とんぼ歳時記

ヘルシー家庭料理の店「とんぼ」のお知らせ

品川宿場祭り・花魁道中

2014-09-29 11:32:24 | インポート
品川宿場祭り・花魁道中
まだ訪れた事の無い街を探訪するのが休日の秘かな私の楽しみ。先週の土曜日、好天気に誘われて、気分転換と健康増進を兼ねて品川に訪れました。

品川は、東海道五十三次の最初の宿場街。第一京浜国道から一筋海側に旧東海道の風情ある街並みが続いています。訪れた日は「しながわ宿場祭り」の開催中でした。

旧街道に沿った北品川本通り商店街から、青物横丁商店街までの約2キロに渡って焼き鳥などの出店が並び、大勢の人たちで賑わっておりました。宿場祭りでは、マグロ解体ショーの実演や、北海道から九州までの各地の名産品、郷土料理の試食販売や猿廻しの芸、ライブコンサートなどのイベントが盛り沢山でした。

宿場祭りのメインイベントは「花魁道中」です。江戸時代の品川宿は遊廓の多さでは街道一の賑わいで、遊女たちのトップに君臨したのが花魁だったのです。花魁たちにお座敷がかかると、そのお座敷までの道のりを振り袖新造、禿と呼ばれる女の子、大きな紅傘をさす男衆、花魁に肩を貸す男衆を従えてゆっくり歩くのが花魁道中。花魁は特殊な高下駄を履いて歩きます。花魁の独特の歩き方は「外八文字」と言うそうです。下駄を前に運ぶとき、外側に弧を描くように動かします。

花魁道中を観覧して、何か江戸時代にタイムスリップしたような感覚に包まれた感動の時代絵巻でした。 花魁道中が通るまで、飛び込みで入った料理屋さん当り。何を食べても美味しく、宿場祭りも一層愉しく感じた一日でした。

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【栗ごはん】

2014-09-22 15:01:58 | インポート
【栗ごはん】
大粒の実。厚みがあり丸みの形状。黒みのある焦げ茶色。そして濃厚な甘味。群馬県産の「利平栗」を八百屋さんに奨められ購ってきました。

利平栗は、大粒で栗本来の甘味が特長の品種。一本の木に少ししか実がなりません。また限られた環境でしか育たず、栽培法や管理が難しいため、幻の栗とも言われていて、生産量は国産の栗の僅か6%だけとか。

利平栗の美味しさは、市場関係者や料理人がパティシエの間でも高く評価されているそうです。 そこで今夜は、希少な利平栗を使った私の得意な料理「炊き込みご飯」を誂えました。

まず、熱湯につけて皮を柔らかくした栗を、皮剥き器で外皮(鬼皮)と内皮(渋皮)を剥きます。この栗の皮剥きはかなり大変な作業。直子ちゃんにも手伝っていただき、助かりました。剥いた栗の実を、予め用意した昆布・鰹だし薄口醤油で味付けした汁とお米と切った栗をいれて炊きあげました。

秋の味覚タップリの「利平栗の炊き込みご飯」。ちょっぴり贅沢で美味しい栗ご飯をおためしください。クセになる旨さです。

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【野菜たっぷりの豚汁】

2014-09-18 13:55:40 | インポート
【野菜たっぷりの豚汁】
日増しに秋の気配が色濃くなり、日中は晴れても爽やか。夜には気温も下がり、かすかに肌寒さを感じる日もあります。

こんな時期、そろそろ鍋料理や、温かい汁物が恋しくなります。そこで、秋から冬に向けて「とんぼ鍋料理・汁料理」の第一弾は「野菜たっぷりの豚汁」を誂えました。豚汁の具は、豚肉、じゃがいも、大根、ニンジン、ゴボウ、ネギ、豆腐、コンニャクです。味付けは味噌味です。

野菜たっぷりの豚汁です。 手順は、野菜類をイチョウ切りにして、こんにゃくを一口サイズにちぎります。だし汁に大根、ニンジン、ゴボウ、じゃがいも等を入れます。

野菜が柔らかくなるまで中火で煮ます。その後、味噌を溶かし入れます。味噌の香りが飛ばないように、沸騰させないのが富士子流美味しい「豚汁」づくりのコツ。豆腐と小口切りにしたネギは最後に入れます。

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【梨狩りバーベキューパーティ】

2014-09-15 12:24:40 | インポート
【梨狩りバーベキューパーティ】
【梨狩りバーベキューパーティ】
【梨狩りバーベキューパーティ】
秋晴れの好天に恵まれた昨日、お店の常連客の皆さんと、私と直子ちゃんなど15名が参加して「梨狩りバーベキューパーティ」を楽しみ、堪能しました。

場所は、春日部市内牧・大晴農園の梨畑。店の常連客斎籐さんの実家です。東京ドームの4倍もある広大な農園です。梨畑には、斎籐さんと奥さまが予めシート、テーブル、バーベキューセット、生ビールサーバーなどが備えられておりました。

パーティには、日本料理の板前・和田さんも参加しており、バーベキューの食材を、鮮やかな包丁さばきと下拵えに本職の技を披露してくれました。焼き奉行は3名。自発的に奉行を志願するだけあって、牛肉(隠岐牛)、牛タン、豚肉やサンマ、たらば蟹、野菜類を次々と程好い加減で焼いてくれました。

場所よし、天気良し、料理良し、お酒良し、賑やかで、和気あいあいの一日でした。パーティの締めのデザートは、頭上の梨の樹から摘んだ今が旬の、瑞々しく甘い「豊水」。パリパリと噛み心地も良く美味しく頂戴いたしました。

斎籐さん、奥さまお世話になり、ありがとうございます。

GINZA と ん ぼ
富士子


キノコの炊き込みご飯

2014-09-11 18:56:53 | インポート
キノコの炊き込みご飯
篠つく雨の風情を通り越し、昨夜から今日にかけて東京は土砂降りの豪雨です。北海道・札幌周辺には特別大雨洪水警報がだされていて、一瞬、先月の広島市の豪雨災害と重なってしまいます。何事も被害のないことを祈るばかりです。

この時期、一雨毎に気温も下がり秋の気配も濃くなります。八百屋さんの店先にも、秋の味覚が並んでいます。そこで今夜は、私の得意の献立の一つである「キノコの炊き込みご飯」を賄います。

炊き込みご飯は、五目ご飯、五目飯とも、関西ではかやくご飯とも言うお米を使った代表的料理。ご飯を炊く時、具をお米と一緒に炊き込んで作ります。ご飯が出来上がった際に食材を混ぜこむのが混ぜご飯です。

私が作るキノコの炊き込みご飯には、シイタケ、シメジ、エリンギ、ごぼうに、油揚げを細かく切り刻み、鶏肉を混ぜて、炊飯時にコンブ、カツオブシ の出し汁に、醤油で味付けします。

キノコ類を、お米と一緒に炊き込むことでキノコのエッセンスが全てご飯に染み込むため、ヘルシーで手軽に秋の味覚を楽しめます。

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