デビュー作の衝撃を頂点に、以降作品のフックが少しずつ失われていくように感じてしまうのは僕だけですかね。70/80年代の歌謡曲が持っていたメロディをコンテンポラリーな洋楽サウンドに融合させた点は見事でしたし、彼女の音楽が老若男女に好かれた理由はそこにあると思います。まあ偉そうに宇多田論を展開できるほど彼女に明るいわけではないのでボロが出る前に口を閉じるつもりですが、最近の楽曲は何となく緩~い感じがしてあまり好みではないというのが正直なところ。ベタベタのポップ感覚が後退しちゃったんですよね。JPop シーンでは、出しゃ売れる、売れて当たり前という別格のアーティストになったことは彼女の才能からすれば当然の成り行きなのかもしれませんが、もっとサウンドに庶民的な部分を引きずって欲しかったなぁ。そんなわけで僕がアルバムとして聞いたのはこの "DEEP RIVER" まで。巷でのヘヴィ・ローテーションのせいか、シングル曲の耳なじみは良いですが、彼女の方向性に自分の好みとの違いを感じ始めたのもこの頃ですね。
その後のアルバムはちょっとわからないですが、新曲なんかは日本で普通に生活していればあちこちで耳にしますし、曲名は知らなくてもメロディは聞き覚えがあるだろうと思っています。ただふと心を奪われるような曲には出会っていないんですよね(苦笑)。
その後のアルバムはちょっとわからないですが、新曲なんかは日本で普通に生活していればあちこちで耳にしますし、曲名は知らなくてもメロディは聞き覚えがあるだろうと思っています。ただふと心を奪われるような曲には出会っていないんですよね(苦笑)。
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