イスコ日記

「村上椅子」の、椅子のこと日々のことあれこれ

PATINA

2013-07-24 | オリジナル椅子


オリジナルソファのPATINA。
フレームの樹種はブナとナラから選べます。
(上がブナ、下がナラ。)

ブナは、しろくてすべすべ、軽やかな感じ。
その木肌を生かすため、ワックス仕上げにしています。

ナラは、木目が美しく深みのある雰囲気に。
こちらはしっとりオイル仕上げです。

どちらも、使い込む程味わいのでてくることでしょう。

・・・

今回、たまたまどちらもグリーンの布で注文いただきました。
それぞれ、フレームとクッションの組み合わせで違った雰囲気に。

ブナには、濃い落ち着いたグリーン。





ナラには、淡く、優しいグリーン。





肘掛け部分の面の取り方を、樹種によって変えています。
木部製作は、東近江の田中智章さん。
手間のかかる事をお願いしてすみません。
いつも、美しいお仕事、ありがとうございます。

すっきりとした軽やかなデザインながら、
ゆったりとした座り心地。
みなさん、眠ってしまいそうとおっしゃいます。
ぜひいちど、お試しを。

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七月の納品

2013-07-20 | 納品事例 住宅ほか
少しさかのぼりますが、納品事例をご紹介。



リビングの造り付けソファのクッション。
広々とした、コーナータイプで7~8人は座れます。
揃いの生地で、オットマンも。
(脚部製作は東近江の田中智章さん)。

そして、同じ部屋の一角には、生地違いで、
プライベートなソファコーナーも。
といっても、ここだけで充分くつろげるぐらいの
ゆったり三人掛けです。



納品時には、この前に薪ストーブを設置しておられました。
うらやましい、、。

そして、二階の書斎には、綺麗な青のソファ。
こちらも、オットマンと合わせて。



窓からの光が柔らかで気持ちよい空間。
ここで、じっくり読書などして過ごしてみたいです。

横内敏人建築設計事務所さんからのご依頼。
ありがとうございました。


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万年青さん

2013-07-18 | 納品事例 店舗


万年青。
何と読むかわかりますか?
私は知りませんでした。おもと、と読みます。
昔から縁起の良いとされてきた、ユリ科の植物だそうです。
そんな名前の串揚げ屋さんが、大宮鞍馬口に7月19日、開店します。

そもそものはじまりは、村上椅子を気に入ってくださり、
ちょくちょく店を覗きいらしていたお客様が
ご主人が独立開業するあかつきには、
村上椅子さんに椅子をお願いしたいなあ、とお話くださったこと。
もう二年以上前になるでしょうか(記憶が定かではありませんが)。
そして、ようやく機が熟し、本格的に相談にこられたのが、この春でした。

カウンターメインのお店ということで、
最初は既製品に好みの生地を張って
オリジナルな椅子にしようかという話だったのですが、
カウンターテーブルを樹輪舎さんが作られるとのことだったので
椅子もつくってもらう方向になりました。
そこから、お店の間口が限られているため、ゆったり座れつつ
後ろの通路も無理なく通れるという条件にかなうよう
カウンターテーブルの高さ、奥行、椅子の高さなど、
いろいろ検討して、すこしだけ背もたれのある、
すっきりかつ窮屈でない、絶妙なサイズの椅子が出来上がりました。



張り地は、やはり油が気になるので、合皮で。
落ち着いたオリーブグリーンは、お店のテーマカラーです。
長いカウンターの奥には、落ち着けるテーブル席もあります。



オープンより一足お先にいただいてきました。
20年、串揚げのお店で修行をされたというご主人。
ストップするまでどんどん出てくる、おまかせコースで
それぞれのお客さんにどの具材を出しているか、すべて把握して
手際よく次々揚げていかれるのは、さすがです。
その様子をたのしみながら、ゆっくりと堪能しました。
これは塩がいいですよ、とか、ソースが合います、
など声をかけてくださるのも、またカウンターの良さですね。

気軽に楽しめる定食コースというのもあり、気分によって楽しめそうです。
ビールも、お酒も、ほんとに美味しいと思うものを揃えられたそうで
珍しく美味しいものばかりでした。

また、セレクトされたうつわも素敵で、目でも楽しめます。
こんな、とっておきのお店ですが、お子様連れでも是非とのこと。
今日はちょっと美味しいもの食べにいきたいな、というときに
気軽に行ける、地元の人に愛されるお店として根付いてくださったら、
嬉しいなと思います。



*万年青(おもと)
 京都市上京区筋違橋町554-2
 鞍馬口大宮を少し南へ下がったところの、東側。
 当面は無休。

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シェアハウス

2013-07-17 | 納品事例 住宅ほか
先月から今月初めまで、コウバにこもりっきりで、
もくもくとこなしていたお仕事、
ここのところ納品が続きました。



昨日は、一級建築士事務所expoさん設計で
西陣の町家を改修されたシェアハウスに、
「Re:椅子」をお届けしました。
坪庭に面した縁側スペースに、よく似合います。


うなぎの寝床の奥へ進むと
大胆にデザインされた、サンルームのような空間が。



こちらは、皆が集う大きな大きなテーブルがある、ダイニングルーム。
北欧の、夏の小屋のような、はたまた
アメリカ映画に出てくる、ちょっと郊外のオシャレなお家のような
そんな(どんな?)ダイニングルームです。

テーブルと椅子の製作は樹輪舎京都さん。
張りを担当させてもらいました。



オレンジとグレーのヘリンボーンの生地。
床もヘリンボーン!!

このシェアハウス、今週の土曜日(7/20)に内覧会が予定されています。
蔵もあったりで、面白い物件です。
興味のある方はぜひ!

場所など、詳しくはこちら


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革張りベンチ

2013-07-10 | 作業風景
そうこうしているうちに、梅雨明けしたようです。
劇場のための椅子、赤い50脚は全てできあがりましたが
それで終わりではありません。

ロビーの、カフェスペースのために、アーチを描くベンチを
作らせていいただきました。
イメージと、使いたい革をお伝えいただき、
あとはこちらでデザインをご提案しつつ相談しながら進めました。



いろえらび。
ナラ材でのフレーム製作は樹輪舎京都さんに依頼。
着色することで、すこしアンティーク感をだしました。



S字バネをいれて、弾力のある座り心地に。



ヌメ革を張っていきます。
黒に見えるけれど、青みのある濃いグレーです。
厚みを出し、ポッコリした感じに。



縁は、細い革を真鍮の小さな釘で留めていって仕上げました。
手間はかかるけれど、鋲ほどうるさくならず、
きらめく感じが良いです。

三つ並ぶとかなりの風格、存在感です。
全貌は、また後日。

そのほかにも、各所で使う、古い椅子を集めてこられて
アレンジを加えて、張り替えしました。



こちらは、ピアノ椅子。
通常のものより、随分大きめの円だったので、
存在感のあるフリンジを付けてみました。
暗めの照明で見るとちょうど良いのではと思います。



そしてこちらは、ディレクターズチェア。
ちょっと高めのデスクに合わせて、スタッフの方が
劇場全体を見渡すように座られます。
そこで音響を操作したりされるそう。



このあたりの、スタッフ用の椅子は、
先に決まっていた劇場の赤い椅子の生地と、ベンチの墨黒の革
どちらとも違うもので、かつ、ちぐはぐにならないように、
ということで、赤いものと同じ素材で革の色みに近いものを選びました。

まだまだ、あるのですがこのあたりで。
どれもこれも思い入れたっぷりのコダワリの椅子。
劇場の空間に並ぶのが楽しみです。

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