岐阜県議会議員 太田維久(おおた・まさひさ)のblog

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長良川河口堰、試験開放を求める

2010年05月19日 17時33分57秒 | 環境・公共事業

「河口堰開放、民主県連に陳情へ 長良川漁業対策協」

長良川水系の7つの漁協でつくる長良川漁業対策協議会が、長良川河口堰の試験開放を国に対して求める陳情書を民主党県連に提出する、という記事が今朝の岐阜新聞に載っている。
長良川のアユとサツキマスの不良を受けてということ。

記事によると陳情は6月12日からの豊かな海づくり大会までに行い、遡上期の春と産卵期の秋に、長良川河口堰の全ゲートを上げる試験開放を実施するよう求めるということだそうだ。
私は県連の政調をやっているが、この話は報道で知ったのが初めて。
きょうの時点では、県連事務局としても把握していないようだ。
しかし長良川の漁協は河口堰の試験開放を以前から求めていて、昨年末に来年度予算要望で私が県漁連の会長(前県議の戸部氏)と面談した際にも要請をいただいた。

河口堰については、一気に撤去とまでは行かないまでも試験開放と環境調査を続けて事実上ない状態に持ってゆきたい。
導水路と同じように三県の民主県連でも協議できるように対応するつもりだ。

参院選の岐阜県内での争点になるかも知れない。
ちなみに現職山下参院議員からは「河口堰不要」との見解を聞いたことがある。
小見山氏はどうか?

河口堰が現状での「豊かな海づくり」というのは実は奇妙なことだ。
もう10年も前にNHK時代に河口堰の検証を企画したことがあって、堰のすぐ上にカメラマンが潜って撮った映像は生態系が崩れたヘドロの川底だったことを思い出す。


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