W.G. Snuffy Walden - guitar
Dean Parks - guitar
Gregg Bissonette - drums
Neil Stubenhaus - bass
Paulinho da Costa - percussion
Randy Kerber - piano
Jon Clark - woodwinds
Cecelia Bullard - vocal
Mary Ellis - vocal
Kim Bullard - keyboard
Bennett Salvay - B-3 organ
etc.
以前ウィンダム・ヒルのクリスマス・アルバムを取り上げたときに、実は自分が大好きなサントラ "thirtysomething" の音楽を手掛けていたアーティストだと知ったばかりの W.G. Snuffy Walden。当時はほとんど無名だったらしく、国内盤のライナーにも詳細不明のアーティストとして一切の情報が載っていなかったんですよね。『ネット』が当たり前の今とは違い、こうなるともう調べる術がなかったわけで・・・(笑)。ですから彼の名前なんて長い間すっかり僕の頭の中から消えてました(笑)。
W.G. Snuffy Walden はルイジアナ生まれ、テキサス育ちのギタリストで、過去には Stray Dog なるブルーズ・ロック・トリオを結成してアルバムをリリースしたり、Chaka Khan, Eric Burdon, Donna Summer などのツアー・メンバーを務めたこともあるそうです。現在は TV 音楽の仕事がメインで、本作でも前述の "thirtysomething" を始め、過去に彼が書いてきた TV ドラマや映画の音楽がいくつか再録されています。
一曲目の "Angela Smiled" から僕が W.G. Snuffy Walden に期待していた通りのサウンドで嬉しくなりました(笑)。ギター・スタイルやアレンジには彼なりのスタイルがあって、それがちゃんと貫かれているんですよね~。アコースティックな味わいと都会的な香りのブレンドが絶妙なんです。"thirtysomething" のサントラはそれこそ擦り切れるほど聴きましたから、そういったものが僕の体には染み込んでいるんですね、きっと(笑)。アルバムは思った以上にヴァラエティに富んでいて、"Once & Again" のようにかなりコンテンポラリーなアレンジの曲もありました。Snuffy らしい洒落たスライド・プレイが聴ける "Eugine's Ragtop" やソロ・ギターの "Alone" なんかもとてもいい雰囲気です。ただ本作はギタリスト向けのアルバムというわけではないので、彼のプレイを聴くというよりは、むしろメロディやアレンジの心地良さに浸るといった感じですね(笑)。バックには敏腕ドラマー Gregg Bissonette やスタジオ・ミュージシャンとしてはお馴染みの Dean Parks, Neil Stubenhaus, Paulinho da Costa らがアルバム全編にわたって W.G. をサポートしています。
本作以外では今のところウィンダム・ヒルのコンピ盤などにたまに顔を出すという程度なのがちょっと残念です(もっと聴きたいのに~)。日本での知名度は皆無に等しいかもしれませんが、是非またソロ・アルバムを作ってリリースして欲しいものです。
W.G. Snuffy Walden Official Website:
http://www.wgsnuffywalden.com/
"music by..." アルバム試聴(cd Universe)
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1573847