イスコ日記

「村上椅子」の、椅子のこと日々のことあれこれ

お出迎え

2008-01-25 | 雑記

この冬初めて、ここ京都今出川にもうっすらと雪が積もりました。
朝からいそいそと子供のように雪だるまを作るいすおさん。
お店の入り口に設置されたそれは、、、

ぶ、ぶさいく、、、。

思わず笑ってしまう顔で、みなさんをお待ちしてます。

村上椅子のHP

古椅子

2008-01-21 | Re:椅子
昔の椅子、はいりました。
バネを吊り直し、生地も張りなおして
村上椅子風に甦った椅子。
コンパクトで素朴なかたちが良いです。
新品とはひと味ちがう空間を創ってくれそう。 

こんなふうに気まぐれに、雰囲気のある古い椅子も
お店に並べています。
ぜひチェックしに来て下さい。

村上椅子のHP

座りよさのわけ

2008-01-11 | 張り替え

ハンス・ウェグナ-のイージーチェアを張り替えています。
オーク材のフレームに、座るところと背もたれ部分は
クッションが乗っているタイプ。

そのクッションの中身が上の写真です。
四角く作られた金属の枠の中に、直径5cmくらいの小ぶりの
コイル状のばねがたくさん連結されています。
そして、それをヘッシャン(麻の布)でくるみ、綿をかぶせ、
さらにウレタンフォームでまいてあります。

日本の椅子では、置きクッションの中身にこのようにしっかりしたバネを
使ったのは見たことがありません。
たいてい、全部がウレタンフォームの固まりか、良いものなら羽毛を使っているか。

バネの良いところは、はね返りがあり、他のものよりもちがよい
(へたらない)ところだと思います。
本体のフレームの座の部分にも、細長いコイル状の金属のバネが張られていて
(これまた日本では手に入らない)、
この、二重のクッションのおかげで心地よい沈み加減と弾力が得られるのです。
もちろん、座るところと背もたれの傾き具合や角度など、形の設計も重要です。
素材の使い方と、形、大きさ。
そのそれぞれがうまく噛み合うことで、良いデザインが完成されるのですね。

このクッションは、バネはまだ生きていたので
破れていたヘッシャンを新しいものに換え、
綿、ウレタンも新しくくるみ直して、再生させました。

利益、効率を重視して、量産向けの簡単に扱える材料ばかりが
出回っているような気がします。
手間をかけてでも、より座り心地が良く長もちする椅子を
作っていく姿勢が大切だなと、あらためて感じました。



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2008-01-08 | 作業風景
お正月が明けてから、しばらくずっとこの作業をしています。
スワンチェア-に似た形の椅子でもないスツールでもない物体。
本体はFRPで出来ていて、そこにウレタンを張り付け、生地を糊張り、縁を手縫いで仕上げる。
案外気軽に受けた仕事なのですが、んー想像以上に時間かかります。
いつできあがるのだろうか......。




でも楽しっ      いすお



2008

2008-01-05 | 雑記

あけましておめでとうございます

ここ京都は、少しは雪がちらつきましたが
晴れの気持ちのよい日が続く穏やかなお正月となりました。
私たちも、ゆっくりのんびり、お休みをとらせていただきました。

写真は我が家のミニおせち。
ふたりとも実家が京都なので、あまり家で食べる時も無いし、
今年は作らないでぐうたらしようかと思っていたのですが、
31日(しかも夕方)に、やっぱり何も無いのも、、、ということで
急遽間に合いそうなものだけ作りました。

だし巻卵、たたき牛蒡、黒豆、紅白なます、鮭と鰆の西京焼き。
実家の味をもとに料理本を参考にして作るので、
もはや京風かどうかはわかりませんが、
お雑煮はやっぱり白味噌に丸餅。
コレを食べないと、お正月がきたという気にはなりません。

さて、2008年は一体どんな年になるのでしょうか。
村上椅子では、新しいことを色々考え中。
生れたてのお店を、少しずつ成長させて行けたらと思っています。
本年もどうぞよろしくお願いします!

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