東日本大震災:福島第1原発事故 福島健康調査「秘密会」 県、出席者に口止め 配布資料も回収
毎日新聞 2012年10月03日 東京朝刊
東京電力福島第1原発事故を受けた福島県の県民健康管理調査について専門家が意見を交わす検討委員会で、事前に見解をすり合わせる「秘密会」の存在が明らかになった。昨年5月の検討委発足に伴い約1年半にわたり開かれた秘密会は、別会場で開いて配布資料は回収し、出席者に県が口止めするほど「保秘」を徹底。県の担当者は調査結果が事前にマスコミに漏れるのを防ぐことも目的の一つだと認めた。信頼を得るための情報公開とほど遠い姿勢に識者から批判の声が上がった。【日野行介、武本光政】
9月11日午後1時過ぎ。福島県庁西庁舎7階の一室に、検討委のメンバーが相次いで入った。「本番(の検討委)は2時からです。今日の議題は甲状腺です」。司会役が切り出した。委員らの手元には、検討委で傍聴者らにも配布されることになる資料が配られた。
約30分の秘密会が終わると、県職員は「資料は置いて三々五々(検討委の)会場に向かってください」と要請。事前の「調整」が発覚するのを懸念する様子をうかがわせた。次々と部屋を後にする委員たち。「バラバラの方がいいかな」。談笑しながら1階に向かうエレベーターに乗り込み、検討委の会場である福島市内の公共施設に歩いて向かった。
ついでに北海道新聞(2012.10.04.朝刊)も載せておきます
このような秘密会を開いてまで、福島原発事故による放射能の影響を知らせたくないんですね。原子力ムラの人達は子供達の未来よりも原子力の未来を守ろうとしているのがありありですね。
甲状腺検査の実施状況(平成24年度)及び検査結果(平成23年度・24年度)についてpdfファイル(2012年9月11日発表)
上記pdfファイルから、16ページの「甲状腺検査の結果概要②」を抜粋します
平成24年度調査での「のう胞」率は、6~10、11~15歳の女児で50%を越えているようです。同年代の男児でもほぼ50%でしょうか。。。不思議な事にあまり話題になっていないようですが、、、
小児の甲状腺ホルモン分泌は小児の発達に影響がありますからね。。。早期に血液検査の対象を拡げ、その結果ホルモン分泌異常があるなら治療した方が良いのではないでしょうか?
原発事故の放射能影響で甲状腺異常が起きているなら、甲状腺癌だけが治療の対称だとは思いません、甲状腺分泌ホルモン異常も治療の対称だと思いますが、、、違いますかね?
それとも、通常の原因とは異なる原因で起きている甲状腺ののう胞に血液検査は必要ないとか、小児の甲状腺分泌ホルモン異常に治療は必要ないとか、直ちに影響はないと、言い切れるのでしょうか?
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