イスコ日記

「村上椅子」の、椅子のこと日々のことあれこれ

限定ヤヤコロ

2008-11-20 | おしらせ

樹輪舎京都さんの人気商品、ヤヤコロの限定バージョンできました!

「ヤヤコロ」は何か作業するとき、ちょっと座るとき、背筋が伸びて座り心地ばっちり。ゆらゆら、くせになるロッキングスツールです。お部屋に一つあるだけでかわいいし便利だし、おすすめです。

いつもは無地の革張りか布張りで色をお選びいただいていますが、今回張ったのは、以前にはるばるデンマークから買って持って帰ってきた、水玉のようなチェックのような柄の生地。ピンク+ブラウン系、グリーン系の二種類です。柔らかい雰囲気に仕上がりました。

ぜひお店に見に来てくださいね。

村上椅子のホームページ

open!

2008-11-17 | 納品事例 店舗
先日造り付けソファを納めさせていただいた、カフェ『日杳(ひより)』さんのオープニングパーティーにおじゃましてきました。

夜の明かりでみるとブルーの生地が紫がかってまた綺麗です。(写真ではよく分かりませんが、、)。
壁にそって長いベンチシートにされたのは、のんびりくつろいでもらえるようにという思いから。お子さんを寝かせる事も出来るようにとのことです。ご自身もお母さんである店主さんならではの視線ですね。
ほかにものんびりできるようにという配慮が。ブックコーナーが設けられていたり、作家さんの雑貨も置いてあります。この時期は素敵な色や風合いのマフラー、あったかそうな一点もののルームシューズなど、欲しい物がいろいろ!
テラス側の中庭もよい空間で、これから木々が育っていくのも楽しみです。
 
美術家小山田徹さんの作られた空間で、体に優しいフードメニューや美山のオオヤコーヒ焙煎所さんのコーヒーをのんびり楽しめる、いいお店ができました。ぜひどうぞ。

*日杳(ひより)

京都市左京区田中高原町29-1
tel/fax 075-701-5831
営業時間:11:00~17:00
定休日 :日、月&不定休

村上椅子のHPはこちら

撮影会

2008-11-14 | おでかけ

気持ち良い青空のなか、フォトスタジオ ラフラフさんにおじゃましてきました。

緑豊かな広々としたニュータウンにあるの可愛い一軒家で、アットホームな雰囲気で撮影されています。
七五三とか成人式といった特別な日に撮るだけでなく、もっと気軽に写真を撮って飾ってもらいたいと、日常の一コマを切り取ったような、カジュアルな写真も提案されています。
例えばこの間はお友達同士でお揃いの服を買ったので、と一歳のお子さん3人を撮影にこられたそう。デジカメや携帯電話で簡単に写真が撮れる時代だけど、やっぱりプロに取ってもらうと違いますものね。

今回伺ったのは、村上椅子のいすを撮影用に使って頂いているご縁で、モデルをしませんかというお話になって。
赤ちゃんが生まれてから一歳になるまでって、一番変化のある時期なのに、撮影するのはお宮参りぐらいで、以外に写真が残っていなかったりするそう。なので、お腹の大きいときから誕生、はいはいをした時、など成長を追って撮影していく『増やせるアルバム』を企画されていて、そのサンプルとして使っていただくことになったのです。

撮られ慣れてない私たちふたり、しかも手を添えてお腹をみつめて、、と照れくさいポーズに「硬い!ぎこちない!」。和ませるように雑談などしてくださりながら、撮影は終了。なんとか自然な表情が撮れたでしょうか。

それからせっかくの素晴らしいお天気なのでスタジオから外へ。
実はそのちょっと前にスタジオの前の道路で某外国メーカーの自動車の撮影(広告用?)が行われていたので、ついでにわたしたちも車から顔をだして、パチリ!



できあがりが楽しみなような、こっぱずかしいような、、、。


後ろ姿

2008-11-11 | 張り替え
気がつけばもう11月もなかば。
京都市内の木々も赤や黄色に彩られてきて、秋は駆け足で冬に向かっているようです。

さて、今回張り替えたのはこんな古い椅子。



木のアームのついた大きめどっしりの椅子と、
お揃いでアームなしの少し小ぶりのタイプ2脚ずつです。

ご依頼主は建築家の森田一弥さん。(ホームページはこちら)
ご実家で昔から使われていた椅子を持ち込まれました。

古い生地(色あせてますが日焼けしていない部分をみてみると
鮮やか目の緑に黒の模様&金色のラメ入りと、なかなか見ない派手な生地)
をめくってみると、これまたこういうタイプの日本の椅子では
あまり見る事の無い、馬毛がクッション材として入っており、
バネも大きいものが沢山使われていました。ずっしり重たいわけです。

張り地を決めるとき、最初はシンプルなかんじのブルーか茶色系の無地を
考えていらしたのですが、お話を進めるうちに、選ばれたのはこれ!



ベージュ系の地肌(?)に水色の柔らかいモケットで
蔓のような模様が織られてぽこぽこと立体感のある、おもしろい生地です。
サンプル帳の小さな平面で見るのとは違って、実際に椅子に張られて
立体的に見ると、角度によって陰影がつき表情がでて、とても効果的。
仕上がりには喜んで頂けたようです。

そしてもう一つのポイントは後ろ姿。



古金仕上げの鋲が引き立つようにと、無地で張ることになり、
奥様が選ばれたのは可愛らしいピンクと紫の2色。
普段は壁に背を向けているから、ちらっと見えるということで
遊び心のある色選びです。
こうしてどこにも無い椅子として、生まれ変わりました!

ついつい無難な生地を選んでしまいがちですが、せっかく
張り替えるのだから、思い切って生地選びを楽しんでみるのもお薦めです。
直接お話させてもらうので、細かいご注文にもお応えできますし。
私たちも楽しませていただきました。

村上椅子のホームページ