岐阜県議会議員 太田維久(おおた・まさひさ)のblog

再生、飛躍、「政策維新」
生活を支え、生命を守る政治を実現する。

椿洞産廃に関する会合

2007年11月20日 01時06分39秒 | Weblog
椿洞の産廃に関する集まりに参加し、地元の方々とお話しをする機会を設けていただきました。
不法投棄された産廃を巡っては、岐阜市は今年度中に撤去の実施計画を環境省に提出する予定です。きょうの集まりでは住民が実施した産廃投機現場周辺の水に関しての調査結果が報告されていました。水が電気を伝える値を測定して汚染物質がどの程度混入しているかを測るもので、産廃投機現場のすぐ下で採取した水は通常の十倍にもなる値になっていたということです。この調査は定期的に行うということで、住民にとっても産廃の環境への影響について考える機会になると期待が集まっています。産廃問題、次の議会でやろうと思っています。
いつも御望山の取材でお会いするG新聞の記者さんと遭遇。頑張ってますね、私も頑張ります。

宮古島のエコプラントを視察

2007年11月11日 02時37分36秒 | Weblog
 県議会の循環社会・防災対策特別委員会で、沖縄・宮古島で行われているバイオマス(生物由来の資源)利用の実証実験を見学しました。
Ⅰ.バイオエタノール実証実験
 宮古島の基幹産業はサトウキビ生産と製糖業です。この実証実験は、砂糖を生産する過程で生じる副産物の「糖蜜」(糖分を含む黒褐色の液体)を発酵させてバイオエタノールを生産するものです。
 実証実験では、生産されるバイオエタノールをガソリンに3%混ぜた燃料(E3燃料という)を役場の公用車に供給しています。こうして宮古島の中で、ごく一部ではありますが、自動車燃料を生産・供給する仕組みをつくろうとしています。
<メリット>
▼地域の基幹産業と結びついた地産地消型のバイオエタノール 確保で、二酸化炭素削減効果が高い。
▼E3燃料は国産車に使用できる。車両の改造等必要ない。
<課題>
▼現在、バイオエタノールの原料である「糖蜜」は飼料会社が 引き取っており、流通経路を変えなければならない。

Ⅱ.バイオ・エコシステム研究センター
 琉球大学などがつくるバイオマス利用の研究センターです。今回の視察では、サトウキビの絞りかすのバガス(英語 bagasse)を炭にして土壌改良材にするプラントを見学しました。
 プラントに稲わら状のバガスを入れ、高温で炭化・乾燥させます。バガスの二割が炭になり、その時に生じるガスを冷やすと酢液が出来ます。
 バガスからできた炭は多くの水分を含むこともあり、サトウキビ畑にまいて生育を促すことができます。酢液も土壌改良剤として使えるということです。
<メリット>
▼炭にして畑にまくことで、サトウキビが成長の過程で吸収し た二酸化炭素を空気中に戻さない→二酸化炭素排出削減。
▼バガスを高温乾燥させたときに出るガスは、プラントの燃料 として使われている→エネルギー効率がよい。
<課題>
▼バガスも製糖工場の燃料として使われているので、プラント で利用するにはバガスの流通経路を変えなければならない。



あすから循環社会・防災対策特別委員会の視察

2007年11月08日 01時29分02秒 | Weblog
小沢代表の辞任騒動、どうしても触れなくてはならないでしょう。「連立は認められない」ことは私も柴橋さんも常々街頭でお訴えしてきたことです。直近の選挙である参院選の民意を裏切ることになる。また、私たちは政権交代を目指すのであって、政権に参加するのではない。これも選挙でお訴えしてきました。党内で連立拒否の声があがったのも当然でしょうし、世論調査の結果でも、民意の多くが連立を望んでいないことがわかりました(朝日・共同の緊急世論調査)。これからは民主党の中で連立を望む声は縮小するでしょうし(希望含む)。自民の望む大連立という選択肢も消えるでしょう(これも希望含む)。新聞ネタとしては「連立の火種がくすぶる」と書かれ続けるでしょうが。

話題を変えます。
あす、あさってと県議会循環社会・防災対策特別委員会の県外視察です。場所は宮古島。流行りのバイオエタノール実証実験プラントと琉球大学などがつくる研究センターの視察だそうです。視察自体は見識を深め、政務調査に役に立つことは間違いないが、わざわざ宮古島まで行かなくても・・・とちょっと思ったりします。バイオエタノールについては、生産が拡大することで農業・農村、生態系(ジャングルの伐採など)といった影響が深刻化しつつあります(ブラジルなどで)。先進的な取り組みを学びつつも批判の目を忘れない視察にしなければと思います。