Motley Crue / Girls, Girls Girls (1987)

2005-07-31 00:11:13 | Music > HM/HR
個人的にはアルバムの中で傑出した曲とそうでない曲の差がハッキリしているという印象を受けますが、それでも "Girls, Girls Girls" や "Wild Side", "You're All I Need" など数多くの名曲が収録された素晴らしいアルバムだと思います。とにかく Tommy Lee のドラム・セットが回転するシーンが収められた "Wild Side" の PV は強烈な印象でした。ギター小僧だった私はあの曲のリフをすべてダウン・ピッキングで弾いていた Mick Mars にもちょっと感動しました。決してうまいギタリストではないですが、彼がいない Motley Crue なんて考えられないですよね。そういえば笑い話ですが、20年近く昔のヤング・ギターに "Home Sweet Home" のスコアが掲載されたことがあって、ソロの部分の解説で「右手と左手がちょっとズレて結果的にこのようなフレーズになったようです」みたいなことが書かれていました。ぶっちゃけ「下手」ってことが言いたいわけですよね。でもいいんです、ソロがちっともテクニカルじゃなくたって! Mick の書くリフは格好いいじゃないですか! 健康面で非常につらい思いをしている話を聞いて心配でしたが、LIVE8 での元気な姿を観て少し安心しました。

えっ? 今回はネタに結び付けないのかって? 実は Steve の息子が Motley Crue のファンだそうです(笑)

Bryan Adams / Live! Live! Live! (1988)

2005-07-30 11:16:38 | Music > Rock/Pops
 
Steve Morse も大ファンというロック・ヴォーカリスト!

先日、Bryan Adams を強引に EJ ネタに結び付けたばかりですが、何と今度は Steve Morse が「僕は Bryan Adams の大ファンなんだよね」と公式サイトでコメントしておりました(こちら)。Steve は自身も Deep Purple のメンバーとして出演した LIVE8 で Bryan のライヴを観たとのこと。やはりこの二人のギタリスト、何かと共通点が多いように思います。もし Steve と Eric のコラボレート・アルバムが実現するのなら是非 Bryan Adams や Alison Krauss をゲスト・ヴォーカルに迎えて欲しいものですね(贅沢!)。

そんなわけで、私も大好きな Bryan Adams が 1989年にリリースしたライヴ・アルバム "Live! Live! Live!" を紹介したいと思います。本作はデビューから "Into The Fire" まで 80年代の Bryan を総括するベスト盤的な内容で、Steve の言葉を借りるなら、まさに "fantastic" です。振り絞るように唄う Bryan のハスキーなヴォーカルからはスタジオ・アルバム以上に情熱が伝わってきます。どこまでもシンプルでストレートで、「ロックというものはこういうものなんだ」という熱さを感じさせてくれる一枚です。今回、久し振りにこのアルバムを聴きましたが、改めて Bryan のミュージシャンとしての素晴らしさに触れたような気がします。

そうそう、AOL のサイトで LIVE8 のハイライト映像を観ましたが、いくつになっても白いシャツとジーンズが似合うカッコいい人ですね。



ウィルキンソン・ジンジャー・エール

2005-07-27 00:00:46 | Food
一年程前、生鮮食品も扱うスーパーに変身した近所のディスカウント・ストア。昔のガラガラな店内が嘘のように休日などは大にぎわいです。お店にとってこの決断は大成功と言えるのでしょうね。それにともない閉店時間が一時間早まり 10時になってしまったのはちょっと痛手ですが・・・。この店、もとは酒類や輸入食料品などをメインに取り扱っていて、規模は縮小したものの、今でもウリとなっています。実は以前紹介したカントゥッチが売っていたのもこのお店です。

前置きが長くなってしまいましたが、今回またしても、お気に入りの商品を見つけてしまいました。それがウィルキンソンのジンジャー・エールです。普段よく見掛けるサイダーのようなジンジャー・エールとは異なり、かなり辛いのが特徴です。とにかく舌も喉もビリビリ来ますから! とあるイタリア料理店で飲んだのが最初だったのですが、それ以来忘れられない味になりました。今までは行った先の店にあれば飲むという感じで、偶然の出会いを楽しむ程度だったのですが、最近になって、たまたま「酒屋で取り扱っていることが多い」という情報を入手しまして、近所のスーパーを覗いてみたところ、これがまた運良く置いていたんですねぇ。ちょっと感激しました。これからいつでも好きなときに飲むことが出来るんだなぁって。ちなみにこのジンジャー・エール、緑色のビンに入っていまして、赤ラベルと茶ラベルの二種類があります。赤はドライ・ジンジャーなので激辛なのは茶ラベルの方です。値段は 190ml で 100円程度と、普通の炭酸飲料とほとんど変わりません。最近はめったに炭酸飲料を口にしなくなりましたが、ウィルキンソンのジンジャー・エールだけは思い出すと飲みたくなりますね。

興味が湧いた方は是非この辛さにチャレンジしてみてください!

チャンジャ

2005-07-26 08:48:25 | Food
最近、お気に入りの一品料理です。実は今まで食べたことがなく、知人宅でご馳走になってハマってしまったのでございます。鱈の内臓を使った韓国の塩辛なんですが、全然臭みはなく、私はその固い食感から軟骨をキムチ風に仕上げたものといった印象を受けました。相当な辛さですが日本の塩辛とは味や食感が全く異なりますので、塩辛が苦手な人もいけると思いますよ。

辛いものは控えめにしていますが、焼肉屋にいくと、つい頼んでしまう一品を紹介しました。

ツアー・メンバーについての戯言...

2005-07-25 00:00:40 | Music > EJ
現在、Eric Johnson with Electric Band はアメリカ国内で "Bloom" ツアーの真っ最中ですが、Eric は最近のインタヴューの中で、楽曲のアレンジに幅を持たせるため、サポート・ミュージシャンの起用を視野に入れていると語っていました。キーボードやパーカッションもこなせるセカンド・ギタリストを入れたいと思っているようですが、私としては初来日公演での好サポートが記憶に残っている Stephen Barber のキーボードも EJ サウンドには合っていると思います(加えて長年の友人ですし)。また今回は歌えるドラマー Tommy Taylor が参加するということで、コーラス・パートの充実が期待されますから、もう一人のプレーヤーが加わって、ライヴで演奏可能な曲の幅がさらに広がってくれれば嬉しいですね。ちなみに Tommy のサイトでは若かりし頃の Eric を初め、Chris Geppert 時代の Christopher Cross など Eric に所縁のあるアーティストたちの貴重なショットがアップされています(今は亡き名ドラマーの姿も...)。結構おススメです。


Tommy Taylor Official Website:
http://www.tommytaylor.us/

Stephen Barber Official Website:
http://stephenbarber.com/

"Venus Reprise" にまつわるお話

2005-07-24 07:50:38 | Music > EJ
1998年6月のインタヴューで "Mountain" という曲についての質問が載っていました。この曲は元々ヴォーカル入りだったそうですが、どうしても納得のいく仕上がりにならなかったため、最終的にはインスト・パートの一部分だけが残り、"Venus Reprise" として収録さされることになったそうです。タイトルからしててっきり "Venus Isle" のレプリーゼとして作られたものだと思っていました。Eric のコメントを読んで「この曲にはそういう裏話があったのかぁ」と思いましたが、それだけではネタにならないのでちょっとした情報を・・・。

実は "Mountain" というタイトルと "Venus Reprise" のリズムに何となく聴き覚えがありまして、この曲のオリジナルに心当たりがあるんですよ。かなり昔に NHK-BS で放映された The Bottomline でのライヴなのですが、それらしき曲を演っていたような・・・。どこかにあるはずとテープを探してみたところ、何とかダンボールの中に眠っていたテープを見つけることができたので早速視聴してみました。テロップでのタイトルは "Moiuntain Medley" となっていましたが、まさしく "Venus Reprise" そのものです。恥ずかしながら "Venus Isle" アルバムを聴いた当時は思い出せなかったんですよね。新たな発見という感じです。そんな "Mountain Medley" ですがクリーン・トーンの美旋律コードをバッキングに Eric の優しくも情熱的なヴォーカルが印象的な佳曲です。決してヴォーカル・トラックがバッサリ切り取られるような出来の曲には聞こえません。"Venus Isle" 制作時の Eric はこだわりが強かったのかも知れませんね。いつか再びヴォーカル入りのフル・ヴァージョンを聞かせて欲しいものです。

ライヴは 1990年7月20日 に New York の The Bottomline で行われたもので、"Ah Via Musicom" のリリース直後ということもあり、かなり弾きまくっています。放映された曲もギター・オリエンテッドなものが多く、当時の Eric のギター・サウンドが好きな方にはたまらない映像でしょう。個人的には、何となくブカブカの黒いスーツに身を包んだ王子様ルックの Eric が懐かったです(流石に最近は少し老けてきましたからね)。同シリーズで放映された Steve Morse の方は DVD になっていますから、こちらも DVD リリースに漕ぎ着けてくれると嬉しいなぁ。

参考までに放映された曲を紹介しておきます。

1. Righteous
2. High Landrons
3. Kathy's Song (S&G cover)
4. Song For George
5. Cliffs Of Dover
6. Country Swing Jam (improvisation)
7. Mountain Medley - Zap

Eric Johnson - Guitars
Kyle Brock - Bass
Tommy Taylor - Drums

Cat Stevens / Back To Earth (1978)

2005-07-23 08:30:45 | Music > EJ

+++++ Eric Johnson Session Works Vol.22 +++++


Cat Stevens / Back To Earth (1978)




01. Just Another Night
02. Daytime
03. Bad Brakes
04. Randy
05. The Artist
06. Last Love Song
07. Nascimento
08. Father
09. New York Times
10. Never

Produced by Paul Samwell-Smith & Cat Stevens

Featuring:
Cat Stevens, Alun Davies, Jean Roussel, Gerry Conway, Bruce Lynch, Don Welle, Eric Johnson, Luther Vandross, Brian Cole, Steve Jordan, Will Lee, John Marson, Dave Mattacks, Del Newman, Richard Niles, Paul Samwell-Smith, Graham Smith, Shire So, Derek Wadsworth, etc.


Cat Stevens は70年代に活躍したシンガー・ソングライターです。最近のリスナーとっては馴染みの薄いアーティストかも知れませんが、Mr. Big のヒット曲 "Wild World" の作者と聞けばピンと来る方もいるのではないでしょうか(オリジナルは 1970年リリースの "Tea For The Tillerman" に収録)。Cat は 1977年にイスラム教に改宗し、名前も Yusuf Islam に改名するという変わった経歴の持ち主で、本作 "Back To Earth" は彼にとって実質的なラスト・アルバムになります。その後、宗教活動に専念するため、音楽活動に終止符を打った Cat は、イスラム教学校の設立や旧作品の再発で得た印税を同時多発テロの被害者遺族に寄付したりと、現在では人格者として知られているようです。また近年はチャリティ目的での音楽活動を断続的ですが行っているという話も聞きます。

"Back To Earth" は名盤 "Tea For The Tillerman" に比べると話題に上ることの少ないアルバムですが Cat の柔らかなヴォーカルを中心とした楽曲群は決して評価の低いものではないと思います。プロデュースは元 The Yardbirds のベーシスト Paul Samwell-Smith が手掛けており、先日、惜しくもこの世を去った Luther Vandross や Fairport Convention での活動が知られる Dave Mattacks らが参加しています。

Cat のツアー・メンバーとして参加していた Eric ですが(1977-1978年頃)、今のところ、Cat のアルバムで彼のプレイが聴けるのは本作の "Bad Brakes" のみです。全編を通して Keith Richards 風のリズム・ギターを聴くことができます。プレイが地味に感じられるのは Eric がゲスト参加ではなく、バック・バンドの一員として Cat をサポートするプレイに徹しているからでしょう。それゆえ、クリーン・トーンの美旋律バッキングや流麗なソロを期待すると肩透かしを食うかもしれません。1978年といえば Eric は 20代前半、セッション・ワークとしてはかなり初期の部類に入りますが、ギター・サウンドやコードの構成音など、すでに現在のスタイルに近いものを感じ取ることが出来ます。ギター・ソロはありませんが、本人は結構気に入っているプレイらしいので興味のある方は聴いてみてはいかが?


Cat Stevens Official Website:
http://catstevens.com/


※ 1976年のツアーは映像がリリースされていますが、この時点ではまだ Eric は参加していないようです。

"My Bonnie Lies Over The Ocean" は何処(いずこ)へ...

2005-07-20 00:09:09 | Music > EJ
ネタ元としてオフィシャル・サイトに掲載されている EJ のインタヴューを取り上げてみることにしました。かなり面白いですよ。日本語訳も国内の EJ ファン・サイトにて掲載されているので読んでみて下さい(もうチェック済み?!)。ちなみに日本語翻訳には山巻さんという方が尽力されています。個人的な面識はありませんが、EJ-ML では中心となって投稿されている方で、その精力的な活動には頭が下がります。そうそう! 新作 "Bloom" のスペシャル・サンクスにもクレジットされています(凄いなぁ)。本人は "Yamiko Yamaki" とミス・スペルされていることを冗談交じりに嘆いておられました。EJ と一番お近付きの日本人ではないでしょうかね(ここは推測)。

今回は1998年3月のインタヴューから小ネタを...。EJ は「アルバムで絶対にやりたい曲」として "My Bonnie Lies Over The Ocean" を挙げています。残念ながら未だ公式リリースされておらず、ライヴでも演奏されたことがあるかは不明です。オリジナルはスコットランド民謡と言われ、"My Bonnie Is Over The Ocean" と唄われることも多いようです。EJ がこの曲を取り上げたキッカケはわかりませんが、The Beatles も初期のセッションでこの曲をレコーディングしていますね(タイトルは "My Bonnie")。もとは三拍子の曲ですが、BEATLES らしいロック調のアレンジになっています。EJ はどんなアレンジでこの曲を仕上げようとしていたのでしょう。アコギでしっとりでしょうか、はたまた "Paperback Writer" や "My Back Pages" のようにオリジナルとはガラっと雰囲気を変えた EJ流ロック・ソングでしょうか。前者だったら現在制作中のアコギ・アルバムに収録されるかな? いずれにしても何らかの形で世に出ることを望みます!

※ どんな曲か聴きたい方は iTunes の Music Store で "My Bonnie" を曲名検索してみてください。The Beatles や Ray Charles を始め、たくさんのアーティストのヴァージョンが試聴できます。

Eric Johnson と Alison Krauss

2005-07-19 00:02:37 | Music > EJ
小ネタです。

9枚ほど EJ のフォトがあります。二人の Eric のショットが印象的! そういえば、まだ "Crossroads Guitar Festival" 観ていないんですよねぇ。

Robert Knight Rock Photography:
http://www.robertmknight.com/photos/ericjohnson/

EJ のインタヴューも発見。EJ も Alison Krauss 好きなのよね~。楽屋で会って話をしたこともあるみたいです。別のインタヴューでは世界最高の女性ヴォーカリストの一人だって言ってましたよん。EJ のアコギをバックに Alison のヴォーカルなんて夢のコラボレートだぁ。それはともかくとして Alison Krauss 来日しないかなぁ。テキサスで AK のライヴに行かれた Hank西村さんが羨ましい!(こちら

Boston Beats - Eric Johnson Interview:
http://www.bostonbeats.com/Interviews/InterviewJohnsonE.htm

Bryan Adams / Into The Fire (1987)

2005-07-18 21:35:42 | Music > Rock/Pops
 
EJ がコラボレートしたいミュージシャンの一人に挙げるロック・ヴォーカリスト!

「何も無理して Eric Johnson に結び付けなくても」という声が聞こえてきそうですが、あまり深い意味は無いのでご容赦を...(笑)。何分最近、長文レヴューを書くパワーが無いので小ネタ系が続くかもしれません。幾つかのシリーズを立ち上げている割に停滞中ですなぁ。"EJ Session Works" に関しては「あのアルバムでの EJ はどんな感じ?」なんてのがあれば、ちょっと頑張って書いてみようかなと思っております(こちらを参照のこと)。

それはさておき、本題の Bryan Adams です。私が初めて聴いたのは 1987年にリリースされた "Into The Fire" です。最初のインパクトは薄かったのですが、繰り返し聴いているうち、そのカッコよさにのめり込んでいきました。以降、名盤 "Reckless" など、過去のアルバムを遡って聴くようになりました。"Live! Live! Live!" まではリアルタイムで聴いていたのですが、その後、ドップリ HR/HM にハマってしまい、ほとんど他の音楽から遠ざかる時期に突入してしまいます。私にとって Bryan のイメージはシンプルでストレートなロックであり、Robert John Mutt Lange プロデュースの「Def Leppard か?」みたいなサウンドを聴いたときにはちょっとコケてしまいました。その点、"Into The Fire" のひたすらシンプルさとストレートさに徹したサウンドはまさに私の理想像です。"Reckless" ほどのポップさは無いですが男臭いロックがギッシリ詰まった好盤だと思います。オープニングの "Heat Of The Night" からラストの "Home Again" まで力のこもった Bryan のヴォーカルが堪能できます。今でもよく聴くアルバムの一枚ですね。

またまた話を戻してしまいますが(笑)、EJ が Bryan と共演したらどんなサウンドが出てくるのでしょうかね。遠い昔の話になりますが "Tones" を初めて聴いた頃、まだ EJ のヴォーカルが私の頭の中で唯一無比の声になる前のことですが「Bryan Adams の声にちょっと似てるなぁ」なんて思ったこともあります。ハスキーな声質からそう連想したのですが、主観的な感想なのであまり突っ込まないでくださいね。そういう意味では私の中では Bryan と EJ の相性は悪くないのではと思っていたりします(強引)。