Jeff Scott Soto / Essential Ballads (2006)

2006-08-27 00:24:16 | Music > HM/HR
 
Jeff Scott Soto が今年リリースしたバラード・ベスト集。真夏日仕様の暑苦しいヴォーカルが売りの Jeff ですが、爽やかな楽曲といいバランスを保っていて、正直かなりお薦めです(笑)。バラードに限らずライトでキャッチャーな曲も多数収録されているため、一枚の AOR/MHR アルバムとして楽しめると思います。最近 Jeff は喉の感染症にかかってツアーを降板した Steve Augeri に替わり Journey のヴォーカルを務めていますが、その Journey の "Send Her My Love" もカヴァーしています。じっくり聞かせるバラードも天下一品ですが、Extreme の "Hole Hearted" を連想させる "Sacred Eyes" やコンテンポラリー・カントリーそのものといった爽快サウンド "Another Try" あたりの陽気さも捨てがたいなぁ(笑)。とにかく暑苦しかろうが何だろうが、上手い人に何をやらせてもやっぱり上手いわけで、あらためて JSS の実力を思い知らされました。こんなにいいのならオリジナル盤にも手を出してみようかな。


Jeff Scott Soto Official Website:
http://www.jeffscottsoto.com/


"Essential Ballads" アルバム試聴
http://shopping.theendrecords.com/s.nl/it.A/id.13026/.f


YouTube.com 動画
Holding On
If This Is The End


Jeff Scott Soto - Essential Ballads

The Poodles / Metal Will Stand Tall (2006)

2006-08-26 11:15:23 | Music > HM/HR
 
いい意味で騙されてみて下さい(笑)

The Poodles:
Jakob Samuel - vocals
Pontus Norgren - guitar
Pontus Egberg - bass
Christian Lungqvist - drums

RABI さんのブログで見かけてからずっと気になっていたバンドの一つ。ジャケットやチープなバンド名からはダーティなロックンロールを想像したくなりますが、意外や意外、これがまた実にステキな 80年代風 HR/HM なんですねぇ(笑)。華やかで力強く、たっぷりと「泣き」の入った往年のサウンドが胸を張ってそびえ立っているのですよ。Jakob Samuel (Talisman, Midnight Sun) って誰? Pontus Norgren (Great King Rat, Talisman) って誰? そんなところでつまずいているあなた。いいじゃないですか、知らなくたって(笑)。名前にピンと来なくても、ニヤケることができるサウンドなんですってば!

何でしょう、このオープニング曲 "Echoes From The Past" の存在感は・・・。ミディアム・テンポで刻まれる雄々しいリズム、「信念は貫き通すぜ!」と言わんばかりの力強いメロディ、素直にカッコいいと思える硬派な一曲ですね。ちょっと期待できるじゃありませんか!(笑) コミカルなディスコ調のビートで始まったかと思えば、いきなり Kai Hansen が好んで書きそうな勇ましいサビメロに突入する "Metal Will Stand Tall"、盛り上げ方の上手さに脱帽の "Night Of Passion"、ZEP の "Kashmir" を思わせるリズムから疾走感のある哀メロのサビへ移って行く構成が美しい "Shadows" など、アレンジ・センスも一流ですなぁ。僕のチキン・ハートも鼓舞されずにはいられません(笑)。Slaughter を全力でコピーしたかのような "Number One"、ヘヴィなリフからキャッチーなサビへの展開に Fair Warning っぽさを感じる "Don't Give Up On Love"、引き合いに出したくなるバンドもお気に入りばかり(笑)。ラスト前、極上の哀愁メロハー "Kingdom Of Heaven" で止めを刺されました。転調させながら泣きのギター・ソロに入っていく流れは鳥肌モノ! オーラスはしっとり且つドラマティックなバラード "Crying" で幕を閉じます。何と後味のいい終わり方なんでしょう(笑)。リピート・ボタンが押されていたら終わることなく聴き続けていたい、そんな気持ちにさせてくれるアルバムです。


The Poodles Official Website:
http://www.thepoodles.se/


"Metal Will Stand Tall" アルバム試聴
http://www.thepoodles.se/music___123.aspx


The Poodles - Metal Will Stand Tall

一夜明けて・・・

2006-08-22 23:39:44 | Diary
 
住んでいる街より、生まれ育った街を応援してしまうのって、そこにノスタルジックなものを感じてしまうからでしょうか・・・。

記録より記憶、球史より人々の心に残る素晴らしい試合だったと思います。何年か前までは北海道勢が甲子園で勝ち進むことなど、夢のまた夢でした。駒大苫小牧の初優勝は深紅の大優勝旗が初めて海峡を渡った瞬間でもあり、あのときの興奮は今でもはっきりと覚えています。普段めったに実家になど電話しない親不孝息子も何はさておき受話器を通して母と一緒に喜びを分かち合ったくらいですから(笑)。ちなみに当時、父は北海道勢が優勝するなんて思ってもいなかったらしく、早々に競馬に出掛けてしまっていたという失態(笑)。さんざん母にバカにされたようですが、音声なしの中継だけは競馬場で見ていたと言い訳するのが精一杯だったらしいです(笑)。

それから二年、三度目の決勝戦。やっぱりね、勝ち負けにこだわらないとはいえ、負ければ悔しいです。これは正直な気持ち(笑)。でも球児たちの爽やかな笑顔にそんなモヤモヤなどすぐに吹き飛んでしまいました。彼らだって悔しくないはずはない。全力を出し切って闘い、そして心底野球を楽しんだ者だからこそ得られる満足感があの笑顔に表れていたのだと思います。ただ僅かに早稲田実業の勝利への執念が駒大苫小牧のそれを上回っていたのでしょうね。

僕自身、唯一悔いが残るとすれば生中継を見られなかったこと(平日だからしょうがないんですが・・・)。先の見えない一瞬一瞬を手に汗握りつつ味わいたかったですね。とはいえ9回表の攻撃だけは同僚のテレビ付きケータイで見ることが出来ました(感謝)。敗れはしましたが、勝敗を決する瞬間に画面を通してでも立ち合えたこと、これがせめてもの救いかなぁ(笑)。その後も何かと仕事が忙しかったのですが、何とか「熱闘甲子園」までに帰宅することができました。

頂点に立つんだという強い信念で優勝を勝ち取った早稲田実業には「おめでとう」と、そして北海道の夢を乗せて最後の最後まであきらめずに闘ってくれた駒大苫小牧には「ありがとう」と言いたい気持ちでいっぱいです。

田中くん、斎藤くんを始め、両校の選手の皆さん、本当にお疲れさまでした。そしてこの夏、日本中の人々を沸かせたすべての高校球児たち、素晴らしい感動をありがとう!

これぞ大甲子園!

2006-08-21 00:07:42 | Diary
 
何と壮絶な試合なんでしょう。人は高校野球にドラマを期待してしまうものですが、そんな想いを遥かに越えた試合を見せられた気がします。事情あって、延長戦の途中からは車のラジオで聴いていたんですが、アナウンサーの熱のこもった実況も相まって、まさに手に汗握る試合でした。

道産子ですから地元北海道の駒大苫小牧を応援してはいますが、雌雄を決しなければならない明日の再試合、両校に深紅の大優勝旗を与えたいと思ってしまうのは僕だけではないでしょう。

勝負の厳しさ・・・どちらかが勝者、どちらかが敗者とならなければならないんですよね。ただただ素晴らしい試合を期待するのみです。

頑張れ球児たち!!!


P.S. 実は駒大苫小牧の香田監督は同世代なんですよね。かたや名将、かたや・・・。人として器の大きさに違いを感じてしまう今日この頃です(笑)。

ああ懐かしのゲームブック・・・

2006-08-20 00:05:07 | Books
 
夏休み中、段ボールの中を整理していたら、こんな本が出てきました。僕が子供の頃、ちょっとしたブームになったゲームブックというものです。時代の流れでしょうか、今ではほとんど見かけなくなりました。ご存じない方のために二三説明をしておきますね。

実はこのゲームブック、ひとたび本を開くと魔可不思議、あなたの魂は本の中へ吸い込まれ、気が付けばそこは見知らぬ世界・・・というのは冗談(笑)。確かにそういったファンタジーの世界を題材にしたストーリーが多いのは事実ですが、本自体はパラパラとめくってみても普通の小説と同様に文字が書かれているだけで、一見何の変哲もないように思えます。ただ一つ異なるのは、本文はパラグラフ(段落)ごとにランダムに並べ替えられ、番号が振られているという点です。それぞれのパラグラフの終わりにはストーリーの分岐が用意されていて、これらは次に読むべきパラグラフの番号を示しています。読み手は自身の意志でストーリーを選択し、読み進めていくことになります。言うなれば、アドベンチャー・ゲームの活字版といったところですね。

そんなゲームブックが流行った背景には、ほぼ同時期にヒットしたドラゴンクエストの存在が大きかったと思います。プレーヤー自身が主人公となりファンタジーの世界で活躍する・・・「本」と「ゲーム機」という違いこそあれ、同じように擬似体験ができる両者に共通点は多く、子供心にワクワクしたものです。今でこそ、ポータブル・ゲーム機が普及し、室内でのゲーム環境をほぼそっくりそのままアウトドアに持ち出せるようになりました。しかし当時はまずそんなことは考えられませんでしたから、いつでもどこでも手軽に楽しめるゲームブックは時代のニーズに合っていたのかも知れません。

ちなみにこの「魔法使いの丘」はゲームブックの生みの親 Steve Jackson が書いたソーサリーと呼ばれるシリーズの第一巻で、以降「城砦都市カーレ」、「七匹の大蛇」、「王たちの冠」と続く四部作となっています。

今ではゲームブックなんて、ほんの僅かな世代の想い出にだけ残る存在になってしまったのかも知れませんね。ちょっぴりグロテスクな John Blanche の挿し絵にドキドキしながら世界に浸っていたあの頃が懐かしいです(笑)。



Street Talk / Restoration (2002)

2006-08-19 07:37:13 | Music > HM/HR
 
「ghostwind 鮭になる」の巻

Street Talk:
Fredrik Bergh - keyboards, piano
Goran Edman - vocals
Sven Larsson - guitar
Bjorn Lodmark - bass
Christian Johansson - drums, percussion

Hugo - vocals on #07, #10

産卵のために遡上する鮭のごとく、僕も STREET TALK 川を一作遡ってみました(笑)。間のベスト盤は飛び越えて 3rd アルバムの紹介になります。全編を通して "V" と同一路線の極上 AOR/MHR サウンドで、高揚感、爽快感、ウェット感、いずれも抜群。最新作が好きな人なら間違いなく気に入るでしょう。一息つこうと思っていた Street Talk ですが、またしてもヘヴィロテの予感が(笑)。ただこうやって前作を聴いてみると、最新作で使い回されているフレーズも結構あったり・・・(笑)。つい条件反射的にツッコミたくなりますが、それは彼らの個性ってことで!

本編は哀愁疾走系の "Give Me A Reason" で幕を開けます。Last Autumn's Dream にも通じる心地良い高揚感を味わえます。続く "Hare And Hounds" は "Just A Little Appetizer" に近いムードを持った曲。ラストのギター・ソロでは、またしてもモース節炸裂のクロマティック・フレーズが聞けますぜ(笑)。"Language Of Love", "Place In The Sun", "In The Arms Of Love" は Street Talk お得意のキャッチーなハード・ポップ・チューン。こういうのは暑い夏にピッタリですなぁ。あと・・・・・・・・・。あ~、突っ込まずにはいられない。"Tables Turning" のギター・ソロ、どこかで使い回してませんか?(笑)

本作では "My Heart Beats For You" と "Why Is My Heart Feeling Lonely Tonight" の二曲だけザラブ星人の Hugo がヴォーカルをとっており、これがまた Journey そっくり!(笑) よくもまァ、ここまで見事に Steve Perry に化けられるものです(街を破壊したりはしませんが・・・笑)。こういう起用方法にはプロジェクト的な要素を感じる部分も少なからずありますが、"Raised On Radio" アルバムを彷彿させるバラード系の楽曲も相まって、アルバムの中ではいいアクセントになっていると思います。個人的には "Forever By Your Side" もかなり JOURNEY 度が高いと思うんですが、こちらは Hugo ではないのね(笑)。

Happy Birthday, Eric Johnson!!!

2006-08-17 23:56:57 | Music > EJ
 
ハハハ、やっぱり忘れてました(笑)。りねっとさんやタルさんの日記を読んで思い出しましたよ。王子同盟ミーハー婦女子には敵いませんな(笑)。

エリック、52回目の誕生日おめでとう!

あなたのファンでいることが僕からのプレゼントですと言ったらキザですか?(笑) いくつになってもステキな音楽を作り続けてくださいね。これ以上は照れくさいなぁ・・・(笑)。


Eric Johnson

ghostwind の成分解析!

2006-08-16 23:06:47 | Diary
 
今更という感じがしないでもないですが、ネットで見つけたジョーク・ソフトです。どうも僕はこんな感じで出来ているらしいです(笑)。


ghostwindの成分解析結果 :

ghostwindの86%は着色料で出来ています。
ghostwindの7%は波動で出来ています。
ghostwindの4%は知識で出来ています。
ghostwindの3%は乙女心で出来ています。


ちなみに大文字にすると・・・


GHOSTWINDの成分解析結果 :

GHOSTWINDの96%は濃硫酸で出来ています。
GHOSTWINDの3%は歌で出来ています。
GHOSTWINDの1%は純金で出来ています。


ついでに・・・


gwの成分解析結果 :

gwの90%は毒物で出来ています。
gwの4%は海水で出来ています。
gwの3%は気合で出来ています。
gwの1%はお菓子で出来ています。
gwの1%は祝福で出来ています。
gwの1%は宇宙の意思で出来ています。


もひとつおまけに・・・


ウィン子の成分解析結果 :

ウィン子の63%は大人の都合で出来ています。
ウィン子の19%は柳の樹皮で出来ています。
ウィン子の11%はスライムで出来ています。
ウィン子の3%は記憶で出来ています。
ウィン子の3%は砂糖で出来ています。
ウィン子の1%は華麗さで出来ています。


大人の都合って一体・・・。


成分解析ソフトはこちら。Windows 専用なので Mac ユーザの方は使用できませんが、ブラウザから利用できる Web 版もあります(こちら)。

Bloodbound / Nosferatu (2006)

2006-08-15 00:12:04 | Music > HM/HR
 
こんなところにカボチャ発見しました!

RABI さん、すてぃーぶさんからのコメントで知った Bloodbound。ブラック・メタルを思わせるヴィジュアルでありながら正統派のメロディック・パワー・メタルを演奏しているというギャップは、多くのバンドに埋もれがちな現在の HM/HR シーンにおいて、彼らが打ち出した戦略の一つなのでしょう。僕自身、こういうユーモアは嫌いじゃないです(笑)。

Street Talk の Fredrik Bergh が結成したプロジェクトということもあり、メロディに溢れた楽曲の仕上がりはさすがですね。全編を通して疾走系のナンバーが多く、かな~りカッコいいサウンドです。Iron Maiden のような正統派メタルっぽくもあり、Stratovarius や Sonata Arctica からキーボードを抜いた北欧メタルっぽくもあり、クサメロ満載のジャーマン・メタルっぽくもあり・・・(笑)。とにかくメンバーの大好きなメタル・サウンドをすべてぶち込んでみました的な、例えるなら「お好み焼きメタル」とでもいいましょうか(爆)。

完成度の高さは折り紙付きのこのアルバム、あれこれ書き始めたらまた長くなりそうです。この際、手抜きして「アルバム丸ごとお薦めです!」の一言で片付けようかとも思ったんですが(笑)、僕自身どうしてもコメントを付けておきたい曲がありましてね。これがまた書かずにはおれんのですよ(笑)。それが「あれ? これ Helloween ですか?(笑)」ってな感じの "Fallen From Grace"。いきなり "Invitation" そっくりのイントロで幕を開け、そのまま "Rise And Fall" のものまねリフになだれ込みます(笑)。これだけでも十分衝撃的なのですが、ヴォーカルが入ってきて、さらに驚きは加速。いやぁ、こいつはどこからどう聴いても "Eagle Fly Free" そのものではないですか!(笑) とにかく至るところで聴き覚えのあるフレーズが飛び出してくるんです。色々と元ネタを考えながら聴くのも楽しいかも知れませんね。ちなみにヴォーカル・スタイルは Michael Kiske というより Kai Hansen なので(強いて言えばですけど/笑)、"Guardians" や "How Many Tears" といった初期のナンバーを思わせる部分もあったりします。サウンド・プロダクションにおいても "Keeper Of The Seven Keys II" 時代がまんま再現されており、Kiske/Hansen ファンならばニヤリとせずにはいられないでしょう。まあ、ここまで来ると明らかに確信犯、狙っているとしかいいようがないですなぁ(笑)。ある意味 Helloween へのトリビュート・ソングと受け取るのがいいのかも知れません。笑えるほどクリソツですから興味の沸いた方は是非!

クリソツといえばタイトル曲 "Nosferatu" の Iron Maiden ぶりも相当なものですし、キャッチーな疾走チューン "Crucified" はキラキラ系のキーボードが入っていないだけの北欧メタルというノリ。もうバンド自体が完全に楽しんじゃってるって感じですね。とにかくメタル・ファンであれば間違いなく楽しめる一枚ですから、機会があれば聴いてみてくださいな~。


Bloodbound Official Website:
http://www.bloodbound.se/


"Nosferatu" アルバム試聴(cd Universe)
http://www.dynamicform.se/bloodbound/Albums.asp

Madison / Diamond Mistress (1984)

2006-08-14 00:02:11 | Music > HM/HR
 
このアルバムから Goran の歴史は始まりました・・・

ghostwind の「脳内 Goran 祭り」もいよいよ終盤に近付いてきました(笑)。・・・ってことで今回は Goran Edman のメジャー・デビュー作となる Madison の 1st アルバムでも取り上げてみようかな~なんて思っちゃったりなんかしたりして(笑)。

Madison はスウェーデン出身の HR バンド。兄貴分の Europe とともに北欧メタルの先駆けともいえるバンドでした。2nd アルバムの "Best In Show" は去年試聴メモを書きましたが、デビュー作となるともう15年ぶりくらいになるわけで・・・。今聴きなおしてもインパクトの薄さはあまり変わらず、チープなサウンド・プロダクションに時代を感じるといったくらいでしょうか(笑)。まあ、その安っぽさが逆に懐かしかったりもするんですがね。当時を知るものにとってはそれなりに想い出が蘇ってくるというものです。記憶に残っていた曲といえば、オープニング曲の "Lay Down Your Arms" とバラードの "Pictures Return" くらいかなぁ(笑)。そうそう、バラードといえば "Shine" の 12インチ・シングルを持っていたはずなんですが見つかりませんでした。大昔に二束三文で売ってしまったような記憶があるといえばあるような・・・(笑)。う~ん、取っておけば良かったかも・・・。だって少なくともブログのネタにはなったもんね(笑)。

肝心の Goran のヴォーカルはというと一本調子のハイトーンでまだまだ未完成。おまけに所々でフラフラしてます(笑)。この頃に比べると最近の Goran は表現力がグーンと増しましたし、別人かと思えるほど様々な声を使い分けていたり、かなり上手くなったんだなぁと実感した次第。


YouTube.com 動画
Look In Your Eyes
Oh Rendez Vous

Savage Circus / Dreamland Manor (2005)

2006-08-12 00:16:50 | Music > HM/HR
 
久しぶりに剛球一直線のメタルを聴きました。最近、キャッチーなサウンドのクサメロ系が多かったので、その反動かなぁ(笑)。速球主体で組み立てられたアルバムは打たせて取ろうなんて腹のない攻め一本のサウンドです。「俺はこれがやりたかったんだ。このスタイルで勝たなきゃ意味が無いんだ!」といわんばかりの Thomen Stauch の気迫を感じます(笑)。したがって変化球はほとんど投げませんから、体力のないリスナーは9回まで持つかどうか(他人の心配より自分を心配しろって?<笑>)。どうも季節柄、例えが野球に流れてしまいますが、やっぱり気になるんですよ、高校野球はね。水島新司の「大甲子園」も読み直して準備万端、駒大苫小牧に常勝明訓を期待してしまう道産子なのでした(笑)。初出場の白樺学園は初戦敗退でしたが惜しい試合でした(北海道らしいいい名前だったのにね)。

Blind Guardian はリアルタイムで 2nd アルバムを聴いたことがあるのですが、当時の僕にはヘヴィ過ぎて付いていけなかった(なぜか "Barbara Ann" だけは記憶に残っているけど<笑>)。その後も何故か彼らとは縁遠く、実際のところブラガ・サウンドは語れるほど聴きこんでいないんですよ。というわけで、そういう観点からのコメントは皆無です(笑)。まあ今回は試聴メモということで(笑)。

Michael Kiske / Kiske (2006)

2006-08-11 08:56:06 | Music > HM/HR
 
去年は Place Vendome で世の AOR/MHR ファンを歓喜させてくれた Michael Kiske。今年に入り、彼の新しいソロ・アルバムが届けられました(といってもウチの郵便ポストに直接送られてきたわけではないですが・・・笑)。過去に彼のソロ・デビュー作を何となく聴いたことはあるのですが、楽曲にあまりいい印象を持たなかったことだけ覚えていて、実は今回もあまり期待していなかったんです。ただブログ友達の SHEEHAN さんのところでかなり好意的なことが書かれており、ちょっと気になったんですよね(こちら)。

アルバムはオープニングからかなりスローな曲で始まります。再三本人が言っている通り、すでにハード・ロックとは呼べないサウンドで、アコースティックなアレンジを中心とした楽曲は Michael のマイルドな声質を生かした優しいメロディのものが多いです。高揚感やフックという点では物足りなさも感じますが、ちょっと違った角度からこのアルバムを捉えてみれば、聴きなれたあの声が心地良い浮遊感を与えてくれることに気付くでしょう。Place Vendome の "Heaven's Door" や "Photograph" をさらにソフトにしたサウンドをイメージしていただければと思います。

こう言うとミッヒに失礼ですが、個人的にはあまり期待していなかった分、今のスタイルを自然に受け入れられたような気がします。何度リピートしても聴き疲れしないステキなヴォーカル・アルバムです。


Michael Kiske - Kiske

つちやの柿羊羹

2006-08-10 00:00:34 | Food
 
僕がまだ小さい頃、岐阜に住んでいた親戚からよくお土産としてもらった「つちやの柿羊羹」。ちょっとゼリーに似た食感で、とても美味しかった記憶があります。もう二十年以上も食べていないはずなのに、先日、安物のゼリーを食べていたらふと思い出しました(笑)。近くで売っていたら買いたいんだけどなぁ・・・。通販もやっているそうなので、見つからなければ注文するしかないか(笑)。

Bonfire / Double X (2006)

2006-08-09 00:00:01 | Music > HM/HR
 
初期のガッツ溢れる Bonfire が帰ってきましたぜ!

Bonfire:
Claus Lessmann - vocals
Hans Ziller - guitar
Jurgen "Bam Bam" Wiehler - drums
Uwe Kohler - bass
Chris Limburg - guitar

オープニングの "Day 911" からメロディアスでハードなジャーマン・サウンドが全開です。デビュー作 "Don't Touch The Light" を彷彿させる、いい意味でB級臭さのあるメロディがたまりませんなぁ。この一曲を聴いただけでクサイ判定なんかに持ち込まなくても一発KO!でしょう(笑)。

"Point Blank" でアメリカンなサウンドを確立した Bonfire ですが、90年代に入ってからはかなり「???」なアルバムが目立ち始め、日本人好みのサウンドは何処へやら、国内盤すらリリースされない状況になってしまいました。僕自身、何枚かアルバムは買いましたが 80年代の感動を呼び起こすサウンドには程遠いものでした。何の因果か、最近思い出したように最新作 "Double X" を聴きたい衝動に駆られ、ふと気付けば、デビューから二十周年ではないですか(タイトルはまさにそれを意味しているのでしょうね)。1997年の "Rebel Soul" 以来の Bonfire ですから、どんな音になっているのか見当もつきません。期待と不安を胸に抱きつつ聴いた "Double X" ですが、冒頭に書いたとおりのインパクトで一気に引き込まれました。

"Day 911" に続く "But We Still Rock" は Bonfire 流のゴキゲンなロックンロール。ザクザクとしたギター・リフが古き良き時代を思い起こさせます。"Cry For Help" のようなライトな楽曲もトップの二曲があればこそ生きてきますね。ヘヴィなリフとキャッチーなサビのコントラストが際立つ "What's On Your Mind?" や "Wings To Fly"、疾走チューンの "So What?"、アルバム唯一のバラード "Blink Of An Eye" は正に往年の Bonfire サウンド! 懐かしさを感じる人も多いのではないでしょうか。他にも Van Halen っぽいグルーヴ感の "Bet Your Bottom Dollar"、アコースティックな響きを活かした "Hard To Say"、スピード&グルーヴの "Right Things Right"、爽やかなアレンジの "Notion Of Love" など Bonfire というバンドの懐の広さを見せつけてくれるアルバムです。いやぁ、伊達に長寿バンドではございませんなぁ(笑)。