GOの解説部屋~素人の視点から政治を語ります~

政治とは国民の暮らしに密着したものであり、公の場で政治を語るのがタブー視されている現状を変えたい、その一心で投稿致します

これより官僚の悪行をシリーズ化します

2015-07-30 23:19:27 | 既得権問題
今朝の産経新聞のコラムから

全文引用します


見事なトリック 7月30日
産経抄2015.7.30 05:04



 元治(げんじ)元(1864)年7月、長州藩は、京都での主導権を奪回するために御所を攻めた。いわゆる禁門の変である。しかし、薩摩藩や会津藩に撃退され、長州藩は存亡の機に立たされる。

 ▼すると、藩主の了承のもとで行われていたにもかかわらず、責任を取ったのは3人の家老だった。切腹し、藩を救った。歴史家の山本博文さんによると、江戸時代、「武士の切腹は、藩主を頂点とする藩社会を守るために行われた」。

 ▼ただ、「現在の日本でも、そのような構造は、官僚組織や会社組織などに根強く残っているのではないか」ともいう(『切腹』光文社新書)。確かに、文部科学省の久保公人(きみと)スポーツ・青少年局長(58)の辞職は、詰め腹を切らされたと、世間では受け止められている。

 ▼建設計画が白紙に戻された新国立競技場の問題で、野党は、下村博文文科相の責任を追及している。下村氏を頂点とする、文科省という「藩」を守るためには、担当局長だった久保氏の切腹しかないというわけだ。ただ、下村氏は会見で、「定例の人事」と述べている。

 ▼民主党政権下の4年前、こんな出来事があった。当時の海江田万里経済産業相は、次官ら3首脳の辞任を発表した。東京電力福島第1原発事故への対応の不手際や、原子力安全・保安院のやらせ問題などの批判を受けて、3氏を更迭しけじめをつけた、と各メディアは伝えていた。

 ▼ところがしばらくすると、3氏の退職金には、上積みがあることがわかる。官僚が、大臣に花を持たせて実を取り、国民はまんまとだまされた。「見事なトリックというほかない」とコラムで皮肉ったものだ。「トカゲの尻尾切り」とも揶揄(やゆ)される今回の辞職劇は、どんな展開を見せるのか。



これを読んで腹が立った方も多い事でしょう。

しかしエリート官僚の世界とはこんなものではありません。

恐らく上記の3首脳は責任を取らされたように見せかけて、首を差し出す替わりとして優先的に待遇が良い団体か企業に天下ってるはずですよ。それに加えて退職金を加算されてるという事でしょう。

そしてその天下り役人が中央省庁と天下り先の団体・企業の仲介をしてお互いが甘い汁を吸っているんです。

要するになぁなぁ、ズブズブの関係を維持する為の天下り。しかもいい給料もらって車と秘書付き。

もちろん原資は税金です。

どうですか?腹が立ったでしょ?

これを半分でも暴いて出来なくさせれば2520億円の建設費なんて安いもんです。公共工事として景気対策にもなるんで、よっぽどそっちの方がましなくらいです。

そして詰め腹を切らされたと言われる久保局長もどこかに天下りするでしょう。

僕は自民党の政策には賛成するところが多いですが、既得権に手を突っ込めないところは批判的に見ています。

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