最近、ポールシフト(磁極反転または地軸移動を現すものとして)と言う言葉が使われる事を多く見かけます。ここで「トンデモ科学理論」としての私の私見を述べておきます。これらは似ていますが、異なるもので、区別して考える必要があります。太陽の様な恒星では磁極反転は起きても、地軸移動は起きません。また、地殻を持った惑星のような地球では磁極反転あるいは移動も起きますが、地軸移動も起きます。何故、私はそう考えるのでしょうか?
太陽活動周期:黒点の活動(11年)と磁極の反転(11年そして元の磁極戻るのに22年)
11年周期: 最も明瞭な点として太陽黒点の増加と減少が約11年の周期で起きるこの現象はシュワーべ周期と呼ばれ、ハインリッヒ・シュワーべの研究によって見出されたことからこの名前がつけられた。バブコックモデルは、この現象について磁場が、もつれて落ちるように見えることに拠るものであると説明している。太陽表面は、黒点が多く存在する時期は同時に白斑も多く発生するため明度的には変化せず、活動量は最も活発となる。
22年周期: 太陽研究者ジョージ・ヘールの名前からヘール周期と称される。2つの連続するシュワーベ周期は、それぞれ太陽磁場の反転を伴って現れ、磁極は二回の反転によって元の状態に復する。
簡単に言ってしまえば「太陽の磁場の観測から黒点数が極大になると太陽の磁極の方向が変わり(逆転)、それによって宇宙線の強さが変わることが分かってきた(磁場の逆転が分かる)。」
つまり、「太陽の活動が活発になれば、磁場が活発になっていっても、太陽の全体としての方向性の磁極ははっきりしなくなり、逆転する」と言うわけです。それを現すグラフを載せます。しかし、太陽のような恒星は固体物質である地殻を持たないため、重心移動による地軸移動は起きないわけです。
地球と太陽を比べて考えるとどうなるでしょうか?
地球の周期:地球内部の中心にある熔融プラズマ(ちょうど太陽表面と同じ温度と圧力)の磁場活動が活発になると、地球の磁極の方向性は弱まり、磁極がふらつく事になります。しかし、この場合、地球磁場の活動は活発で、太陽フレアのようにエネルギーに変化し、熔融プラズマから熔融マントルに伝わり、マントルは渦を巻いた上下運動と熱エネルギーをもち、マントルは下から地球表面にある地殻を激しく叩きます。薄く、壊れやすい地殻は、破断し、球状回転体(表面だけ固体)である地球の重心移動を起こし、回転軸としての地軸の方向性を変えてしまいます。
結果、地球内部の熔融プラズマが活発に活動するようになると、方向性としての磁極は弱まり、磁極移動(あるいは磁極反転)が起き、、、地軸移動も起きるのです。ただし、この二つの現象の間には時間差があると考えています。
そうか、、、太陽の様な恒星は、磁極反転が起きても地殻が無いので地軸移動は起きないが、地球のような地殻を持った惑星は、磁極反転だけでなく、回転軸としての地軸移動も伴うんだ。。そして地球の磁極が地表で不安定になっているという事は、地球内部の磁場が活発になっているという事だ。。と、気が付いた方は↓をクリック。
追加(2011-01-09-22:30):太陽でも地球でも磁場を形成しているのは熔融プラズマだと考えています。その磁場の生成が活発になれば回転軸には一致しない、つまり磁極が異なる磁場が多く発生するのだと考えるわけです。また、太陽活動が活発な時は太陽の赤道域に多く黒点が発生し磁場が発生します。そのため、球体の回転体としての磁極方向がずれしまい、太陽の場合は、遂には磁極逆転が起こるのです。
「太陽の姿を見ている時、地球の中心部を見ていると、、、私は思っている。」
を参考にしていただければ幸いです。