御望山トンネルについて、岐阜大学で勉強会

　東海環状自動車道・西回りルート（御望山トンネル）を考える岐阜大学内の勉強会が開かれ参加しました。
　県議会で、これまでに二回にわたって質問した東海環状道・西回りルート・御望山トンネル問題ですが、一般の関心はさほど高くないか「御望山で住民が騒いでいるおかげで西回りルートが遅れている」という誤った認識があるようです。この岐阜大学での勉強会も、学内での関心の低さに疑問を抱いた教授らで開催されたようです。
　御望山トンネルの法的問題点（土砂災害の恐れのある場所にトンネルを掘ることで、山麓住民にとっては生存権の侵害になりかねない）とトンネル付近に生息する希少植物への影響について講演がありました。私は、トンネルの東に設けられる予定の仮称岐阜ＩＣについて、大学病院に近すぎる（ルート自体も）ことから振動によって病院の精密機器に影響が起きはしないかという懸念と、救急搬送のために道路を整備をするという論理が必ずしも説得力を持たないこと（いま、自民党が声高らかに主張しているあの論理です）を指摘しました。
　大学では近いうちにシンポジウムも検討しているそうです。

樽見鉄道を守る会総会

　樽見鉄道を守る会の年次総会に出席しました。第三セクター鉄道は経営が苦しいところが多く、樽見鉄道も同様です。特に沿線のセメント会社が輸送をトラックに切り替えた数年前から一層厳しさを増しています。その樽見鉄道を守り、高齢化過疎化が進む地域を何とかしようとしたのが去年亡くなった守る会理事長の高橋順子さんでした。私は高橋さんの縁で守る会に関わることになりました。
　きょうの総会では新しい理事長に高橋順子さんのご主人の和夫さんが就任。会は新たにスタートを切りました。地元の松村県議が出席して激励、大垣市の伊藤（秀）県議もメッセージで激励していました。
　厳しい環境下ですが、私たちも守る会の活動を支えてゆきたいと思います。

道路特定財源存続を求める全国大会に出席して

　きのう道路特定財源の暫定税率維持を求める全国大会に出席してきました。場違いなところに出てしまったという思いです。なぜ出席したのか？十二月議会で県議会の会派（県民クラブ）として道路特定財源の一般財源化に反対する意見書に全員が賛成しているからです。その後、全国大会への出席要請があり、その日は予定が入っていなかったので、賛成している以上断るのもいかがなものかということで、会派を代表して出席したわけです。
　では、なぜ賛成したのか。私の見解です。
　いま暫定税率が廃止になってしまうと、道路整備費の８割がカットされると言う。生活道路などの整備が止まってしまっては困る。だから「今回は」暫定税率廃止・一般財源化には反対する。しかし税財源の移譲のしくみをしっかりと作ったうえで、近い将来、道路特定財源は一般化財源し、自治体は自分の懐の範囲内で本当に必要な道路整備をするように改める。
　あくまでも「今回は」ということで意見書に賛成したのであり、矛盾しているようですが基本は一般財源化です。だからこの間の与野党間の議論を見ていて、そして全国大会に出席を要請されて本当に悩みました。行きの新幹線の中でも途中で引き返すべきかと思い続けていました。
　自分の政治判断ですが、議論を尽くしていないのも事実です。道路を作る側や直接メリットを受ける地域の意見だけでなく、支援組織とも協議し、生活の視点を反映させて議論を深め、もう一度地方の声がこれでいいのか考え直すべきなのかも知れません。

会長辞任について

　今度という今度は危機かも知れない。ＮＨＫの諸問題について、そう思っています。
　私は公共放送は必要であり、「視聴者が自主的な判断で負担をして成り立つ」これまでのＮＨＫの在り方は評価に値すると考えていました。国営でなく、国策でない、「みんなでつくるＮＨＫ」は私たちの社会をよりよいものにすると。
　きょう橋本会長が辞意を表明しました。この人のことは実はＮＨＫ在籍中から批判してきました。不適格と思われる発言があったからです。それはそれとしても、最初から最後まで頭の下げ続けで、実に辛い仕事だったのではと思わざるを得ません。理事二人も辞任しました。最高幹部が実に三人も、首を差し出したわけです。それだけの批判を受けることだったのです。

　一方で、きょうは放送を見ていて「あれっ？」と思うことがありました。９時前のローカルニュース（名古屋発）、衆院岐阜一区の自民の公認者が決まったという三分程度のレポート（インタビュー等を交え、記者が吹き込むニュース）でした。私がこういう立場になったから言うわけではありませんが、お二方のことばかり・・・せめて最後に民主党公認と共産党公認の二人が立候補の予定ということは触れるべきではないのでしょうか？かつては、そうした「バランス」を考えていたはず。今朝は中京ＴＶとメーテレが柴橋総支部代表にインタビューしていました。夕方のニュースでちょっと使ったそうです。
　ＮＨＫのニュースは特に政治関係では細心の注意を払って放送されます。きょうのことは色々と理由はあるのでしょうが、ＮＨＫの放送の「型」が変化してのかな？と思いました。これも残念です。

ＮＨＫ記者のインサイダー取引について見解

　ＮＨＫ記者ら３人が関わったとされるインサイダー取引疑惑について、私の古巣のことだけに無視することは出来ません。また後輩が疑いをかけられていることも大変残念なことです。しかし放送前に入手した情報をもとに株を購入したことが事実ならば許すことはできません。

　当然、私は在職中に株取引をしたことはありません。記者は一般の人たちが触れることの出来ない情報に接することがあります。市場の公正を考えるなら、そういった立場にある人間は株取引には関わってはならないと考えていたからです。

　いまの市場経済には、強いものが正義であり、儲かった者が正義であるという傾向があると思います。この傾向は正されるべきで、そのために働くのがジャーナリストであり政治家です。だから私は報道に関わる記者も、議員や一部の公務員も投機を目的とした株の売買に手を染めてはならないと考えます。

　「株をやることで経済の勉強になる」ということで手を染めるようになったのだと思います。そうであっても、結果としてインサイダー取引に手を出しては公正であるべき経済を学んでいないのです。

首相施政方針演説を聴いて

今月18日の福田首相施政方針演説、車のラジオで聞いていました。消費者行政と環境対策を柱として、私たち民主党の主張と重なる内容も多かったと思います。
　地球温暖化対策について、特に力がこもっていたと思います。わが国の環境技術について「地球環境の危機と闘う最も強力な武器を持っています。省エネルギーや環境保全に役立つ技術力です。・・・」などと、環境問題・温暖化対策に関するわが国の実力をアピールしました。
　確かに企業も研究機関も高い技術力を持っています。しかし、それが十分活かされているのでしょうか。福田首相が誇らしげにアピールをした数日後の新聞には「温暖化対策は日本が先進国で最下位（世界銀行の評価で）」と報じられていました。高い能力を活かし、温暖化対策の成果をあげるための制度づくり・仕組みづくりが不十分ではないかと思います。つまり、いまの政治・行政では力不足だということです。ここでも政治の転換が求められるわけです。

首相施政方針演説を聴いて

今月18日の福田首相施政方針演説、車のラジオで聞いていました。消費者行政と環境対策を柱として、私たち民主党の主張と重なる内容も多かったと思います。
　地球温暖化対策について、特に力がこもっていたと思います。わが国の環境技術について「地球環境の危機と闘う最も強力な武器を持っています。省エネルギーや環境保全に役立つ技術力です。・・・」などと、環境問題・温暖化対策に関するわが国の実力をアピールしました。
　確かに企業も研究機関も高い技術力を持っています。しかし、それが十分活かされているのでしょうか。福田首相が誇らしげにアピールをした数日後の新聞には「温暖化対策は日本が先進国で最下位（世界銀行の評価で）」と報じられていました。高い能力を活かし、温暖化対策の成果をあげるための制度づくり・仕組みづくりが不十分ではないかと思います。つまり、いまの政治・行政では力不足だということです。ここでも政治の転換が求められるわけです。

成人の日

この三連休は、各地で成人式が開かれたことと思います。数年前には成人式は「荒れる」ということで、当時ＴＶ局勤務だった私は「警戒（式が荒れることはなかったか確認）」をしていたことを思い出します。「荒れた成人式」として全国に知られたのは十年ほど前の静岡県伊東市の式でした。既に鬼籍に入られた当時の市長（たいへんお世話になりました）が困惑され、新成人たちに行動を慎むよう強く求めていたインタビューを覚えています。こうした「荒れた成人式」を防ぐため、新成人自身が工夫を凝らした式を開くことを勧めていた自治体もありました。
岐阜市の成人式は校区単位で行うので、私は地元の華陽校区の成人式に出席しましたが、新成人のみなさんはきちんとした態度で好感が持てました。荒れることもなく、それでいて若々しく晴れやかで。
私たちは新成人をはじめとするこれからの世代にさまざまなツケを残さないよう努めなければなりません。国や自治体の負債もそうですし、様々な面で劣化が見られる日本社会を何とかすることも必要です。そして温暖化をはじめとする環境問題。新成人に「大人としての義務・責任」を求めるのも大切ですが、「大人」がこうした諸課題を少しでも改善しょようとする努力を怠らないことはもっと重要だと思った成人の日でした。

初詣街宣

きょうは今年はじめての街宣。柴橋さん、鷲見さんと。いつものメンバーです。
金神社鳥居前（写真）と金神社参道で。きのう荒天だったせいか、参拝客は多めだったようです。金神社は初売りもあって込み合っていました。
去年もそうでしたが、初詣街宣は反応がいい。特に、きのうの新聞で写真が出ていたせいか（次期衆院選展望の記事）柴橋さんが注目されていました。幸先いいスタートであることを願います。
午後からはお世話になった方にご挨拶回り。

元旦

新しい年になりました。旧年中は皆様に本当にお世話になりました。
今年もよろしくお願いします。
ＨＰも一新したことですし、今年はブログ更新を日課にして、
もっと情報発信をしてゆくよう努めます。

写真は円徳寺の年越しです。境内にともる蝋燭の灯。除夜の鐘を突いて
金神社でまちづくりの仲間たちと甘酒販売のボランティアをしていました。