goo blog サービス終了のお知らせ 

Steve Wariner / No More Mr. Nice Guy (1996)

2005-11-20 00:05:49 | Music > Country
 
たまには sorapapa さんに負けじと全曲レビュー形式をパクってギタリストなアルバムを紹介しちゃいます(笑)。でもそこは ghostwind 流ということで・・・(ニヤッ)。

今回、アルバム全曲一言コメントに挑戦するのは、私の敬愛するカントリー・アーティスト Steve Wariner が 1996年にリリースした "No More Mr. Nice Guy" というアルバムです。いつものヴォーカルものとは趣向を変え、インスト中心のギター・アルバムに挑戦しています(彼はギタリストとしても超一流!)。カントリー界に限らず、様々な方面から迎えた多彩なゲストとの共演にも注目です。幅広いスタイルの楽曲が収録されていますから、初めての方にもちょっぴりオムニバス気分、サンプラー気分で楽しんでもらえるんじゃないでしょうか(笑)。ぶっちゃけ ghostwind は、ミュージシャンつながりで音楽を聴くタイプの人が釣れないかなぁと思いつつ、針を垂らしたわけです(爆)。

01) No More Mr. Nice Guy
Steve の盟友 Vince Gill と組んで、Albert Lee 直系のブッ飛びカントリー・ギター・リックを炸裂させています。もうギターがパキパキいいまくってますからねぇ。いったん体が受け付けてしまうと中毒になりますよ、このスタイルは。私も学生時代はカントリー・ギターにドップリはまっていたので、こんなんばかり弾いてました(笑)。どれだけパキパキいわせるかに命を懸けてたって感じですかね(笑)。ちなみに "No More Mr. Nice Guy" はナイス・ガイというレッテルを貼られがちな二人のささやかな反抗だそうです(笑)。冒頭でのこの台詞は米球界の鉄人で Steve の友人でもあるというノーラン・ライアンというから驚き!

02) Big Hero, Little Hero
Steve のビッグ・ヒーロー Chet Atkins とともに晩年の彼のスタイルを思わせるカントリー・フュージョン的な曲を披露しています。どこまでも優しく心地良いギターの響きがたまりません。Acoustic Alchemy あたりが好きな人にも気に入ってもらえるんじゃないかなぁ。

03) Prelude / Practice Your Scales Somewhere Else
クラシカルなアコギのイントロがとても美しいです。当ブログではお馴染みの? Mark O'ConnorSam Bush が参加し、スウィング感溢れる演奏を聞かせてくれます。こういうオールド・スタイルなサウンドっていいなぁ。中間部では Steve お得意のスキャットとギターのユニゾンが聴けます。

04) The Theme
Randy Goodrum とのジャムから出来たという AOR/フュージョン風のインスト曲。まさに「一芸に秀でる者は多芸に通じる」ですね。Larry Carlton 御大がギターで参加していたり、Steve の交流の広さがうかがえる一曲です。

05) Forever Loving You
妻への思いを形にしたという美しいメロディを持った曲。メロウなアコギのフレーズが印象的です。

06) Next March
ちょっぴり FLECKTONES 臭さも感じる Bela Fleck との共演曲。Bela は相変わらずの天才ぶりを発揮しています(笑)。Steve のオシャレなリードもいい感じですね。

07) If You Can't Say Something Good
Mac McAnally とのフォーク調のブルーズ・セッション。とにかく渋いです(笑)。

08) Hap Towne Breakdowne
オープニングの "No More Mr. Nice Guy" に続き、再び炸裂系カントリー・ギターが堪能できる一曲。陽気なサウンドは笑顔で高度なリックを決めるプレーヤーたちの顔を連想させてくれます。Carl Jackson, Mark O'Connor, Jimmy Orlander が参加しています。

09) For Chester B.
Steve が敬愛する Chet に捧げた小品。感謝と愛情が感じられるしっとりとした曲です。

10) The Brickyard Boogie
若い世代のピッカーたちとのジャム・セッション。ブギーに乗せて繰り広げられる伸び伸びとしたプレイが気持ちいいです。

11) Don't Call Me Ray
Leo Kottke とも交流があるとは! 彼が Steve の家に遊びに来たときに作ったそうです。Leo のスタイルと Steve のスタイルが絶妙に交じり合ったデュオ曲です。

12) Guitar Talk
ラストに来て Steve もちょっと唄いたくなったようです(笑)。この曲には何と Richie Sambora がゲスト・ギタリストに迎えられているんですね。Bon Jovi マニアは要チェックです(笑)。もう一人のギタリスト Lee Roy Parnell のスライド・プレイもクールです。


ってな感じですかね~(笑)。ちなみに US 盤はジャケットが異なります。


最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ひい)
2006-03-06 03:55:49
ひいはこのアルバムを、Samが参加している事を知って買いマシタ♪

Steve Warinerって誰だろう??なんて思いながら(笑)。

しかも当然(?)店頭には無く、お取り寄せでした。

でも、日本盤がちゃんと在って、解説が付いていたので、あぁ珍し~(嬉)って思いましたケド。



で、買ってから、これまたひいのスキな、BRYAN WHITEも参加してる事が判明(10曲目)。

なんかドラムかな? ギターでは無かった様な…。

楽しんで演奏してるのが伝わってきますよネ~♪



あ、ひいはやっぱり3曲目がお気に入りデス!!
返信する
>ひいさん! (gw)
2006-03-06 21:40:03
こんばんわ、ひいさん☆彡



このアルバムは Steve Wariner の中でも異色の作風ですね。それだけにインパクトがありました(笑)。



>日本盤がちゃんと在って、解説が付いていたので、あぁ珍し~(嬉)って思いましたケド。

これってたぶんボン・ジョヴィのギタリストが参加していたからじゃないですかね~。当時ギター雑誌に広告が載っていたくらいですから~(笑)。



>買ってから、これまたひいのスキな、BRYAN WHITEも参加してる事が判明(10曲目)。

こういう発見って嬉しいですよね。僕もそういうとき、誰かとその喜びを分かち合いたくなるんですが、そもそもマニアックなネタが多いので、それを知っている人がいないんですよね(笑)。



>あ、ひいはやっぱり3曲目がお気に入りデス!!

ゴキゲンなスウィング感がたまりませんよね~。ブルーグラス・プレーヤーってリズム感がすごくいいから、こういうのやっても見事にハマりますよね♪

返信する