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イスコ日記

「村上椅子」の、椅子のこと日々のことあれこれ

梅の会

2010-10-13 | おでかけ


和歌山の御坊市に行ってきました。
目的は梅の剪定。
『梅遊びいこら』という活動に参加しているのです。
世話をする人がいなくなった梅林を引き継いで、
普段は街でそれぞれの生活を営む、全くの素人たちが
いろいろ勉強しながら梅の手入れ(草刈り、剪定、収穫等の作業)をしています。
梅の加工ワークショップや梅のレシピの試食会など梅に関わる遊びや、
温泉、ウナギ釣りなど梅に関係ない遊びもする集まりです。
(残念ながらほとんど参加できていないのですが。)
梅林の持ち主のかたのおかげで、一年を通じて
ふつうではなかなかできないような体験をさせてもらっています。

梅を買うだけの参加もできますので、興味のある方はこちらまで。



生かす枝を見極めて、あとは思い切って枝を切っていきます。
奥の深い作業。


。。。

私たちは草むらでコオロギや巨大バッタを追いかけたり
青い実や小さな豆を集めたり。




その後近くの、川が海になろうというところでウナギ釣り。

広い空と水との、のんびりとした風景。
赤い夕日に、消えそうにか細い白い月。
どんどん深い青に染まっていく空にきらきらと飛行機を眺めて。
ゆっくりと心地よい時間をすごすことができました。



2010 10/5

2010-10-05 | おでかけ
村上椅子の木工部分をお願いしている、田中さんを訪ねてきました。
春に永源寺の奥のほうに移り住まれた田中さん。
たまたま巡り会った古民家に魅了され、床板を張ったり
木製建具をいれたりと少しずつ自分で手を入れながら暮らしています。
すぐ近くにはきれいな川が流れ、縁側からはトトロに出てくるような
大きな木々の森と広々した庭(お隣のですが)が。
あいにく雨だったのですが、いつまででも外を眺めて座っていられそうな
なんともゆったりとしたところでした。
(写真を撮るのも忘れてました。)

家の横にある小屋には木工機械も揃いつつあり、
ゆくゆくはそちらで製作して、部屋の一角には作品をならべて、、
ということで楽しみです。



昨年の村上椅子での展示会でも出されていた、ソファ。
ほのかな明かりの室内で見ると、またかっこいいこと。

そして、定番商品のラインアップに加えるべく考案中の
木のフレームのソファの試作もできあがっていたので、
持って帰ってきました!
そのことについては、また・・・。

村上椅子のHPはこちら

ピクニック

2010-09-27 | おでかけ


ちょっと前の話ですが。

大阪の万博公園にいってきました。
高速道路から、太陽の塔を眺める事はあっても、
ちゃんと行ったのは、初めて。

どどーんとお迎えしてくれました。
間近で見ると、またすごいですね。

さて、目的は民族博物館。
たまたま無料デーということで、ラッキーでした。
それにしても400円払ってもまだ安いぐらいの見ごたえにはびっくり。
一日ではとうてい見られません。
もっともっとじっくり見たいところだけど、
予想どおり、途中でムスメのご機嫌が、、、。
朝から楽しみにしていたお弁当、もう待ちきれません。
最後のミュージアムショップではマトリョーシカが欲しいと大泣き。
やむなく二時間足らずで終了となりました。

芝生の広々した所でお弁当とシャボン玉を楽しみ、
大喜びで走り回った後、今度は眠気がやってきて
「だっこ~」「バス(乗りたい)~」
(SLみたいなバスが園内を走っている)とゴネゴネ、、、。
親子ともども疲れて、昼過ぎには帰り道につきましたとさ。

公園のほうも、とても広くて、森や池など色々あるみたいで
また行ってみたいです。
のんびーりお休み気分を味わえて良いところですね。




九州の旅

2010-02-24 | おでかけ
長らくお休みいをいただいて、ご迷惑おかけしました。
九州へいってきました。

この旅の一番の目的は、福岡県うきは市の吉井町で
木工作家の山口和宏さんにお会いすること。
古道具店『四月の魚』での個展にあわせて、
その近くの『山下カバン』ではオオヤコーヒさんが三日間だけの
カフェをされるということで、一緒に行ってきました。



キンモクセイの大きな木が目印の味のある佇まいのお店。
古い医院だった建物を使われているそうです。
展覧会は器などの小物が中心でしたが、中でも一番心惹かれたのは
もう10年程使われているという椅子。
素朴な表情で、木の座面ながら座り心地はしっくり優しい椅子でした。
作品と同様、ご本人ももの静かで優しい雰囲気の中に、
きりっとしたものを持っておられるかたで、
キャリアも年代もまだまだ若い私たちに、丁寧な物腰で
椅子張りについて質問されたり、いろいろとお話させていただきました。


・・・・




「山下カバン」さんはアンティークの生地を使ったカバンのアトリエと
古道具のお店です。和、洋の古いものがセンスよく配置され、
見ていて飽きません。ショウケースや古い椅子など什器もすてきでした。
カフェは満員で、入れませんでしたが、、、。



山口さん、山下さんには数日間の滞在中、いろいろと行動を共にさせて
いただいたり、どっぷりとお世話になってしまいました。
福岡と京都、少し遠いけれども新しいつながりができ
何か新しい展開となったらいいなと。
山口さんの「良いしごと、したいですね。」という言葉がとても
心に残っています。がんばろ。

ゆったりと流れる筑後川、連なる山々、田園風景のなかにある吉井町は
かつて宿場町として栄えたそう。白壁土蔵の家々と水路や小道の残る、
のんびりとしたいいところでした。



・・・


古くからの製麺工場


水神さま
 

ついでに阿蘇まで行ってきました。


阿蘇の火口 


食べ歩き


ここまで来たなら、鹿児島にもいかなきゃ。


イスオさんのばあちゃんと芋を選別





空 間 を 遊 ぶ

2009-08-15 | おでかけ
京都、祇園で行われている展覧会にいってきました。
会場は、いかにも京都らしい町家。



それが、一足踏み入れると、予想外の光景に遭遇します。
ずどーんと吹き抜け、奥ゆきのある室内。
壁に張られたガラスタイル、壊されて散在するコンクリート片。
まるで異国の廃墟に迷い込んだようです。
所々に立てかけられている、東南アジアの細かい彫り物のされた
木製の大きな扉に案内され、地下へと向かうと、、、

そこには静かな古民具と骨董の世界が。







工事中の町家(中身は近代的なビル)のそのままの空間を生かした
この展覧会は、MASAさんの好きな世界をいくつかの空間に分けて
表現されたもの。

大きな棚や古材の上にすっと生けられた植物。
茶室のような区切られた小部屋で美しいガラス器を見つめる
何とも静かな時間。
小さなお盆の上には繊細な酒器が並びます。

暑さを忘れ、時間の止まったような美しい世界を体験させてもらいました。

階段をあがってくると急に外の光と鮮やかな景色が目にとびこんで来て
現実世界へ戻って来たような不思議な感覚に。



販売もされています。
ぜひ皆さんも、不思議なひとときを体験してみてください。



* * *

「空間を遊ぶ」
古民具・道具展示販売 / MASA 市瀬政義
2009.8月10日~8月17日 12:00~18:00 最終日は~22:00
会場:祇園ネクサス
   京都市東山区新橋通大和大路東入元吉町60