夏用ヘッドフォン

2008-05-30 22:18:45 | Audio


最近の汗ばむ陽気に「夏の訪れ近し」と感じる今日この頃。自然と選曲はアップテンポのナンバーが増えてきます。太陽の陽射しを浴びながらの音楽は何とも心地良いものですよね。ところで現在愛用中のミニ・ヘッドフォンは耳を覆うタイプなので、これからの季節には不向き。そろそろ夏用のヘッドフォンを探さねばということで情報集めに奔走しました(といってもネット上での話ですが・・・笑)。

価格帯としては三千円前後、音はフラットよりもドンシャリ系、加えて解像度も気になるところです。そんな我が儘を満たしてくれそうなヘッドフォンとして白羽の矢を立てたのが Philips の SHE-9700。巷での評価はすこぶる良好で、ことコストパフォーマンスにおいては絶賛に近いものがありました。聴き手の主観が入っていることを差し引いても僕好みの音を出してくれそうな予感がします(笑)。いつものように試聴なしでの購入になると思いますが、手間隙掛けずに理想に近いものを見つけようというのですから多少のリスクは覚悟の上。ただ唯一気掛かりなのは未体験のカナル型であること。まあ装着感なんて所詮慣れでしょうし、今回はコイツに賭けてみようと思います(笑)。



Leatherwolf / same (1987)

2008-05-25 13:08:03 | Music > HM/HR
Leatherwolf というと次作の "Street Ready" も評価が高いですが、個人的には本作のほうが好みです。アルバム全体に漂うエコー感がサウンドに適度な湿り気を与えていて、これが琴線に触れるんですね。ただ告白しますと、初めの頃はベチャっとした爬虫類系のヴォーカルが苦手で、もう少し好みの声質だったらなぁと思ったものでした(苦笑)。そういえば当時は何かとトリプル・ギターが話題にされていましたね。元々オーヴァーダブを前提としたスタジオ盤では特に意識することはないですが、ライヴでは威力を発揮したでしょうね。

ところで本作には Creedence Clearwater Revival の名曲 "Bad Moon Rising" のカヴァーが収録されているのですが、これは数年前に noblame さんから教えてもらうまで気づきませんでした。決して原曲がわからなくなるほどの大胆なアレンジが施されているというわけではなく、オリジナルを知ったのが本作より後であったのと、この事実を知るまで聴き直す機会に恵まれなかったというだけです(笑)。



iTunes フォルダを移動する for Windows

2008-05-23 23:16:01 | iPhone, iPod & iTunes
iTunes ライブラリのデータは "iTunes Library.itl" や "iTunes Library.xml" というファイルに格納されており、Windows の場合「マイ ミュージック」フォルダ下の iTunes フォルダに作成されます。ここには自動管理時の音楽ファイルやダウンロードされたアートワークも保存されるため、ライブラリが肥大化するとドライブを圧迫する要因のひとつとなってしまいます。音楽ファイルに関しては iTunes Music フォルダの保存先を変更したり手動管理に切り換えることで任意の場所に移動させることができますが、それ以外のファイルは iTunes フォルダに残ったままです。常々、空き容量の少なくなっている Cドライブから iTunes フォルダを退避させたいと思っていましたが、残念ながら設定にはそのような項目は見当たらず、ネットでも不可能という記述を見掛けていたため、てっきり出来ないものと諦めていました。

そんな折、新たな情報を入手。実は iTunes は起動時に複数のライブラリを切り替えて使うことができるそうです。手順は至って簡単で、シフトキーを押しながら iTunes を起動するだけ。これによりメインウィンドウが立ち上がる前にダイアログが表示され、既存ライブラリの選択や新規で iTunes フォルダの作成を行うことができます。ここで指定したライブラリは次回からデフォルトとなるため、「マイ ミュージック」フォルダ下にある iTunes フォルダを任意の場所に移動した後でこれら一連の操作を行えば、空き容量の問題は見事解決!



しかしこんな機能が用意されているなんて知らなかったなぁ・・・(笑)。






XYZ / Letter To God (2003)

2008-05-21 00:16:03 | Music > HM/HR
Don Dokken がデビュー作をプロデュースしたこと、ヴォーカルの Terry Ilous の声質が Don に近いことなどから、当時は何かと Dokken を引き合いに出されていましたよね。ただ彼らの場合、メジャー・キーの曲も多かったですし、バンドの方向性としてはそれほど共通点はなかったように思います。

今回取り上げる "Letter To God" は 1991年の "Hungry" に続く 3rd アルバムです(間にライヴ・アルバムを挿む)。1st や 2nd の頃のような爽快さは薄く、全体的にダークな曲が多いですね。皮肉にも "Letter To God" や "Tango" を聴いて Dokken の "Dysfunctional" を思い浮かべたくらいですから(苦笑)。デビュー作に収録の "Inside Out" と "What Keeps Me Loving You" が再録されていますが、これはファン・サービスなのかな? もう少し前に進もうという強い意志の感じられるアルバムだと良かったんですがね・・・。

XYZ というと今でも気になることがあるんです。実はデビュー当時、"Highlife" という曲が日本の CM で使われていたんですよね(武富士だったかな)。ただその時点ではまだ音源としてリリースされていない楽曲で、CM には XYZ という名前がクレジットされていたものの、同一バンドなのか確信が持てませんでした。だって海外のマイナーな HR バンドの未発表曲が日本の CM に使われるなんて、あまり想像できることではないですよね(苦笑)。しかも CM で流れているのがサビではなく、唄い出しの十秒くらいの部分で、その意味不明な編集センスにもますます混乱させられました(苦笑)。その後 2nd アルバムに収録されたことから、彼らの曲であることが判明したわけですが、どんな経緯があってこの曲が使われることになったんでしょうかね。僕にとってはいまだ解決されないプチ・ミステリーです(苦笑)。



Stryper / To Hell With The Devil (1986)

2008-05-20 07:20:18 | Music > HM/HR
ドンドンドドダンと一本調子なリズム、どこか野暮ったいオカズのフレーズ、Stryper を聴いていると何故かお世辞にも巧いとは言えないドラムに耳がいってしまいます。一言で言えば苦手なんですけれど、それでもやはり Stryper サウンドの核を担う重要な要素なんですよね。Michael Sweet のハイトーン・ヴォーカルや分厚いコーラス・ワーク、特徴的なギター・リフのようにポジティヴな評価ではないですが "あの音があるからこそ" というのは認めざるを得ないです。

本作は初 Stryper ということもあり、かなり聴き込みましたね。"Calling On You" や "Free" は MTV でへヴィ・ローテーションでしたし、"Honestly", "All Of Me" といったバラードの美しさも天下一品。完成度でいえば次作に軍配が上がるのかもしれませんが、個人的には一番好きなアルバムです。加えてラストの "More Than A Man" は Stryper の中でもっとも大好きなナンバーですね。



ちなみにジャケは二種類存在しますが、オリジナルの方がインパクトがあって圧倒的に好み。なんでこんな淡白なデザインに変えてしまったんだろう・・・。



ないもの、あります

2008-05-18 00:55:44 | Books
一風変わった商品を取り扱っている架空商社のカタログ。そこに並べられるは「堪忍袋の緒」に始まり「地獄耳」や「思う壷」、「転ばぬ先の杖」、「目から落ちたうろこ」などなど。シュールなネタが好きな人にお勧めの一冊です(笑)。




★Steve Davidowski ディスコグラフィー★

2008-05-14 23:10:59 | Music > DREGS
Dixie Dregs のデビュー作でキーボードを担当していた Steve Davidowski。今までちゃんと調べたことはなかったのですが、今も現役で活動しているようです。今は無きヴァイオリニスト Vassar Clements のバンドにいたとは全く知りませんでした(不覚)。

★Steve Davidowski ディスコグラフィー★

[1977] Free Fall / Dixie Dregs (CD)
[1987] Hillbilly Jazz Rides Again / Vassar Clements (CD)
[1993] Saturday Night Shuffle / Various Artists (CD)
[xxxx] Begonia / Todd Wright (CD)
[1996] Vassar's Jazz / Vassar Clements (CD)
[2002] Here / Laditude (CD)
[2002] Instruments Of Peace / Various Artists (CD)
[2006] The Lovesick Boy / Stacy Moore (CD)
[2007] Impressions / East Coast Standards Time (CD)

updated Aug 19, 2012

※ 太字は未聴。

Bad Moon Rising / Blood (1993)

2008-05-10 09:25:45 | Music > HM/HR
Doug Aldrich のプレイに初めて出会ったのは Lion の "Dangerous Attraction" でした。当時はまだアナログ盤で、レンタルレコード店でジャケ借りしたのがそもそものキッカケです。B! 誌の猛プッシュで「ビッグ・イン・ジャパン」の称号は勝ち取りましたが、ワールドワイドでは泣かず飛ばず。その後ドラマーの事故などもあり、HM/HR ファンの間では不運のバンドというレッテルを貼られてしまいましたね。Lion 解散後に Kal Swan と Doug が結成した Bad Moon Rising はその流れで聴き続けましたが、結局のところ、ちゃんと覚えているのはデビュー作くらい。待望の一作だっただけにかなり聴き込みました。それに対して本作は記憶に残っている曲がほとんどなかったです(苦笑)。当時、僕自身の HM/HR ムーヴメントが終わりつつあったことも影響しているかもしれませんが、それを差し引いても "やっぱり地味" という印象は否めません。決して悪いアルバムではないんですがねぇ。



David Benoit / Freedom At Midnight (1987)

2008-05-07 00:00:34 | Music > Jazz/Fusion
学生時代によく聴いたアルバム。休日の午後、窓から入ってくる涼しげな風に当たっていたら、ふと思い出しました。David Benoit のピアノはいつもリリカルで優しく、どこか都会的でオシャレな雰囲気を漂わせていますよね。80年代の GRP の作品はほとんど聴きましたが、どれも甲乙付けがたい仕上がりで、ちょっぴり AOR 寄りのピアノ・サウンドが好みの人にはお薦めです。



Asia / Phoenix (2008)

2008-05-06 00:13:39 | Music > Rock/Pops
巷で話題の Asia の新作 "Phoenix" を聴きました。雰囲気としては間違いなく 80年代のサウンドをパッケージ化した感じですね。ゲフィン時代の音色そのままだったのでビックリしました。楽曲のクォリティに関しては賛否両論あるようですが、すでに20年以上の歴史を持っているナンバーと比べてしまうのは少々酷な気もします。長い年月をかけて咀嚼され、結果隅々まで味わいつくされているわけですから、これを超えたと思わせるにはそのプラスαの分も含めて、上を行かなければならないでしょう。僕としてはそこまで過度の期待はしていなかったし、当時の空気を今に運んでくれる "詠時感" を味わうことが第一の望みでした。そういう意味でいうと今回の再結成は 80年代越えはできなくとも、まずまずの結果を残してくれたのではないかと思っています。少なくとも僕自身は懐かしさに溢れた "時へのロマン" を感じることができました。

当時の思い入れもあり、やや甘い評価になっているかもしれませんが、若干辛口なことをいわせてもらえば、もう少しコンパクトにまとめてもらいたかったですね。たっぷり聞かせたいというバンド側の思惑もあったのかもしれませんが、あえて長尺の曲を入れる必要はなかったように思います。なんといっても 80年代の彼らの持ち味はクォリティの高いポップソングを聞かせるということにあったわけですから。

再結成を果たした今思うのは、一時のブームで終わらずに今後もクリエイティヴな活動を続けていってほしいこと。懐かしさだけでなく新鮮さも共存するサウンドを方向性の核として位置付け、第二の黄金期を体験させてくれたらどんなにか嬉しいことだろう。それが今を生きるバンドになった Asia の宿命なのではないでしょうかね。



タイムボカン シングル・コレクション '75-'92 (1993)

2008-05-05 00:18:40 | Music > General
ゴールデン・ウィーク中、部屋の整理をしていたら、長年行方不明となっていた CD が出てきました。今年に入りTVアニメ「ヤッターマン」が復活し、思い出したように探していたんですが、全然見つからないので半ば諦めていました(笑)。

アルバムはタイムボカンシリーズの作品「タイムボカン」、「ヤッターマン」、「ゼンダマン」、「オタスケマン」、「ヤットデタマン」、「逆転イッパツマン」、「イタダキマン」のオープニング、エンディング、挿入歌で構成されています。リアルタイム世代には涙がちょちょぎれる懐かしさではないでしょうか(笑)。冗談抜きにお薦めですよ!



Jean-Luc Ponty / Imaginary Voyage (1976)

2008-05-04 09:38:54 | Music > Jazz/Fusion
以前に Jean-Luc Ponty の記事で "New Country" という超絶フュージョン・カントリー・チューンに触れておきながら、その曲とは関係ないアルバム "Cosmic Messenger" を紹介したことがありましたが、今度こそ "New Country" が収録されているアルバムです(笑)。ちなみに当時の気まぐれが知りたいという方はこちらをどうぞ。

本作のオープニング・ナンバーである "New Country" は、とにかくヴァイオリンとギターの高速ユニゾンが "凄まじい" の一言で、双方のテクニックたるやハンパではありません。まあ Frank Zappa や John McLaughlin と活動してきた人ですからねぇ、その腕前は折り紙付きです(笑)。反面、アップテンポでメロディックなこの曲においてそのような難解なスタイルが顔を出すことは無く、変拍子でさえメロディに溶け込むくらいストレートです。アルバムの方向性がこの延長線上にあれば、かなり聞きやすい一枚になったと思うのですが、二曲目以降は本来の浮遊感漂うプログレ・サウンドに戻り、やはりその系統が好きな人向けのサウンドに落ち着いています。そう考えると "New Country" の方がこのアルバムの中では異色なのかもしれません。DREGS ファンにはタイトル曲である "Imaginary Voyage" がお薦めです。アナログ盤で B面に相当するこの曲はトータル二十分に及ぶ四部構成の組曲となっており、かなり気合いの入った仕上がりです。



Anthem / Gypsy Ways (1988)

2008-05-03 08:38:24 | Music > HM/HR
学生時代、ジャパメタが苦手だったことは以前に書いたような書いていないような・・・(笑)。決して「日本人だからダメ」という欧米志向で差別していたわけではなく、日本語訛りのキツイ英語が苦手だったんですよね。なんか聞いていて萎えてしまうんです(苦笑)。もちろん世界中に母国語訛りの強い英語なんて山ほど存在するわけですが、日本人だけに日本語訛りは耳に付いちゃうんですよね。でもそれって言い訳なのかなぁ、やはり自分の中のどこかに日本のハード・ロックやヘヴィ・メタルに対する偏見があったのかもしれない・・・。

そんな僕が当時も聞いていた数少ない日本産のアルバムがこれ(他には Loudness の "Soldier Of Fortune" と Vow Wow の "Vibe" くらい)。まだまだ日本語のハード・ロックに耳は馴染んでいませんでしたが、それでもオープニングの "Gypsy Ways" は理屈抜きにカッコイイと感じましたね。ライヴ感のある生々しいサウンド、本作で新たなヴォーカリストとして迎えられた森川のヴォーカルが強烈です。さすが和製ボネットの異名を持つだけありますね。どの曲も気合入りまくりで最後まで一気に聞かせてくれます。ちょっとだけ道草トークをするなら、"Cryin' Heart" のサビが Vandenberg の "Waiting For The Night" に似ていると思ったり・・・(笑)。



iTunes でコンピレーション盤をまとめるには? (マイ備忘録)

2008-05-02 02:07:01 | iPhone, iPod & iTunes
コンピレーション盤は楽曲ごとにアーティストが異なるため、そのまま iTunes に登録するとアーティストの数だけ同名アルバムが重複してしまうという悲劇が起こります。ライブラリをアルバムビューで表示させた場合、これでは見づらくてかないません。しかしそこは iTunes、ちゃんとコンピレーション盤をひとつにまとめる機能が用意されています。まずは次のようにバラバラになっているアルバムを考えます。



これらをスマートに表示させるため、コンピレーションの設定を有効にしましょう。一まとめにしたいアイテムを複数選択してコンテキストメニューから「情報を見る」を実行してください。以下のダイアログが表示されるはずです。



赤枠内がコンピレーションの設定なので、ここを「はい」にします。



これでバラバラだったトラックが Various Artists 名義のアルバムとして一つにまとまりました。非常に見やすくなりましたよね。具体的には、コンピレーションが有効となっているトラックはアーティスト名が異なってもアルバム名が同じであれば同一のアルバムとみなされるということです。逆言うとコンピレーションが有効になっていないトラックはグループから外れます。以下は一曲だけコンピレーションの設定を解除してみたものです。単一アイテムの場合、表示されるダイアログは複数選択時と異なり、コンピレーションの設定は赤枠内のチェックボックスになります。



アルバムビューではチェックを外した曲が異なるアルバムとして認識されています。



以上のように iTunes にはトラックをアルバムとしてまとめる機能が備わっていますが、それに加えてコンピレーション盤のアーティストを Artist ビューで非表示にする設定もあります。これは Artist ビューのリストがコンピ盤のアーティストによって冗長的になってしまうことを防ぐためです。



この場合、Artist ビューには Compilations という名義が追加され、これを選択することでコンピレーション盤にアクセスすることが可能となります。



アーティスト名でダイレクトにアクセスするか、Compilations 名義でアルバムにアクセスするかはユーザーの好みです。ちなみにこの機能を有効にしてもライブラリ内にそのアーティスト名義のトラック(コンピレーション盤以外)が存在すれば Artist ビューにアーティスト名は表示されます。



この場合はアーティスト名を選択してコンピレーション盤の収録曲にアクセスできるようになります。



個人的には Compilations が表示され、なおかつアーティスト名も表示される状態が望ましいんですがね(笑)。iPod ではメニューの「コンピレーション」を表示設定にすることで同等の機能が提供されます(「コンピレーション」を非表示にした場合はすべてのアーティスト名が「アーティスト」メニューに表示されます)。


※ ちなみに iTunes でいうところの「コンピレーション」は ID3v2 において TCMP という iTunes 独自のフレームで定義されています。カスタムフレームを追加できるタグ・エディタであれば、直接「コンピレーション」を有効化することが可能です。






宇多田ヒカル / DEEP RIVER (2002)

2008-05-01 09:36:28 | Music > JPop
デビュー作の衝撃を頂点に、以降作品のフックが少しずつ失われていくように感じてしまうのは僕だけですかね。70/80年代の歌謡曲が持っていたメロディをコンテンポラリーな洋楽サウンドに融合させた点は見事でしたし、彼女の音楽が老若男女に好かれた理由はそこにあると思います。まあ偉そうに宇多田論を展開できるほど彼女に明るいわけではないのでボロが出る前に口を閉じるつもりですが、最近の楽曲は何となく緩~い感じがしてあまり好みではないというのが正直なところ。ベタベタのポップ感覚が後退しちゃったんですよね。JPop シーンでは、出しゃ売れる、売れて当たり前という別格のアーティストになったことは彼女の才能からすれば当然の成り行きなのかもしれませんが、もっとサウンドに庶民的な部分を引きずって欲しかったなぁ。そんなわけで僕がアルバムとして聞いたのはこの "DEEP RIVER" まで。巷でのヘヴィ・ローテーションのせいか、シングル曲の耳なじみは良いですが、彼女の方向性に自分の好みとの違いを感じ始めたのもこの頃ですね。

その後のアルバムはちょっとわからないですが、新曲なんかは日本で普通に生活していればあちこちで耳にしますし、曲名は知らなくてもメロディは聞き覚えがあるだろうと思っています。ただふと心を奪われるような曲には出会っていないんですよね(苦笑)。