Restless Heart / Greatest Hits (1998)

2008-07-02 06:42:43 | Music > Country
80年代はカントリー・ポップ・バンドの代表格として飛ぶ鳥を落とす勢いだった Restless Heart。90年代に入りヴォーカリストの Larry Stewart がソロ活動に専念するためバンドを脱退、バンドの存続が危ぶまれます。AOR バラード "When She Cries" のシングル・ヒットで一時的に持ちこたえたものの、その後は徐々にトーン・ダウン。結局ラジオ局に全く相手にされなかったという "Matters Of The Heart" を最後にバンドは解散してしまいます。本作はバンド亡き後にリリースされた彼らのベスト・アルバムです。80年代にウェイトを置いた選曲は好感が持てますし、全16曲というボリュームもちょうど良いです。ちなみに彼らはカントリー特有の楽器をほとんど使わず、AOR カントリーともいうべき都会的なアレンジが持ち味です。Larry 脱退後は EAGLES を彷彿させるウェストコースト系のサウンドも強く押し出されていました。

彼らとの出会いは Michael J. Fox 主演の映画「摩天楼はバラ色に」のサウンドトラックに収録されていた "Don't Ask The Reasons Why" というバラード。当時この曲の音楽性を期待して "Fast Movin' Train" というアルバムを買ったのですが、想像していた音とは少し異なりがっかりした記憶があります。やはりあのサウンドは完全に David Foster のものだったんですよね(笑)。まあ今となってはそれも懐かしい思い出のひとつです。

今回この記事を書くにあたりバンドについて少しばかり調べたのですが、2004年にオリジナル・ラインナップで再結成していたんですね。現在も元気に活動しているそうです。




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