GOの解説部屋~素人の視点から政治を語ります~

政治とは国民の暮らしに密着したものであり、公の場で政治を語るのがタブー視されている現状を変えたい、その一心で投稿致します

甘利大臣の辞任に関して考える事ー政治とカネの問題ー

2016-01-30 12:51:16 | 政治
安倍内閣の重要閣僚である甘利明大臣が「政治とカネ」の問題の責任を取って大臣の職を辞任する事になりました。国会議員の活動は続けられるようです。

毎度「政治とカネ」の問題が報道されるのを聞いてうんざりしてる国民が多い事でしょう。

今回はこの問題について僕なりの見解を述べたいと思います。

事の経緯を詳しく書くと長くなるので、ある程度はみなさんも情報をお持ちだという前提で進めていきます。

まず第一に、政権側にスキャンダルが起こると必ず国会が止まるのは国益に反する事で、こんな事ばかりやっているから国民が政治から離れるんだという事を言いたい。

また、甘利大臣を降ろす事が日本の国益にプラスになる事なのか?

後任の石原伸晃氏に甘利氏の代わりが務まるとは到底思えません。

この時点で国益に反している。

喜んでいるのは野党です。

では野党は国益に反する事をしたいと思ってるのか?

そうではないが、少しでも政権側にダメージを与えたいとは思っている。

その事が一定のチェック機能(政権側への縛り)の役割を果たしてはいるが、何でもかんでも追及して、国会を止めて、そして大臣を辞職に追い込むのが良いのか?

本来は国会では予算審議が行われているはずの時期に予算委員会で予算を審議せずにスキャンダルの追及ばかり。それを避けるために大臣が辞任せざるを得ない。

こういう観点で考えると国会を止めて追及する野党より審議を正常に戻すために辞任する大臣の方がよほど国益を考えていると言える。

ものは言い様なんでどの観点から見るかでどうにでも言えるのですが。

第二に、このスキャンダルを報道した週刊文春は売り上げが伸びれば国益はどうでもよいのか?と聞きたい。

報道を聞いてる限りでは、甘利氏に口利きを依頼した千葉県の建設業者というのは明らかに甘利氏を貶める意図でやっていますよね。

録音やお札のコピーなんてそういう目的がなければやるはずないですから。

そんな悪徳業者のリークを報じた週刊文春の罪は重いと考えます。
日本を貶めたい外国の工作が入ってないかも考えないといけません。

第三に、やはり選挙や政治に関わる制度に問題があるのではないか?と言いたい。

企業による献金を認めているが為にこのような問題が起こるのではないか?

政党助成法において政党交付金を出す代わりに企業や団体による献金は「制限」されました。


政党助成法概要(Wikipediaより)

リクルート事件やゼネコン汚職事件などの汚職事件で、企業などから政治家への資金提供が問題視されたため、企業・労働組合・団体などから政党・政治団体への政治献金を制限する代わりに、政党に対し国が助成を行うことを目的に制定された。


禁止ではなく「制限」というところがミソですね。

個人が政治家に献金する場合は純粋に応援しているケースが多いでしょう。
政治家に個人が頼み事をしたところでそれを全て解決してあげられるほど政治家に権限も時間もありません。

しかし企業や団体となると話は別です。
案件の数も限られますし、献金の額も大きくなる。

そもそも営利を求める企業が献金するという事は確実に何らかの利益を求めているのです。

それが「政治とカネ」の問題になるタネですよね。

しかしながら、これまでも何度か指摘してきたように法律を作るのは政治家である国会議員です。

国会議員が自分たちの首を絞める(資金源を潰す)事はしませんよね。

これができるのは国会では「おおさか維新の会」だけです。


本日これより維新政治塾に参加してきます。

間も無く開講式です。



荒れる成人式を小バカにする素敵な若者たち。

2016-01-18 20:47:59 | 日記
少し古い(ニュースとしては)記事ですが広く皆さんに読んでもらいたいと思いましたので紹介させていただきます。

http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=149248

そして全文引用します

 【那覇】リーゼントの髪形で桃色のはかま姿の集団が国際通りを練り歩く。手にはまさかのごみ袋。沖縄の「荒れる」成人式のイメージを払拭(ふっしょく)させたいと石嶺中学校出身の新成人16人が10日、約1・6キロの沿道のごみを笑顔で拾った。
 新成人らのごみ拾いに沿道からは拍手が湧き起こり、警戒に当たっている警察官に「ありがとうね」と敬礼される場面も。他校の新成人の集団が目の前で酒瓶を片手に騒ぎを起こしても16人は黙々と拾い続けた。
 呼び掛け人は県外の大学に通う下地克季さん(20)。「沖縄の成人式は恥ずかしくてダサイ」。大学の友人からの言葉にショックを受け、「何とかしてイメージを変えたい」との思いが強くなった。昨年の新成人の先輩が、はかま姿でごみを拾う様子の写真がツイッターにアップされているのを見て、「かっこいい」と絶賛した。
 この取り組みが広がることを願っているという下地さん。「ごみを拾うことで、多くの人たちからも祝福されるし、沖縄の荒れた成人式のイメージを変えられるきっかけになってほしい」と力を込めた。


こんな素敵な若者がいるんですね。
メディアはこういう取り組みこそ大々的に取り上げてくれないと!
成人式で暴れる若者を報道して、いつしかそれが当たり前のように日本全国に拡がってしまったのだから。
次はこのような良い取り組みが拡がるように!
「荒れる成人式」はある意味メディアの責任もあると僕は考えております。

沖縄タイムスもたまにはいい仕事しますね(笑)

与党と野党ってなんですか?

2016-01-08 22:34:13 | 今さら聞けない!
本日付朝日新聞デジタルの記事にある日本共産党参議院議員・小池晃氏の発言を全文引用します。

■小池晃・共産党政策委員長
 (おおさか維新の会の立ち位置について)衆議院本会議で、馬場伸幸幹事長がはっきり「与党でもない、野党でもない新しい政党だ」と言っているわけだから、なんでいまさら「野党だ」と言い出したのか全く合点がいかない。(おおさか維新は)「自民、公明、おおさか維新で衆参それぞれ3分の2以上の議席を獲得して憲法を変える」と言っている。
 そして安倍首相と親密にされているのだから、これはもう政治的には与党と言うしかない。(予算委員会での質問時間の配分など)都合のいいときだけ野党の顔をする。本当にぬえみたいな政党ではないかと言わざるを得ない。やっていることははっきり与党なので、堂々と与党として振る舞ったらどうか。


では与党と野党の定義を辞書より以下に引用します。


よとう[与党] 政党政治で,政権を担当している政党または政権を支持している政党。


やとう[野党] 政党政治において,政権を保持していない側の政党。
選ばれた場合に、政権を握っている政党に反対し、それと交代する準備のある主要な政党



この辞書を引くまでの僕の見解は、政権を持っているのが与党でそれ以外は野党と考えておりました。

そういう定義ならばおおさか維新は野党ですが。

与党の定義に「政権を支持している政党」という文言が入っているのと、野党の定義に「選ばれた場合に、政権を握っている政党に反対し、それと交代する準備のある主要な政党」と入っている部分を重要視すれば与党と言ってもおかしくないですね。

おおさか維新は憲法改正については現与党と協力する姿勢を明らかにしてますので、現与党にとって代わる準備をしてるとも考えられませんね。

そういう意味では小池氏の発言も御尤もな部分がありますが...

こないだの大阪の選挙で自民党と組んで大阪維新に対立したのはどこの党でしたか?小池さん?
くれぐれもご発言にはお気を付けを!


今回は「与党と野党」について取り上げましたが、これからは知ってそうで詳しくは知らないような「今さら聞けない!」シリーズもたまに扱っていこうと思います。

財政危機を無駄に煽る記事

2016-01-07 22:58:53 | 政治
http://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2016_0105.html

上記は1/5付NHKのウェブニュースです。
恐らく財務省からレクチャーを受けた記者が書いたものでしょう。

ポイントは約96兆円の来年度予算のうち3分の1以上にあたる約34兆円超が国債で賄われる厳しい財政状況だと書いてある部分です。

最後の方で「基礎的財政収支」(プライマリーバランス)は10兆8000億円の赤字と書いてあるので34兆円の国債発行に対して約24兆円分は返済に充てられるという事。

要するに新規の国債発行(増加分という事)が10兆8000億円という事です。
これなら年間予算の9分の1という事になりますね。

これが財政危機を煽る財務省のポチ(飼い犬)であるマスコミの報道姿勢なんです。
嘘は書いてませんが、あきらかに誘導してますよね。

記事を鵜呑みにしてはいけませんという好例です。

昨日の続きをちょっとだけ。

2016-01-06 21:36:07 | 既得権問題
自分の書いた文章とその元になった高橋氏のコラムを読み返して、どうも昨日の投稿は結論が中途半端だなぁと思い返しましてので、少し付け加えたいと思います。

昨日の投稿はこちら
http://blog.goo.ne.jp/gharada5000/e/3fc0bcccee69acb632ae34ba6025f61a

では官僚は何故に日本の借金が1000兆円もあると危機を煽るのでしょう?

ここをはっきりさせないと締まりませんよね。

ここで言う官僚とは主に財務省の官僚になります。

彼らは借金ばかりが膨らんで日本の財政は大変な事になっているので、増税して財政再建を早くやらないといけないという尤もらしい事を主張してるんです。

ですので目的は増税(消費増税)でその理由が財政危機という論法。ここが重要ですので覚えていて下さい。官僚の目的は本来財政再建であるべきですが、そうではなく増税です。

ではもう少し突っ込んで、借金(国債発行額)が増えるとなぜ財政危機になるのかを考えましょう。

国債に関して、需要と供給のバランスで需要の方が多いうちは金利が低くても買い手はつきます。供給過多になると金利を上げないと買い手がつかないので、国債を発行し過ぎると買い手が付きにくくなって金利が上がっていく。という論法です。

よって国債をこれ以上発行して金利が上がるような事になれば、利払いがとてつもない額になり財政破綻の恐れがあるというのが官僚の主張なんです。

これに対して高橋氏の主張は日本政府の負債は資産と相殺すると官僚が主張する額の5分の1程度になる。しかも日本国債は現状は市場の需要ほど供給量がないので金利は上がらないとの事。

どちらの主張が信用するに値するでしょうか?

これまでにも僕は官僚が国民の利益より自分たちの省益を重視するという話はたくさん書いてきましたので、官僚が信用できる訳がありません。

高橋氏は官僚時代に公表しようとしたデータを財務省から省益に反するとして、握りつぶされた経験があるそうです。この方は客観的なデータを用いて持論を展開していくのでとても主張に信ぴょう性があります。しかも一般人である高橋氏が国民を陥れようとして何の得があるのか?

というわけで国民のために発信しているのは明らかに高橋氏ですよね。

情報はそのまま鵜呑みにするのではなく裏側からも見てみないといけないと思う、今日この頃です。


最後に、では何故に財務官僚は増税をしたがるのか?

過去にも書いた事がありますが、予算配分権を持ってる財務省がより多くの税金を集める事で更に他の省庁より優位に立つ事が出来るからです。

増税したら必ず税収が増えるとは限りませんがね。