時事ドットコム(2015/10/24-05:58)
【北京時事】中国人民銀行(中央銀行)は24日、追加利下げとともに、預金準備率引き下げを実施した。二つの金融緩和策を同時に行う異例の措置は、昨秋以降の緩和局面では2回連続。減速する中国経済は出口が全く見えず、強力な緩和策を相次いで打ち出さざるを得ない綱渡りの状況が続いている。
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預金準備率は、金融機関が人民銀に預けなくてはならない預金の比率。引き下げられると金融機関の融資余力が高まり、中国では利下げと並ぶ代表的な緩和策だ。しかし、通常は同時に行うことはない。前回8月に続くダブル緩和は、当局の危機感を際立たせている。
「切羽詰まった対応」(金融業界筋)を迫られる背景には、資金の国外流出がある。景気は一向に上向かず、見切りをつけた海外の投機筋が資金を引き揚げている。市場では人民元の下げ圧力が強まり、人民銀は下落を食い止めるため、元買い・ドル売り介入を続けている。
ホンダ 中国経済の減速で工場新設見送り
NHK News Web 10月22日 13時57分
ホンダ 中国経済の減速で工場新設見送り
大手自動車メーカーの「ホンダ」は、中国経済の減速などを受けて、現地で検討していた新たな工場の建設を見送ることを決めました。
ホンダは、中国・湖北省の武漢市で現地企業との合弁会社、「東風ホンダ」の新たな工場を年内にも着工する方向で地元政府などと調整に入っていました。しかし、中国経済の減速に伴って中国の新車販売台数がことし8月まで5か月連続で減少し、市場の先行きが不透明になっていることなどから、新たな工場の着工を見送ることを決めました。
ホンダは今月、中国国内の別の工場を増強したばかりで、生産能力が合わせて113万台と、ことしの販売目標の95万台を上回っていて、新工場見送りによる販売への影響はないとしています。ホンダでは「世界的な生産体制を見直すなかで、中国での工場新設は見送ることにした」としています。
(私見)
今年に入って中国経済の失速が明らかになってきました。まぁ、予想された事ですが、中国に進出した日本企業はチャイナリスクをさんざん言われても無視していたのですから自己責任でしょうね。中国の軍事力も維持できなくなるのではないでしょうか。
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