岐阜県議会議員 太田維久(おおた・まさひさ)のblog

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八ツ場、合理的な判断を

2011年01月15日 02時08分07秒 | 環境・公共事業

八ツ場、建設再開なら費用34億円増 完成も3年遅れ
                    (朝日新聞2011年1月14日21時10分)

本体工事が凍結されている八ツ場(やんば)ダム(群馬県)の建設を再開した場合、完成は予定より3年遅れの2018年末になるとの見通しを、国土交通省が14日、示した。事業費も少なくとも34億円の追加が必要になるという。
事業費を負担している利根川流域の6都県との検証作業の会合で明らかにした。1985年に地元が建設を受け入れて以降、2000年度に完成する予定だったが、すでに2度、完成が遅れている。
政権交代直後の09年9月にダム本体の工事が中止された。現政権はダムが必要かどうかを検証する作業を今秋に終え、建設中止か再開かを判断することを目標にしている。だが、仮に再開しても、大型公共事業の入札には、競争性を確保するために周知期間が半年から9カ月程度は必要で、ダムの完成は3年遅れることになるという。
ダムの総事業費は、現時点で国内ダムで最高の4600億円。これまでの検証作業で、完成までのコストを国が見直したところ、工事のやり方を変えるなどして21億7千万円が節約できるが、3年延長で人件費がかさむなどして55億3千万円が追加になり、少なくとも差し引き34億円が新たに必要という。
この日の会合では、6都県から「完成の遅れも、事業費の増加も到底、受け入れられない」と反発が相次いだ。

八ツ場ダムについては国の政策に翻弄されてきた地元は気の毒なのですが、推進を主張している6都県もこれから水需要が増えるのかということ、そしてダム上流地域の地質的な問題、つまり浅間山などの火山が噴火して出来た土地で土砂流出が多くダム湖が短期間で埋まる懸念があることから反対です。内閣改造が行われましたが、新内閣にはマニフェストに掲げた八ツ場ダム中止も約束を守る努力をして欲しいと思います。

 


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