今日のヤフーニュースに、オーストラリアの北東にあったとされるサンディ島が無くなっていたとの記事がありました。
「グーグルアース」記載の島、行ってみたら存在しなかった
AFP=時事 11月22日(木)19時18分配信
【AFP=時事】米インターネット検索大手グーグル(Google)の地図サービスや衛星画像サービス「グーグルアース(Google Earth)」ではオーストラリア北東沖の南太平洋上にあるとされるサンディ島(Sandy Island)が、実は存在しないことが分かった。オーストラリア地質学チーム「サザン・サーベイヤー(Southern Surveyor)」の調査過程で明らかになった。
サンディ島(Sandy Island)は、南太平洋のピトケアン諸島にある島。ピトケアン島から143km北西のオエノ島のすぐ近くにある無人の珊瑚礁である。オエノ島と共にオエノ珊瑚環礁を形成している。
サンディ島は浅いラグーンで、ヤシの木などの植物も無い小さな砂の島である。
最近南太平洋ではいくつかの地殻変動があったようです。
南太平洋上に白い巨大物体が浮遊、海底火山噴火が原因の「軽石」か
2012.08.11 Sat posted at 11:28 JST
海面に巨大な軽石を発見! (C) Royal New Zealand Air Force
(CNN) ニュージーランド海軍は9日、南太平洋上に浮かぶ1万平方マイル(約2万6000平方キロメートル)以上の巨大な軽石を発見した。ちなみに米国ロードアイランド州の面積は約1200平方マイルだ。
(途中省略)
火山学者のヘレン・ボストック氏は、この軽石は海底火山の噴火でできたと見ており、今後噴火した火山を特定するための調査が行われるが、最近この付近では海底火山「モノワイ」の活動が確認されており、軽石はモノワイの噴火によって生成された可能性があるという。
いくつかの記事にはこの南太平洋のサンディ島は元々存在しなかったのではないのかというのがありました。しかし、私は、この島の沈没と浮上は地殻変動の一環として当然起きる現象であると以前から考えていました。以前に書いた二つの私の記事を読んでもらえば今地球に起きている現象が理解できるのではないでしょうか?
新大陸は概ね静かに浮上する可能性がある(2010-12-08)
大陸移動説もパンゲアも信じない。部分的に大陸は沈没し海洋は隆起すると考える。(2010-6-23)
地球の歴史上、地殻変動は何度も繰り返しており、そのたび毎に陸地のある部分は沈没し、海底のある部分は浮上したと考えております。そして、地球のマントルの総量は変化しないため、それらは互いに補償現象によって、概ね陸地の面積と海洋の面積は保たれていたと考えております。これらを繰り返しているからこそ、高い山にも海洋生物の化石は存在し、海底にも文明の痕跡があるのだと考えているわけです。
まぁ、南太平洋で起きている変化は地球の地殻更新時期に起きる事の始まりなんでしょうね。
これら、地球上の地殻の上下動、つまり、陸地の沈降と浮上は今後増えてくると思っていますし、火山噴火と地震も増えるわけです。地球の地表における質量変化(移動)は支えのない宇宙空間上にある球状回転体である地球は内部が液状で地表のみ固体成分と考えるならば、比較的短時間起きる物理的地軸移動の可能性がそう遠くない将来にあるのではないでしょうか。