岐阜県議会議員 太田維久(おおた・まさひさ)のblog

再生、飛躍、「政策維新」
生活を支え、生命を守る政治を実現する。

破綻することがわかっているのなら、更に税金を投入するのは間違いでは

2010年08月26日 22時56分09秒 | 県政全般
特権であり、大損である。
地方議員年金制度を廃止しましょう。

受給資格を持つ者にとっては特権。
(私たち)資格がない(将来にわたってない)者、そして税負担をするほとんどの国民にとっては、その特権のために税を投入するという議員年金制度に。
廃止するべきと考えます。

破綻することがわかっているのなら、更に税金を投入するのは間違いではないか?

議員だけの問題ではないのです。
税金の使い道です。
市民の間に議論を起こし、税の使い道として妥当かどうか、市民が考える問題。
だから問題提起をします。

県議会・厚生環境委員会視察(2)

2010年08月23日 13時01分26秒 | 県政全般
視察二日目。

社会福祉法人清流会 共同生活八百津

知的、心的(精神)障がい者が、保護者がいなくなっても生き続けてゆけることを目指しています。
障害者が共同生活をする施設(住居)を平成22年4月に開設し、障害者自立支援法に基づき、共同生活(ケアホーム)および共同生活援助(グループホーム)のサービスを提供しています。



この新しい施設をつくるための経費は、国の補助金が1億2000万円余り、県、町の補助金がともに6000万円余り、自己資金がおよそ5000万円。
施設の拡張を希望しているものの、自己資金のやりくりにはたいへん苦労しているということです。

 

イザキ・ニュートンカレッジ

平成19年9月に開設したブラジル人学校。ブラジル人対象に3歳児からの託児所(認可外保育施設)から高等科までの一貫教育を行っています。




名称を見て伊崎(イザキ)さんが運営していると思いましたが、ポルトガル語で「アイザック・ニュートン」のこと。
各種学校としての申請をしており、認められれば授業料の消費税免除などの措置が与えられるそうです。
ただし、経営は月謝によるものが主で、月額3万円から。
経営もたいへんですが、ブラジル人の保護者も負担は軽くありません。
経営基盤の強化と授業料滞納対策が大きな課題だそうです。

 

特定医療法人清仁会 のぞみの丘ホスピタル

可茂地域の精神医療の中核病院として多くの精神障害患者の治療を行うととも、デイケア等関連施設と連携して、生活指導、生活習慣訓練、医療御相談により患者の社会復帰、自立に積極的に取り組んでいます。


県議会・厚生環境委員会視察(1)

2010年08月22日 23時20分04秒 | 県政全般
8月19・20日の二日間、岐阜県議会厚生環境委員会の県内視察が行われました。
今回は東濃~可茂地域です。

最初は「日本一暑いまち」多治見市です。

多治見市大畑センター新最終処分場

一般廃棄物焼却処分場で発生する焼却飛灰を固化し埋め立てる一般廃棄物最終処分場です。



迎えていただいた多治見市の古川市長です。
私たちの会派の先輩でもあります。
あついまちの市長にふさわしく、いつも熱意を感じます。

この施設は、全国で三例目の鋼板遮断の屋根付き最終処分場として平成22年6月稼働したものです。




ごみに有害なものが混じっている恐れがあるので、焼却灰を処分しておく部分は地層(地山)と隔絶してあります。
それを説明する写真です。



これが内部。
多治見市は人口11万人、分別回収が進んでいますが、この体育館のような処分場は15年間で焼却灰でいっぱいになってしまうということです。

 

社会福祉法人陶技学園 第二陶技学園

次も多治見市、障がい者を支える支援施設です。
平成21年
4月に障がい者自立支援法に基づく新体系事業に移行し、指定障がい者支援施設として施設障がい福祉サービスを提供してます。



長い歴史を持つ施設で、その名の通り陶磁器製造関係の作業のほか、一般的な部品づくりなどの授産施設もあります。





一日目最後は恵那市です。 


リコーエレメックス株式会社恵那事業所

コピー機などで知られるリコーの関連会社、もともとは計器や時計製造から始まったそうで、いまでもデジタル時計を中心につくっています。
製品のリサイクル対応設計や、事業所における廃棄物の徹底した分別と再資源化など、環境保全活動として、製品および事業所それぞれの積極的な取り組みを実践しています。



コピー機のラインです。
もう10年ほど前からですが、製品を流すのにベルトコンベアーを廃し、写真のような台車に製品を載せて流しているそうです。
省エネということだけでなく、ラインのメンテナンスコストが年間100万円ほど削減できたということです。


県立多治見病院で意見交換(2)

2010年08月19日 00時49分52秒 | 福祉・医療など


議会質問でも、メディカルクラーク(医療事務補助者)の育成配備を要望したことがあり、県も今年度予算に盛り込んでいます。
それは評価できるのですが、この日の話の中で看護師の電子カルテ作成の際に、どうしても患者に接した人でないと入力できないことがあり、単にメディカルクラークの配備だけでは看護師の残業や繁忙感は解消されないということが訴えられていました。
やはり看護師の数が必要とのことです。

写真は意見交換の風景です。
非常に有意義なものでした。

県立多治見病院で意見交換

2010年08月17日 23時20分03秒 | 福祉・医療など
午前中、岐阜市内で地域活動をしてましたが、一時間半も歩き回っていると大変。
熱中症の発症が多いのも納得する暑さでした。
午後には「日本一暑い」多治見市で、県立多治見病院の労使意見交換会に出席。
病院労組の特別執行委員としての参加です。
院長、局長はじめ病院幹部と労組の執行委員で、病院の近況について意見を交わしました。

(これはそのあと行われた執行委員会)


以前は看護師不足に悩まされた多治見病院ですが、独法化議論のあたりから看護師確保対策に特に力を入れていて、かなりの改善が見られているとのことでした。
夜勤手当などの待遇面に加えて、看護師のお子さんを預かる保育体制の充実も効果を上げつつある要因です。
幼い子どもを抱えている看護師にとって、仕事と子育ての両立を考えると、保育体制が整っているかは賃金とともに職場を選ぶ大きなポイントになるということです。
きょうは病院併設の保育施設もわがままを言って見学させてもらいました。

(外観)


「病院が以前より明るくなってきた」という声が聞かれました。
多治見病院の場合は新しい病棟が完成しただけではないようで、利用する県民にとってプラスになりつつあると思います。


イカス旧県庁舎をどういかす(生かす・活かす)

2010年08月11日 23時46分07秒 | まちづくり
旧岐阜県庁舎(岐阜市司町の県岐阜総合庁舎)をどうにかしようという会合に出ました。

旧岐阜県庁舎は大正13年に出来たもので、玄関や入ってすぐの階段、局長室などは大理石張り(多分)の重厚なつくりです。
いまでも岐阜振興局や岐阜土木事務所、岐阜農林事務所などの県の出先機関が入っていますが、建物の耐震強度が低く、隣接する岐阜大学病院跡地を岐阜市が再開発しようとしていること、県の出先機関の統廃合もあり、玄関やその周辺を残し、ゆくゆくは取り壊すようです。取り壊したあとは岐阜市に譲って、岐阜市の再開発に利用されますが、残される玄関やその周辺(つまり正面部分)をどうするかということが議論になりつつあります。

「取り壊す」となっている部分も、古いけど、建築意匠としては価値があるとの意見もあります。

会合ではこの「イカス」旧県庁舎の保存と活用にどう市民の声を反映させるか、市民にどう声を広げてゆくか意見を交わしました。

この手の旧県庁舎は権威を発揚するような様式が多く、いまとなっては時代を感じさせる趣がある建築で、各地で何らかのかたちで残されています。
岐阜県も財政が非常に厳しいなか、やれることは限られていますが、市民の声もいかして何とか保存活用したいものです。