日本では毎週のようにどこかで選挙が行われているのですが...
昨日は東京都議会議員選挙と兵庫県知事選挙という地方選挙としては有数の規模の選挙が執り行われました。
他にも日本各地で選挙があった事とは存じますが、この二つの選挙について思うところを記してみます。
まず東京都議選ですが、思いの外の自民党の大敗と都民ファーストの会の大躍進が投票終了とともに報じられていました。
それを見ながら考えていたのは、小池知事はこの1年間で何が出来たのか?風呂敷を広げるばかりで実は何もしてないじゃないか?それどころかオリンピック問題や市場移転問題を引っ掻き回して混乱させているようにすら見える。
そんな小池知事が率いる上に新人議員ばかりの都民ファーストの会に何も出来るはずはないじゃないか?
メディアの宣伝に乗せられて都民は判断を間違ったと思いましたし、テレビを見ながらボヤいておりました。
しかしながら一晩おいてよくよくいろんな情報に触れ、改めて考えてみると「じゃあ、他の選択肢があったのか?」という疑問にぶち当たりました。
今回メディアに無茶苦茶に叩かれた自民党と離党者続出で滅亡の危機を迎えた民進党にこれまで投票していた人たちの次なる受け皿がどこにあったのか?
共産党や公明党には固定票がありますが、その逆に絶対入れたくないという人もかなり存在しています。
日本維新の会の末端の関係者として、維新の会が受け皿になって欲しいところですが、関東ではそのような力は無いようです。(関東の維新関係者の皆さん、生意気言ってすみません)一番まともな事をやっていて、一番まともな事を言っている自信があるだけに悔しいですが。
余談ですが築地市場の土壌汚染のデータを明るみに出して豊洲移転へのきっかけを作ったのは維新の会の足立康史代議士の質問がきっかけです。小池知事は認めないでしょうが、データが出てきたその日に豊洲移転の記者会見が行われているのが何よりの証拠です。維新の会は東京でもいい事やってるんですよ。
話を戻しまして、維新の会が受け皿になれないとなると自ずと受け皿は都民ファーストになってくるんですよね。
もう一つ僕の至らないところは公約も読まずに都民ファーストに対して懐疑的な事を言っていたところ。
今日のとあるラジオ番組で都民ファーストの公約の中に都の外郭団体や管理団体の見直しをするというものが入っている事を知りました。
要するに天下りや天下り団体には厳しい目で対処しますよという事でしょう。
これまで小池知事はそのような発言(公務員改革をするという発言)をした事がなかったはずです。
遡れば、小池氏の就任当初は当ブログでは期待しているような投稿をしておりました。
しかし公務員改革が出来ないと分かったところで批判に転じております。
新しい地域政党の出現で知事を支持する議員が過半数を超えたという事は橋下知事時代の大阪府と同じ状況になったわけで、本気で改革をする気になってくれれば都政が大きく動く可能性があるんですよね。
東京都民の中には積極的に都民ファーストを支持した人と、投票先がないので仕方なしの支持をした人、様々でしょうが、受け皿になった事実は認めないといけません。日本は民主主義の国のですから。
という訳で、小池知事と都民ファーストの会を批判的に見ていた事を反省して、謙虚にこれからの動きを注目していこうと思います。
そして兵庫県知事選はというと、残念ながら期待していた勝谷誠彦氏は落選でした。
94万対64万を大差と見るかよく頑張ったとみるかは人それぞれでしょうが...
勝谷氏の毎日の配信日記を購読している人間として世間にあまり流れていない情報を発信したいと思います。あくまで情報源は勝谷氏の発信ですので信じるかどうかは読んだ方次第という事にして下さい。
今回当選した現職の井戸知事は4期16年知事をやってきて、簡単に言うと部下である公務員や行政の関連団体や出入りの業者などをかなりの割合で掌握していたようです。
特定の候補に関わってはいけないはずの役所の職員が名札をつけたまま井戸氏の選挙ポスターを貼っていた事例や、勝谷氏が講演会のために借りていた会場が井戸氏側の圧力で断られた事例など、選挙違反(スレスレ)の行為が横行していたようです。
そういえば知人がFacebookで井戸氏の批判をしていたら割って入ってきた見知らぬ人が二人もいたそうです。もしかしたらSNSで井戸氏の批判をする投稿を見つけては火消しする部隊があったのかもしれません。これは僕も見たので間違いない事実です。
そして極め付きは嫌がらせ。街宣中にケンカを売ってくる輩がいたとか?もちろん候補が手を出したら終わりですから。井戸氏陣営の差し金とは限りません、もしかしたらただの目立ちたいチンピラかもしれませんが。最後に勝谷氏の今朝の配信日記を少しだけ引用してみます。以下の青字です。
20時のマイク納めを前に私は演説をしていた。握手に入った。すると耳元で囁くひとがいる。「についてはどう思うんや」と。ああ、いいなあ、落選するともとにもどってこんなことも書ける。いまでもちょっと自分に何か検閲が入っているのですよ。いい、いい。いつものこの調子に戻ろう。
「大切ですよ。でもまだ不勉強なので、これから考えて行きます」と答えた。するとそのひとは「このヒトは問題について何も勉強してへん。不勉強やといいはったで」と叫びはじめた。しまった、ひっかかったかとはすぐにわかる。アッチのひとたちの罠にかかったのだ。とはいえ、まだ投票前である。今ならこのやろう、クソミソに書きたいところだが、まだちょっと余韻がある。あと数日、いいヒトかも知れない。このやろクソ、兵庫県民とは言わない。創価学会は凄いなあとも言わない。投票日が過ぎて、すこし、ああ。
起きたことを。そのヒトは選挙カーの前で「このひとはについて知らんと言うたんですよ」とわめきはじめたのである。わが精強無比なスタッフは蒼きシャツでその前に入ってくれた。大騒動になったが、もちろん私はあとでさまざまな情報をを得て、その人物が相手陣営から送り込まれてきたことを知った。はじめて心の底から怒りが込み上げてきた。理由については書かない。みんなが想像していただきたい。「そこまで動員するか」だ。申し訳ない。落選候補として、お詫びを申し上げる。
勝谷氏の言う事を信じるか信じないかはそれぞれ。僕は信じますので、兵庫県民はこのような卑怯な男を知事に選んだのだと残念に思います。それもこれも投票率が低い事が原因の大部分を占めるのではと考えます。
推薦とか支持とかいろんな立場があったようですが、井戸氏には自民・公明・民進・社民の4党が支援についておりました。国政では自民党に対して反対しかしない民進党と社民党がグルになっているところがまずおかしい話で、ここに公務員の関係者や関係する団体がついているんです。利権の匂いがプンプンな人たちで、これを打ち負かそうと思ったら利害関係の無い多くの有権者が投票する必要があって、40%程度の投票率ではそれが出来ないという事なのでしょう。
ここではあまり深堀りしませんが、兵庫県は人口も産業も衰退して行っていると言われている県です。そのような停滞の原因を作っている16年も知事に居座った張本人にこの先4年も舵取りを任せるなんて事は一般の県民にとって良い選択だとは思えません。
やはり投票に行く事は重要で、候補者に関する情報を集めた上で行く事は更に重要であるという結論をもって、締めさせて頂きます。
昨日は東京都議会議員選挙と兵庫県知事選挙という地方選挙としては有数の規模の選挙が執り行われました。
他にも日本各地で選挙があった事とは存じますが、この二つの選挙について思うところを記してみます。
まず東京都議選ですが、思いの外の自民党の大敗と都民ファーストの会の大躍進が投票終了とともに報じられていました。
それを見ながら考えていたのは、小池知事はこの1年間で何が出来たのか?風呂敷を広げるばかりで実は何もしてないじゃないか?それどころかオリンピック問題や市場移転問題を引っ掻き回して混乱させているようにすら見える。
そんな小池知事が率いる上に新人議員ばかりの都民ファーストの会に何も出来るはずはないじゃないか?
メディアの宣伝に乗せられて都民は判断を間違ったと思いましたし、テレビを見ながらボヤいておりました。
しかしながら一晩おいてよくよくいろんな情報に触れ、改めて考えてみると「じゃあ、他の選択肢があったのか?」という疑問にぶち当たりました。
今回メディアに無茶苦茶に叩かれた自民党と離党者続出で滅亡の危機を迎えた民進党にこれまで投票していた人たちの次なる受け皿がどこにあったのか?
共産党や公明党には固定票がありますが、その逆に絶対入れたくないという人もかなり存在しています。
日本維新の会の末端の関係者として、維新の会が受け皿になって欲しいところですが、関東ではそのような力は無いようです。(関東の維新関係者の皆さん、生意気言ってすみません)一番まともな事をやっていて、一番まともな事を言っている自信があるだけに悔しいですが。
余談ですが築地市場の土壌汚染のデータを明るみに出して豊洲移転へのきっかけを作ったのは維新の会の足立康史代議士の質問がきっかけです。小池知事は認めないでしょうが、データが出てきたその日に豊洲移転の記者会見が行われているのが何よりの証拠です。維新の会は東京でもいい事やってるんですよ。
話を戻しまして、維新の会が受け皿になれないとなると自ずと受け皿は都民ファーストになってくるんですよね。
もう一つ僕の至らないところは公約も読まずに都民ファーストに対して懐疑的な事を言っていたところ。
今日のとあるラジオ番組で都民ファーストの公約の中に都の外郭団体や管理団体の見直しをするというものが入っている事を知りました。
要するに天下りや天下り団体には厳しい目で対処しますよという事でしょう。
これまで小池知事はそのような発言(公務員改革をするという発言)をした事がなかったはずです。
遡れば、小池氏の就任当初は当ブログでは期待しているような投稿をしておりました。
しかし公務員改革が出来ないと分かったところで批判に転じております。
新しい地域政党の出現で知事を支持する議員が過半数を超えたという事は橋下知事時代の大阪府と同じ状況になったわけで、本気で改革をする気になってくれれば都政が大きく動く可能性があるんですよね。
東京都民の中には積極的に都民ファーストを支持した人と、投票先がないので仕方なしの支持をした人、様々でしょうが、受け皿になった事実は認めないといけません。日本は民主主義の国のですから。
という訳で、小池知事と都民ファーストの会を批判的に見ていた事を反省して、謙虚にこれからの動きを注目していこうと思います。
そして兵庫県知事選はというと、残念ながら期待していた勝谷誠彦氏は落選でした。
94万対64万を大差と見るかよく頑張ったとみるかは人それぞれでしょうが...
勝谷氏の毎日の配信日記を購読している人間として世間にあまり流れていない情報を発信したいと思います。あくまで情報源は勝谷氏の発信ですので信じるかどうかは読んだ方次第という事にして下さい。
今回当選した現職の井戸知事は4期16年知事をやってきて、簡単に言うと部下である公務員や行政の関連団体や出入りの業者などをかなりの割合で掌握していたようです。
特定の候補に関わってはいけないはずの役所の職員が名札をつけたまま井戸氏の選挙ポスターを貼っていた事例や、勝谷氏が講演会のために借りていた会場が井戸氏側の圧力で断られた事例など、選挙違反(スレスレ)の行為が横行していたようです。
そういえば知人がFacebookで井戸氏の批判をしていたら割って入ってきた見知らぬ人が二人もいたそうです。もしかしたらSNSで井戸氏の批判をする投稿を見つけては火消しする部隊があったのかもしれません。これは僕も見たので間違いない事実です。
そして極め付きは嫌がらせ。街宣中にケンカを売ってくる輩がいたとか?もちろん候補が手を出したら終わりですから。井戸氏陣営の差し金とは限りません、もしかしたらただの目立ちたいチンピラかもしれませんが。最後に勝谷氏の今朝の配信日記を少しだけ引用してみます。以下の青字です。
20時のマイク納めを前に私は演説をしていた。握手に入った。すると耳元で囁くひとがいる。「についてはどう思うんや」と。ああ、いいなあ、落選するともとにもどってこんなことも書ける。いまでもちょっと自分に何か検閲が入っているのですよ。いい、いい。いつものこの調子に戻ろう。
「大切ですよ。でもまだ不勉強なので、これから考えて行きます」と答えた。するとそのひとは「このヒトは問題について何も勉強してへん。不勉強やといいはったで」と叫びはじめた。しまった、ひっかかったかとはすぐにわかる。アッチのひとたちの罠にかかったのだ。とはいえ、まだ投票前である。今ならこのやろう、クソミソに書きたいところだが、まだちょっと余韻がある。あと数日、いいヒトかも知れない。このやろクソ、兵庫県民とは言わない。創価学会は凄いなあとも言わない。投票日が過ぎて、すこし、ああ。
起きたことを。そのヒトは選挙カーの前で「このひとはについて知らんと言うたんですよ」とわめきはじめたのである。わが精強無比なスタッフは蒼きシャツでその前に入ってくれた。大騒動になったが、もちろん私はあとでさまざまな情報をを得て、その人物が相手陣営から送り込まれてきたことを知った。はじめて心の底から怒りが込み上げてきた。理由については書かない。みんなが想像していただきたい。「そこまで動員するか」だ。申し訳ない。落選候補として、お詫びを申し上げる。
勝谷氏の言う事を信じるか信じないかはそれぞれ。僕は信じますので、兵庫県民はこのような卑怯な男を知事に選んだのだと残念に思います。それもこれも投票率が低い事が原因の大部分を占めるのではと考えます。
推薦とか支持とかいろんな立場があったようですが、井戸氏には自民・公明・民進・社民の4党が支援についておりました。国政では自民党に対して反対しかしない民進党と社民党がグルになっているところがまずおかしい話で、ここに公務員の関係者や関係する団体がついているんです。利権の匂いがプンプンな人たちで、これを打ち負かそうと思ったら利害関係の無い多くの有権者が投票する必要があって、40%程度の投票率ではそれが出来ないという事なのでしょう。
ここではあまり深堀りしませんが、兵庫県は人口も産業も衰退して行っていると言われている県です。そのような停滞の原因を作っている16年も知事に居座った張本人にこの先4年も舵取りを任せるなんて事は一般の県民にとって良い選択だとは思えません。
やはり投票に行く事は重要で、候補者に関する情報を集めた上で行く事は更に重要であるという結論をもって、締めさせて頂きます。
都民ファーストの会に懐疑的な見方をするのはもちろん理解出来ますが、ここはお手並み拝見と行きましょう。
公務員改革だけでもやってくれれば十分です。公明党が公務員改革に関してどのような立場を取っているかは存じあげませんが、小池知事のヤル気次第じゃないかと思います。曲がりなりにも小池知事はご自身の報酬はカットされてますので、少しはヤル気がおありになるはず。
落選議員には天下り先など存在しませんのでご安心を。あくまで役人の退職後の事しかケアされてませんので。
勝谷氏の件は大変残念ですが、組織票と戦った経験をこれからの言論活動に活かしてくれれば、今まで以上に面白いコメンテーターになってくれるものだろうと思ってます。