岐阜県議会議員 太田維久(おおた・まさひさ)のblog

再生、飛躍、「政策維新」
生活を支え、生命を守る政治を実現する。

長良川イベント「河口堰周辺の今日」

2009年04月17日 21時48分21秒 | Weblog
今月14日、岐阜市のハートフルスクエアGで長良川の自然環境を考えるイベントが開かれた。これは市民グループの長良川市民学習会が開催したもので、今年2月に開かれた一回目のイベントに引き続き、水中写真家の吉村朝之さんが撮影した長良川の水中映像が紹介された。
映像を流しながら吉村さんは特に長良川河口ぜき周辺の水中環境を解説し「川底にはヘドロ(国交省はシルトと言っているそうですが)が堆積し、魚介類の姿は見えない。ところどころメタンガスが噴き出しているところもある」と環境の悪化を訴えた。
長良川河口ぜきのゲートが閉まってもうすぐ14年になるが、今から9年前にNHKで河口ぜきの様々な影響について検証する企画ニュースが放送されたことがあった。その際にカメラマンがせき周辺に潜って撮影をしたが、映像には既に「ヘドロ」と言ってよい堆積物が川底一面を覆っていた。重大な環境の変化を前に「このままでいいのか」と改めて感じる。

「水制度改革国民会議」年次総会

2009年04月03日 15時25分22秒 | Weblog
「水制度改革国民会議」の年次総会が4月1日、東京・憲政記念館で開催された。この会は「水循環基本法」を制定することを目的に学識経験者などが去年6月に発足させたもので、これまでに有志の国会議員とともに「ダムによる治水、水資源対策の限界」や「下水道、合併浄化槽、農村集落排水事業」などをテーマに6回の研究会を開いてきた。

 水は私たちの生命や生活に欠かせないものにも関わらず、世界的な人口の増加や環境問題、温暖化の影響などで様々な異変が起きていることが指摘されている。日本でも水を巡る問題が浮上している。しかし、現在の日本には、水を総合的に管理して様々な異変に対応する基本法も行政組織もない。水に関わる法律は利水、治水、環境管理などばらばらの分野に40本もあるそうで、多くの省庁に分かれて「縦割り行政」となっているのが現状。しかし地下水に関わる法がないように不備と考えられる面も多々ある。
 一方で、建設が「凍結」された大戸川ダムを含む淀川水系の水資源開発や熊本県の川辺ダム、群馬県の八ッ場ダム、私たちが指摘している木曽川水系連絡導水路事業などのように水需要や治水効果に疑わしい開発が続けられていることへの疑問も高まっている。

 大会では顧問を務める自民・民主・公明・新党日本の国会議員がそれぞれ「水循環基本法」の目的と必要性を訴えるとともに、講演やシンポジウムが開かれた。なかでも元国土交通省職員で淀川水系流域委員会前委員長の宮本博司さんは「水行政が縦割りで続けられている背景には個別法がある。法に基づく組織をそのままにしても縦割り行政は変わらない。既存の組織をぐちゃぐちゃにする大変なことをしないと日本の水行政はよくならない」と、基本法の制定と併せて関連省庁のあり方も見直すことを訴えた。

「水制度改革国民会議」はおおむね三年の間に水制度改革に関する国民の声を盛り上げるとともに「水循環基本法」の制定を目指すことにしている。

「言わずにおれぬ・・・」 (3/26)

2009年04月02日 19時30分51秒 | Weblog
舌鋒鋭い評論でおなじみの評論家・森田実氏が岐阜で講演を行った。オバマ政権と日米関係がテーマで、オバマ政権になってもアメリカは戦争を止めず、アフガンが主戦場になるこから日本の経済・雇用情勢に話が及び、今の民主党の状況についても触れられた。森田氏は政権交代のためには小沢代表は身を引いて菅代表代行に替わるべきとの見解だった。森田氏は静岡県の伊東市のご出身で、私もNHK時代に伊東で仕事をしたことがあり、講演前にそういった話で盛り上がった。写真はその際のひとコマ。