GOの解説部屋~素人の視点から政治を語ります~

政治とは国民の暮らしに密着したものであり、公の場で政治を語るのがタブー視されている現状を変えたい、その一心で投稿致します

別府市の生活保護受給者調査に関して。

2015-12-19 01:06:20 | 政治
少し以前になりますが、生活保護に関する書籍を数冊読んで「少しは」解ったつもりでおります。

当初は真面目に働いて納めた市民の税金を不正に受給してる輩がたくさんいる事の本質を知りたくて、立て続けに数冊を読みました。

上記のような思いは今も変わりませんが、しかしながら本来受給するべき人でも市町村による「水際作戦」と呼ばれるもう少し頑張って下さい勧告(僕の解釈です)を受けて苦しんでいる方がたくさんいる事も知りました。

ではタイトルにある記事を引用します。

 大分県別府市が、パチンコ店などに生活保護受給者がいないか調べて回っていたことがわかった。10月に調べた際は、発見した受給者25人のうち数人が調査中に複数回パチンコ店にいたとして、支給額の大半を1カ月間、停止していた。厚生労働省は「調査は適切ではない」としている。

 市が15日の市議会で明らかにした。調査の根拠について、市は支出の節約に努めることなどを求めた生活保護法と説明。担当者は「他の納税者から苦情は多く、法の趣旨に反する人がいれば厳しく指導せざるを得ない」とする。受給開始に際し、遊技場に行くのは慎むとする誓約書を取っていることも理由に挙げた。

 市によると、10月の計5日間に、市職員35人が同市内の13のパチンコ店と市営別府競輪場を巡回。受給者25人を見つけて市役所に一人ずつ呼び出し、行かないように注意。調査した5日間で再び見つけた受給者については、支給額の大半を1カ月分取りやめた。


Yahooニュースより引用しました。

厚生労働省の見解ではこの調査は適切では無いらしいです。

これも前回投稿に少し記しました「公の秩序」より「個人の権利」を尊重した見解ですよね。

こんなもの一部の人権団体と弁護士しか認めないと思われます。国民の思いを無視した見解と言えます。

受けられるはずなのに受けられない人たちがたくさんいる現状を考えると、それくらいのことはやるべきですよね。

その前に税金から給料をもらっている政治家や公務員の方々が襟を正すべき事は言うまでもありませんが。

今や国が支出している生活保護費は3兆円とか。

国家予算の3%以上です。

すぐに声を上げると言う行動は出来ないまでも、こんな不条理な現実があるという事はみなさんに知っておいて頂きたいです。

日本共産党の考え方とは?国民連合政府って何?昨日のラジオ番組より

2015-12-16 23:06:31 | 政治
昨日、ニッポン放送のザ・ボイスというラジオ番組に日本共産党副委員長の小池晃氏が出演して興味深い主張をされてましたので取り上げてみます。

この番組はpodcastやネットなどでも部分的にアップされてますので関東圏以外でも聞く事ができます。

これはと思うポイントが3点ありましたので1つずつ検証してみます。

①国民連合政府は戦争法を廃止するための暫定政権である


まずは国民連合政府の説明から。

これは来る国政選挙で与党(自民党・公明党)に対抗して野党が今までのようにバラバラに候補者を立てるのではなく、統一候補を立てて安倍政権打倒を目指すというものです。

衆議院選挙(全ての選挙区が定数1の小選挙区制)に当てはめると、与党は全ての選挙区にはどちらかから1人しか立候補しません。野党はバラバラでしたので票が割れて勝ち目が薄いので協力して統一候補を立て、与党を過半数割れに追い込もうと画策しているのです。
衆議院選挙において過半数を取った勢力が総理大臣を出して政府を作れるので、与党が過半数割れすると安倍総理は政権を失います。

しかしながら主張が全然違う野党連合が政権を取って、その後どうやって国を動かして行くのか?何も決められないじゃないか?という批判に対して、上記の小池氏のコメントです。

何せ日本共産党は日米同盟は破棄、自衛隊は違憲なので即時とは言わないまでも、後々は解散させると主張してます。

そんな事でどうやって国を守るのか?他党と連携できる訳はないんです。

そこで小池氏のコメントに戻ると、国民連合政府ができて安保法制を元に戻せたとして、それだけが目的の政府ってどうなんでしょう?

その後に政権を失うとまた安保法制復活なんて事になるでしょう。

堂々巡りですね。

この矛盾を指摘すると何と答えるか聞いてみたいものです。

②個人が尊重される社会の実現を目指す


まぁこれに関しては賛否両論というか、賛の方が多いのかもしれません。

僕は否の方ですが。

この問題は自民党の考え方と比較してみます。

自民党は憲法改正草案というものを出しています。

その中にはよく「公の秩序に反しない限りは」というような文言が出てきます。

この部分を共産党は否定的に見ているようです。

要するに少しでも国民の権利を制限されるのが嫌なようです。

「個人の権利」と「公の秩序」どちらが大事なんでしょう?

考え方は人それぞれだとは思いますが、間違いなく前者を重く見過ぎた為に「モンスターペアレンツ」に象徴されるモンスターがこの数年増えていると僕は感じます。

今年になって手記を出版して話題になっている神戸児童連続殺傷事件の「元少年A」も無駄に権利を主張した勢力によって作り出された怪物だと考えます。

あのような輩が実名報道出来ない(ネットでは出ているようですが)日本という国はおかしいと思いませんか?

自分より周りがどうか?それを考えるのがひと昔前の日本人の美徳だったのではないでしょうか。

個人を尊重するとは尤もらしい主張ですが、このような側面もあるという事をたくさんの人に理解して頂きたいです。

③中国の軍拡には外交交渉で対抗すべき

これは集団的自衛権は必要ないという主張ありきの発言ですね。

日本の誰が何と言おうと中国共産党が聞く耳を持つ訳がない。

だからアメリカ始め周辺諸国と連携して中国共産党の好きなようにはさせない。だから集団的自衛権は必要。

と考えるのが要領の良い思考だと僕は思います。

そして小池氏は③の発言の1分後に「外交とは中国と仲良くお話をすれば良いというものでは無い」と発言されてます。

ブレるの早過ぎるよ小池さん。

この発言の真意が「日本の国益を守る為、中国に好きにさせない為の外交とは周辺諸国と連携する事だ」との意味なら全うな見解ですが、そうでは無いでしょう。

何故最近の選挙で日本共産党が勢力を伸ばしているのか僕には意味が分かりません。

安倍総理の事が嫌いな人たちがそちらに流れるという構図でしょうが、どちらが日本の国益にかなった事を言ってるかは一目瞭然です。

以上、日本共産党の興味深い見解でした。

少し熱くなって長くなってしまいました。



たまには政治から離れてみます。みなさんストレスと戦っていませんか?

2015-12-08 21:48:38 | 日記
是非たくさんの方に読んでもらいたいコラムがありますので、紹介させて頂きます。
ネット上では会員でないと全文読めないようですのでコピーさせて頂きます。

長くなりますが何卒お付き合いください。

これより引用です。まずはコラムでとりあげている本のタイトルから。

ストレスから無理に逃げる必要はなかった!
~『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』(ケリー・マクゴニガル著)を読む

スタンフォード大学の健康心理学者ケリー・マクゴニガル博士の「ストレスと友達になる方法」というTEDプレゼンテーションは、再生回数900万回を超える人気コンテンツだ。

「私はこれまでストレスは健康の敵だ、と教えてきました。でも、それがかえって人の健康に害を及ぼしていたかもしれません」。プレゼンテーションは博士のこんな告白から始まる。

 ちょっと待ってほしい。ストレスが身体に悪いのは今や常識だろう。現実に、ストレスがたまったせいで、胃かいようなど消化器系の病気や、高血圧になったなどという話はあちらこちらで耳にする。もちろん、うつ病などの心の病も、一般的にはストレスが原因とされることが多い。

 私自身、仕事のストレスが原因と思しき胃痛や下痢、耳鳴りなどに悩まされたこともあった。そんな時、病院に行くと、医者は決まって「ストレスが原因です」としか言わない。「治したければ仕事を辞めてストレスのない生活をするしかない」とまで言われたこともある。それなのにマクゴニガル博士は「ストレスは健康の敵」ではないという。どういうことだろうか。

 プレゼンテーションの中で博士は、自らの考え方を180度転換させた、ある研究を紹介する。その研究では、まずアメリカの成人3万人に対し、「去年ストレスを感じましたか?」「ストレスは健康に害があると思いますか?」という二つの質問をした。そして、その8年後に、その3万人の生死を調べたところ、第一の質問に対して「強度のストレスを感じた」と答えた人の8年後の死亡率が、それ以外の人よりも著しく高かった。

「ほら、やっぱりストレスは身体に悪いじゃないか」と思うかもしれない。ところが、死亡率が高くなる条件は「ストレスを感じた」だけではなかった。「強度のストレスを感じた」人のうち、第二の質問にイエスと答えた人、すなわち「ストレスが健康に害があると信じていた人」のみが死亡率が高かったのだ。驚くべきことに、強度のストレスを感じていても、「ストレスは健康に害があると考えていなかった人」の死亡率は、ストレスを感じなかった人とほとんど変わらなかった。

 研究では、この調査結果を元に、8年間で、ストレスそれ自体ではなく、「ストレスが体に悪いと信じていたこと」で亡くなった人はアメリカ全体で18万人に上ると推計。これは単純計算で1年に2万人ということだ。これは2012年のアメリカでは、皮膚がん、HIV/AIDS、殺人よりも多い死因なのだそうだ。

本書は、この驚きのプレゼンテーションの主であるマクゴニガル博士がスタンフォード大学生涯教育プログラムの「ストレスの新しい科学」講座で教えている内容をまとめたものだ。

ストレスに関する最新科学の知見だけではなく、「ストレスを見直すエクササイズ」「ストレスを力にするエクササイズ」など具体的な実践方法も紹介。読み進みながらエクササイズを行うことで、自ずと「ストレスは害になる」から、「ストレスは役に立つ」にマインドセットを切り替えることができるようになっている。

 マクゴニガル博士は、ボストン大学で心理学とマスコミュニケーションを学び、スタンフォード大学で健康心理学の博士号を取得した。そして、心理学、神経科学、医学の最新の知見を用いて、人々の健康や幸福、成功、人間関係の向上に役立つ実践的な戦略を提供する「サイエンス・ヘルプ」のリーダーとして、世界的に注目を集める人物だ。

 本書によると、ストレスを感じた時の身体の反応は「闘争・逃走反応」「チャレンジ反応」「思いやり・絆反応」の3つに分けられるという。

「闘争・逃走反応」では、ストレスが恐怖や怒りの感情を引き起こす。すると、コルチゾールというホルモンが多く分泌され、敵と戦ったり危険から逃げ出すための準備を身体にさせる。この反応は、長期化すると免疫機能の低下やうつ病などの原因になる危険性がある。

「チャレンジ反応」は、ストレスと戦うのではなく、その状況を受け止めて、前向きに対処しようとする反応だ。この場合は、DHEAという脳の成長を助けるホルモンが多く分泌される。そのことで集中力と自信が高まり、粘り強くストレス状態を乗り切る努力をつづけられるようになるのだ。DHEAには免疫機能を高める働きもあるそうだ。

 3つめの「思いやり・絆反応」は、ストレスを感じる状況で、自分にとって大切な仲間やコミュニティを守るために、人への思いやりの気持ちを強める反応。オキシトシンというホルモンが分泌する。このオキシトシンには、心臓をダメージから守り強化する作用もあるという。

つまり、ストレスを感じた時に「闘争・逃走反応」が起こると心身がダメージを受ける。しかし、「チャレンジ反応」や「思いやり・絆反応」が起こると、逆に脳や身体が強くなるということのようだ。

 さらに重要なのは、この3つのうちどの反応が起こるかは、自分の考え方次第だということだ。

「ストレスは敵だ」と考えていると、「闘争・逃走反応」が優位になる。しかし「ストレスを前向きに受け入れて頑張ろう」と考えるならば「チャレンジ反応」や「思いやり・絆反応」を引き起こすことができるのだ。

 そもそも、現代社会にはストレスが溢れているとはいえ、自らの生存を脅かすほど危険なストレスはほとんどないと言っていいだろう。「闘争・逃走反応」はめったに必要とされないのだ。

 それなのに、ストレスをもたらす相手に対し攻撃的になったり、怖がって逃げだしてしまうのは過剰反応であり、自分の心身にダメージを与えるだけだ。おまけに、何の問題解決にもならない。

 ストレスを前向きに受け止めて「チャレンジ反応」や「思いやり・絆反応」を起こし、自分がおかれた状況に向き合い、問題解決のために最善を尽くし、周りの人たちとも協力し合うようにしたほうが合理的なのだ。しかも身体にもいいのだとすれば、「ストレスは敵だ」という考え方はさっさと捨てるべきだろう。

マクゴニガル博士によると、私たちは「自分にとって大切なもの」が脅かされたとき、ストレスを感じるのだそうだ。

 ならば、ストレスを感じた時に、その正体をじっくり考えることで、「自分にとって大切なもの」が何であるかを発見できるのではないだろうか。ストレスを利用して自らの価値観に対する認識を深めることができそうだ。

 このことは、組織におけるイノベーション・プロセスにも応用できるだろう。

 たとえば企業が新しい事業に挑戦、あるいは従来のプロセスを改善して新しいやり方を導入しようとする際に、現場から強い抵抗にあうことがある。そして、推進するチームと抵抗する現場が対立し、双方に多大なストレスがかかる。これは双方の価値観の対立によるストレスだ。つまり、双方とも「自分にとって大切なもの」が脅かされているのだ。

 そんな時は、本書で紹介されている「自分のための目標」を「自分よりも大きな目標」に変えるエクササイズを試してみてはどうだろう。それぞれが、自分のためではなく、組織の目標は何なのかを考えるようにするのだ。

 そのうえで、変革の先に双方の価値観を包含するような大きな目標を見いだすことができれば、対立によるストレスは解消することだろう。

 ストレスを上手に活用すれば、イノベーションを起こすための変革をさらに推進させることもできるのだ。

(文/情報工場シニアエディター 浅羽登志也)

引用ここまで

一応リンクもつけておきます

http://diamond.jp/articles/-/82757

今回は引用ばかりで特に解説するような事は無いのですが、ストレスと戦っている方はたくさんいらっしゃるかと思います。
何かの参考になればと思いこのような形での投稿となりました。

せっかくなんで一つだけ感想を。

最後の部分、企業が新しい事業に挑戦する際の推進チームと抵抗する現場の件は僕が大好き(大嫌い)な既得権益の話そのものですね。

興味がおありの方は是非、本を読んでみてください。



僕もたまには安倍批判をするんです

2015-12-02 21:23:07 | 政治
最近は少し思うところがありまして、出来る限り批判ばかりの投稿はしたくないなぁと考えているのですが、もしかしたら今の僕には批判しかできないのかもしれません。

というのもこんな記事を先日見つけたからです。

http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye2645442.html


珍しく安倍総理の進めようとする政策が自分の考えと逆を向いていたので苦言を呈したいと思います。

何故に年金受給者(高齢者)に絞って給付金を配るのか?

前回の投稿「投票率を上げる事」と重なる話です。

少し前に発表された新三本の矢には
「出生率1.8」(子育て世代支援)と
「介護離職ゼロ」(現役世代支援)
が入っていたはずです。

それと逆行するかのように高齢者へのバラマキ政策ってどうなんでしょう?

言ってる事とやってる事が無茶苦茶です。

やっぱり選挙(来年夏の参議院議員選挙)が近くなると、投票に行ってくれる高齢者に良い顔をするんですか?

というわけで前回投稿と重なる話でした。

多くの正しい批判を受けて方針を変えるセンスを安倍総理が持っている事を期待します。