椅子のワークショップにいってきました。
(お休みの日まで、椅子を作っているわたしたち、、、。)
グルジア椅子って何?と興味を持ったのが発端です。
そう言う名前の椅子が、あるわけではないみたい。
以下social kitchen さんの記載から抜粋。
「グルジアのお父さんが一番最初に息子に教える大工仕事が、
この小さな椅子(ミルクチェア)づくりです。
それは家の中、町中、いたるところに点在しています。
釘とカナヅチとノコギリと、板。最低限の材料で、
誰でもすぐにできる簡単な椅子です。」
椅子の原点みたいなもの、ということかな。
さて着いた人からゆるゆると始まったワークショップは
お手本も説明もほぼなく、手がかりは、壁にぺらっと張られた写真だけ。
(自動車のパーツが積まれた、中古車市場の一場面と、
田舎のあぜ道で牛が草をはんでいる風景)
それをもとに「えー、、こんなイメージで作って下さい。」とのこと・・・。
そんなこんなで、用意された廃材を手に、自由に考えて
のこぎりでギコギコ、ビスでとめて、椅子らしいかたちに作りました。
ムスメ&イスオチームは迷いなくテキパキ進めて
あっという間に完成。さすが美しい仕上がり。
気づけば人のまで手伝っています。
私はと言えば、あーだこーだ考えて、取り合えず
行き当たりばったりで作りはじめたものの、ヌキの入れ方が気にいらず
四苦八苦。最後は妥協してなんとか完成。
限られた材料で自由きままにつくるので、
出来上がった椅子は個性豊か。大きさも組み方もばらばらです。
さて、目的がこれを作るだけなら、参加しませんでしたけど
(うちに材料も工具もあるし)、ワークショップはこれで終わりでは
ありません。
この日たまたま集まった見ず知らずのひとたちが、
一つの部屋で、時には協力しあい、自分の椅子を作る。
そして同じ達成感を味わったあと、輪になって出来た椅子に座り、
ひとりずつお題にそって話をするのです。
お題はこれまでで一番生きているって思ったとき(キラキラしていた瞬間)
または、いちばんの危機とそれを回避した方法。
椅子が集まればそこに場が生まれ、
場が生まれれば、そこに言葉が生まれる。
単なるものとしての椅子をつくるのではなく
それを通じてひととのつながりができていくのが面白い。
なんだか私たちが椅子の仕事をとおして思っていることと通じるものがあり、
話すことが苦手なわたしですが、
とても楽しい体験となりました。
2月17日にも開催されるそうです。
興味のある方はぜひ!
詳しくはこちら→◎
村上椅子のHPはこちら