とんぼ歳時記

ヘルシー家庭料理の店「とんぼ」のお知らせ

今日は野菜の日です

2015-08-31 13:18:46 | 日記
この一週間は、とても8月に気温と思えない肌寒い日が続いています。
日本列島に停止状態で横たわる秋雨前線の影響だそうです。猛暑も嫌ですが、突然の10月中旬並の気候。
体調管理に充分ご注意ください。

今日の朝日新聞朝刊を開いてビックリしました。カラー両面の見開きで全農が人工衛星から撮ったと思われる日本列島に野菜満載のショットを掲載しております。今日8月31日は「野菜の日」です。全国成果物商業協同組合連合会をはじめ関係9団体が昭和58年に制定した記念日だそうです。

消費者の方々がもっと、野菜について興味と関心をつよめてもらいたいという主旨から【 や(8) さ(3) い(1) 】の語呂合わせで「野菜の日」が誕生いたしました。

天候不順なこの時期は、夏バテ症状などで食欲も減退気味の方も多くなります。こんな時こそ野菜をタップリ摂って体力を回復してほしいと願っております。

今夜から暫くの期間は、富士子スペシャル「野菜料理」の提供に注力いたします。キュウリ、茄子、トマト、カボチャ、冬瓜、枝豆、ニラ、大葉の夏野菜には、カロチン、ビタミンAやCが豊富に含まれており、栄養価も高く、疲労回復に役立ちます。

お客さんのお好みに合わせて、野菜の組み合わせ、味付け、調味料、ガーリック使用の有無などお好み通りに調理させていただきます。お気軽にご用命ください。

GINZA と ん ぼ
富士子

【山形・だだちゃ豆】

2015-08-27 14:26:15 | 日記
この二、三日、メッキリ朝夕の気温が秋らしくなりました。が、まだまだ生ビールの人気が続いています。生ビールと云えば、お摘まみの「枝豆」は切り離せない間柄。

その枝豆の産地も、関東地方から北上し、今は山形・鶴岡地方で獲れた「だだちゃ豆」が旬です。その「だだちゃ豆」を仕入れてきました。だだちゃ豆は、普通の枝豆よりは小粒です。甘味が強く、香りが豊かなのが特長で、だだちゃ豆を茹でていると、香ばしいかおりが、辺り一面に漂います。

だだちゃ豆の名前の由来は、鶴岡地方の方言で、父親のことを「だだちゃ」と呼称し、江戸時代、庄内藩の殿様が献上された枝豆を「この枝豆は、どごのだだちゃが作った豆だや?」と尋ね、それ以来「だだちゃ豆」と呼ぶようになったとか。

「だだちゃ豆」の形状は、さやの表面が茶色の毛でおおわれ、くびれが深く、普通の枝豆が一つのさやに3個の豆が基本なのに、だだちゃ豆は2個入りで、ふっくらしています。

噛めば噛むほど味わいの増す凝縮されたコクと甘味の「だだちゃ豆」。他の枝豆と一味も二味も違う風味は、庄内地方の気候風土にマッチしていて、朝夕の寒暖の差によります。

さらに、デザートとして同じ山形・尾花沢産の「スイカ」も購ってきました。四方を山々に囲まれ、気候と風土が、スイカの栽培に適している「尾花沢スイカ」は、シャリっとみずみずしく、爽やかな甘さが特長です。

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富士子

【秋の味覚サンマ】

2015-08-25 11:38:27 | 日記
24節季の処暑が終った途端、東京の朝夕は秋らしい気温となり、めっきり凌ぎやすくなりました。お客さまの中にも、昨日の朝は熟睡できたという方も。

そして、魚屋さんの店先にも秋の味覚の王者「サンマ」が並んでいました。北海道釧路産のものです。地元の漁船が北海道・根室沖で獲ったもの。今年の漁獲量は昨年の3倍以上。魚体も一匹約170g前後の大型です。肉厚で脂ものっていますよ。

今年のサンマ漁は、日本の遥か彼方の太平洋上で、大型の外国漁船集団の乱獲で、日本の沿岸に到達する魚群数が激減すると懸念されておりました。価格の安い庶民の味「サンマ」が健在で一安心です。

夏の疲れが残るこの時期に食べる「サンマ」には、秋の味覚として、ただ美味しいだけでなく、健康によい栄養素が多く含まれております。他の青魚と同じく血液をサラサラにするEPAと、脳の栄養素として有名なDHAが豊富です。体内の悪玉コレステロールを減らす作用も。サンマに含まれるアミノ酸は、体内に吸収されやすい良質なもの。他に血液の循環を良くし、貧血を予防したりするビタミンB2、ビタミンA、カルシウム、鉄分等も。

代表的な「サンマ塩焼き」を大根オロシと食べるのが定番。でも前述の栄養素は、身の部分より内臓に多く含まれております。苦味がある内臓を中和してくれるのが大根オロシ。また、大根オロシにはタンパク質を分解する酵素が入っているため、消化を助け、ビタミンや鉄分の吸収をしやすくしてくれます。

「サンマ塩焼き」に「大根オロシ」の絶妙な組み合わせ考えた先人の創意工夫の生活の知恵に脱帽です。

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ホタテ貝柱炊き込みごはん

2015-08-20 15:03:03 | 日記
しみじみと、料理の出来映えは、新鮮で品質の良い食材が決め手 - と、いうことを、私の得意料理の一つである炊き込みごはんをあつらえてみて実感しました。

青森・陸奥湾産「ホタテ干し貝柱」を素材にした「たき込みごはん」です。陸奥湾産のホタテ貝を、薄塩でじっくり煮込み、約2週間天日にさらして熟成干しあげたものです。

陸奥湾のホタテ貝は、養殖ホタテの水揚げが日本一。旨味成分のグリコーゲンの含有量が、他の産地より多く含まれるているそうです。下北半島と津軽半島に囲まれた陸奥湾は、プランクトンが豊富でホタテ貝の生育に最適の環境。

こんな良質の食材「干しホタテ貝柱」を手にした私のすることは極限られた手順だけ。「干しホタテ貝柱」を半日ほど水に浸して戻して柔らかくします。解れた貝柱を手で細かくほぐします。浸し汁は、そのままだし汁として一緒にお米に混ぜて炊きあげるだけ。戻し汁には、ホタテの旨味がタップリ染みだして、添加物も調味料も必要ありません。

一口ほうばるごとに旨味と香りがひろがります。お客さまには、ご希望にあわせて茶碗よそってでも、小さくオニギリにして食べやすいサイズでもお出しいたします。

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疲労回復、夏野菜カレー

2015-08-18 14:12:28 | 日記
お盆休みも明けて、いつものような街の喧騒ぶりも戻ってきました。お盆休みには帰省したり、屋外レジャーを楽しんだり、それぞれ有意義に過ごした方も多いことでしょう。

朝晩は幾分しのぎやすくなり、どこはかとなく秋の気配も感じられますが、暑さはまだまだ続きそう。
こんな時期に気になるのは、夏バテです。今夜は、夏の暑さによる疲労回復をはかるため、富士子流「夏野菜カレー」を誂えてみました。

ポイントは、煮込まずに、夏野菜を食べるという趣向。カレールーは、予め調理しておきます。夏野菜のパブリカ、ピーマン、ナス、タマネギ、ニンジン、えだ豆、インゲン、コーン、ジャガイモをみじん切りしたガーリックとオリーブオイルで炒めます。
(苦手な野菜は、入れないので、おっしゃって下さい)
その上にルーをかけて召し上がっていただきます。ルーはお好みでスープでも。具だくさんの夏野菜カレーは、夏バテで食欲減退気味の方にはピッタリ。暑いときのアツアツのカレーは爽快な気分になります。

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