激変する未来に向けて、銀色狼の備忘録

遠くない未来、地球も世界も激変すると直感している。愚人は何を考えどう行動していくのか、趣味と生活を含め、その備忘録とする

クラスター(感染集団)を発見しスーパースプレッダー(感染源)を確保、隔離せよ!

2020-03-30 07:17:02 | 新型感染症

日本では武漢コロナウイルス感染症の蔓延及び死亡が諸外国(イタリア1万以上の死亡、米国10万人の感染者)に比べてかなり抑えられているようです。現時点(R2.3/29)で感染者(PCR陽性者)が1,499人、死亡者49人となっています。かなり少ないわけです。

武漢コロナウイルスの診断には肺CTの方が有効で、PCR検査は精度が劣る為、無作為の患者抽出には無効です。テレビでは盛んに「検査が~!」と声高に言う人がいますが、無症状や軽症者を探す必要はないわけです。大事なことは感染を広げるスーパースプレッダーを探して確保隔離することです。そして医療リソースはすべて重傷者にあてるのです。そうすれば感染の拡がりは抑えられ、死亡者を減らすことができるのです

感染してもほとんどの人は他人にことはないそうです、ごく一部の人間だけが他の人に移す能力があると言う事がクルーズ船ダイヤモンドプリンセス号の対応で分かったそうです。これはスーパースプレッダーの体質によるものか行動様式によるのかは現時点でははっきりしません。

ではスーパースプレッダーはどこにいるのか感染が拡がっているクラスター(感染集団)の中に居るわけです。そこで日本政府は必死にクラスターの追跡を行っています。

今のところ日本政府の対応は外国に比べて感染者数も少なく、医療崩壊させていないので死亡者も少ない結果になっているわけです。PCR検査の全数検査などリソースを消耗し、たくさんの軽症患者(自宅で寝てれば治る)を発見すればそれによって貴重な感染病床が埋まってしまい重症患者に対応できなくなって医療崩壊を招いてしまいます。医師や看護師など医療スタッフが疲弊し感染して戦線離脱してしまったり、病床だけでなく医療備品を無駄に消費してはならないのです。それこそ戦線を拡大し逐次投入の事態となって武漢コロナウイルスに対して消耗戦を挑むことになります。

ウイルスに対して消耗戦で勝てますか?相手はこちらが降伏しても攻撃をやめません。しかも無限の増殖能力を持っているのです。

武漢コロナウイルス感染症の対応として日本政府戦術は世界で最も成功しているのではないでしょうか?「敵を発見し各個撃破せよ!」ですよ。

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