.福島第1原発、汚染水問題「深刻で、切迫している」=田中規制委員長
時事通信 7月31日(水)16時52分配信
東京電力福島第1原発で放射能汚染水が増加し続けている問題で、原子力規制委員会の田中俊一委員長は31日、定例会見で「かなり深刻で、切迫している」と述べた。
田中委員長は「汚染されていない水を捨てる了解をいただかないと、原発の後始末は不可能」とし、放射性物質濃度が基準値以下の水は海洋放出が必要との認識を改めて示した。東電に対しては「必死になって頼む姿勢が足りない」と述べ、引き続き漁業関係者らを説得するよう求めた。
同原発では汚染された地下水が海へ流出していることが判明し、東電への不信感が高まっている。汚染前の地下水の海洋放出にめどは立っていないが、田中委員長は「(海へ)捨てさせてくださいと言うのは私たちの仕事ではない」とも語った。
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私は以前、2011年5月17日に「固体錫をパチンコ玉にして原子炉を冷却するのはどうか?
」と言う記事を書きました。メルトダウンした核燃料を水棺(水で冷却する)だけでは核反応を止める事が出来ず、汚染水が大量に発生して現状では早晩収拾付かなくなるのではないでしょうか?水棺と平行しながら、固体錫を使った錫棺を行う事は現時点でも可能だと思っております。福島の原発事故で誰の責任だとか、補償問題とかばかりが言及されていますが、、、核燃料の暴走を止めて、溶融した核燃料を取り出して安全に保管する事こそが最優先事項だと私は思います。原子炉の専門家達がこの問題をスルーして、逃げてばかりいる現状にはあきれるばかりです。
福島の原発事故の溶融した核燃料をどうするか、、、やはり基本に立ち返ってこの問題を解決すべきでしょう。