みやすい味です。
>
> GINZA と ん ぼ
> 富士子

: 【 ギンナンの実 】

2019-11-19 16:10:43 | 日記
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> 銀杏を 焼きてもてなす まだぬくし=立子=

> 明治神宮外苑の銀杏並木で[神宮外苑いちょう祭り]が開催されています。
> 並木の銀杏も、少しづつ黄色に染まってきております。真っ黄色に染まる見頃は今月下旬から12月初旬。晩秋の風物詩として早朝の並木には、ギンナン拾いの人々が訪れています。
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> 東京都のシンボルマークにもなっている銀杏は、活きた化石と呼ばれるほど世界古来の樹木。
> 日本の各地で見かける樹木で、如何にも広葉樹に該当しそうですが、実に特殊な針葉樹なのだそうです。
> 銀杏の実のギンナンは、堅い外皮の下に胚乳(はいにゅう)があります。これを焼いたり、茶碗蒸しの入れたりして食します。
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> 知り合いからギンナンをいただきました。
> このギンナンを炒って、お酒の肴として提供させていただきます。ギンナンを炒るときは、火力を調節できるので、フライパンが便利。ゆっくりと加熱することで、実も固くならず、プニュとした食感に仕上がります。
> 炒る前に、ギンナンのつなぎ目部分を銀杏割り器で軽く、パカっと割れる程度に叩きます。フライパンに入れたギンナンと塩を、中火にして炒り、ギンナの割れ目が広がり、中身が透き通ったヒスイ色になったら出来上がりです。
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> ギンナンには、マグネシウムやリン、鉄など、骨の形成に欠かせないミネラルを含む栄養価の高い食材。
> 中国や日本でも、民間療法として咳・痰や夜尿症にも効くといわれてきました。
> またギンナンは非常に季節感が強く、一粒摘むだけで秋の終わりを感じさせてくれます。
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> GINZA と ん ぼ
> 富士子
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: 【 富士子風 春巻きレシピ 】

2019-11-14 13:26:50 | 日記
> 春巻きは、立春の頃、新芽の出た野菜を具にして作られたことから[春巻き]と名付けられ中国・点心料理を代表するものです。
> 春巻きという名は中国の元代より以前にイスラムから由来したともいわれる古いレシピです。
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> その春巻きは、東南アジアや日本、アメリカなど英語圏にも広がり、春巻き=スプリングロールは、今や世界の家庭料理として定着しています。
> 春巻きのバリエーションの多さは数え切れないほど。お国柄、地域、風土によって使用する食材、調理法も様々です。
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> 最近、私が作る家庭料理の中でお客さまに評判のレシピが、富士子風[サッパリ春巻き]です。
> 使用する具は、ササミ、ピーマン、タマネギに今日はモヤシも入れてみます。具を細切りにして炒めます。片栗粉をチョット混ぜてトロ味をつけるのがポイント。
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> これらの具材を春巻き用の皮で包み、多目の油で焼き揚げます。
> 春巻きは皮がパリっと揚がるのが美味さの条件です。最初は低温で揚げ、再度温度を高めして揚げるのがコツです。
> 富士子風春巻きは、サッパリ味の春巻きです。
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> GINZA と ん ぼ
> 富士子
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