GOの解説部屋~素人の視点から政治を語ります~

政治とは国民の暮らしに密着したものであり、公の場で政治を語るのがタブー視されている現状を変えたい、その一心で投稿致します

横浜市保土ケ谷区による投票率向上のための施策。東京新聞もたまには良い記事を書くようです。

2017-07-24 22:16:37 | ニュースのポイント
これは素晴らしいと思ったので紹介させて頂きます。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201707/CK2017072402000152.html


普段から僕がよく批判の的にしている大手メディア。その中でも朝日新聞や毎日新聞をやり玉に挙げる事が多いのですが...
この二紙よりも左寄りと言われる東京新聞の記事を今日は賞賛させて頂きます。

僕が批判するのはどんなニュースを取り上げて、どんなニュースなら取り上げないのかという点ですので、こういう事例を記事にする事は評価して差し上げたいと思います。

これはある意味一石二鳥の施策で、子育て世代が投票に行きやすくなるのと、その子どもが将来投票に行くようになる確率が高くなるという事ですよね。

そう考えるとキッズに限定せずに中学生も別枠で対象にして、給食について聞いてみたり、学校の設備について聞いてみたり。

それを行政サービスに反映させれば、またまた一石二鳥となります。

みなさん投票に行きましょうと触れ回っている立場としてはとても参考になる、何かのきっかけにできそうな記事でした。

そういえば大津市では子供を連れて行くといつも風船をくれます。これも投票率向上を意識した施策なのかもしれません。


加計学園問題の正しい見方。情報とはどこからどのような意図を持って流されたかを見極めるのが重要です。

2017-07-21 23:53:31 | 政治
加計学園問題に対して大手メディアはどうしても安倍政権批判に持って行きたいようですが...

仮に何かしらの安倍総理側から便宜供与のようなものがあったとしても政権を潰せる程の大スキャンダルでも無いと僕は思うんですよね。

この問題はもっと他の大問題を内包してるが、政権批判の為にそこには目を瞑っているのが今のメディアの姿勢なんです。

以下のリンクは産経新聞の三日間に渡る特集記事を一つにまとめてくれているブログです。

かなり長いですが興味がある方は読んで頂きたいです。

その下に僕の見解をつけさせて頂きますので、そちらの方だけでもどうぞ。

http://gamp.ameblo.jp/heiwabokenosanbutsu/entry-12294489380.html

本文より要点を引用しながら解説を付けていきます。引用文は青字です。


このいわゆる「石破4条件」により獣医学部新設は極めて困難となった。獣医師の質の低下などを理由に獣医学部新設に猛反対してきた獣医師会にとっては「満額回答」だといえる。北村は獣医師会の会議で「(4条件という)大きな壁を作ってもらった」と胸を張った。

「石破4条件」とは?

(1)現在の提案主体による既存の獣医師養成でない構想が具体化(2)ライフサイエンスなどの獣医師が新たに対応すべき分野における具体的な需要が明らか(3)既存の大学・学部では対応が困難な場合(4)近年の獣医師の需要の動向も考慮しつつ、全国的見地から本年度内に検討-の4つ。要するに、新たな分野のニーズがある▽既存の大学で対応できない▽教授陣・施設が充実している▽獣医師の需給バランスに悪影響を与えない-という内容だ。


そもそも獣医学部は50年以上に渡り新設される事がなかったのは、競争相手が増えると困る日本獣医師学会の既得権を守るための圧力によるものであった。

そしてあろう事か、文部科学省はそれに加担して獣医学部新設の申請すら認めないという違法の疑いすらある告示を出して新規参入を阻止しようとした。

さらにそれを2年前に地方創生担当相だった石破茂氏が規制緩和したように見せかけて、新規参入希望者に到底超えられないような厳しいハードルを課し、獣医師学会や文科省の悪巧みに加担していたという事。

これが僕が思う大問題その1。



続いての大問題その2は象徴的な部分だけ引用します。

「『加計学園ありき』と言われているが、愛媛県と今治市は10年以上前から『加計学園ありき』でやってきたんだ。本質の議論がなされないまま、獣医学部がおもちゃにされるのは甚だ残念だ」

これは元愛媛県知事の加戸守行氏の言葉です。

先日の国会で参考人として招致された際に発言したのですが、ほとんどのメディアは同じく参考人を務めた前文科省事務次官の前川氏の発言ばかり取り上げて、加戸氏の発言はなかった事のようにされています。

自分たちの主張にとって都合の良いところだけは報道して、都合の悪いところはカットする。これが報道の自由を声高に主張する大手メディアのやっている事なんです。

以下に加戸守行氏の「加計ありき」発言の経緯を記します。

愛媛県今治市では昭和50年に高等教育機関を誘致する学園都市構想を打ち出した。

大学誘致を模索したがなかなか地方に来てくれる大学が無かったところ、とある愛媛県議と加計学園の事務局長が同級生だった事から話が動き出す。

当初、加計学園側は難色を示したが県議の粘り強い説得により、人気のある獣医学部だったらという事で具体的な話になっていく事に。これが平成17年の事。

一方で加戸守行元知事はその頃、公務員獣医師の不足に悩まされていた。鳥インフルエンザや口蹄疫などの伝染病対策をするには獣医師は足りていなかった。

そんな状況だったので学生と獣医師を確保できれば一石二鳥だったんですね。

その後10年に渡って10回以上の申請をしてきたが却下され続けて、第2次安倍内閣の国家戦略特区によりようやく風穴が開き、10年越しの悲願がかなった。

このような経緯の元に参考人として発言したにもかかわらず、ほとんどのメディアにはスルーされ、獣医学部新設に絡みあたかも不正があったかのように報じられているのです。

加戸氏や愛媛県・今治市の人たちが情熱を持って取り組んできた事に対して「安倍総理のお友達だから優遇された」なんて安易に書いて許されるのか?

これをメディアの欺瞞と言わずして何とするか?

愛媛県民の方々におかれては朝日新聞や毎日新聞の不買運動でもされたらいいのではと思います。



最後に「まとめ」として特集記事の一番最後に書かれている部分を引用します。

果たして安倍政権は行政を歪めたのか。むしろ歪めたのは獣医師会であり、文科省ではなかったのか。獣医学部の問題の本質に踏み込まず、「安倍はお友達の加計を優遇したに違いない」という印象操作を繰り広げたメディアの罪もまた重い。

何も解説を付ける必要がないくらいまとまった文章ですね。

以前にも書いた事がありますが、そもそも前川氏のような胡散臭い人間をヒーロー扱いしているのに無理があって、どう考えてもそちら側の論調には無理が出てくるはずなんです。

天下り斡旋問題でクビになった人間は、やっぱり許認可権を盾に取って既得権グループに利益供与していたという事が明らかになりました。

大手新聞ではこのようなまともな記事を書くのは産経新聞くらいかもしれません。

これが加計学園問題の正しい見方だと僕は考えます。


昨日の選挙について。思うところを記してみます。

2017-07-03 21:25:06 | ニュースのポイント
日本では毎週のようにどこかで選挙が行われているのですが...
昨日は東京都議会議員選挙と兵庫県知事選挙という地方選挙としては有数の規模の選挙が執り行われました。
他にも日本各地で選挙があった事とは存じますが、この二つの選挙について思うところを記してみます。

まず東京都議選ですが、思いの外の自民党の大敗と都民ファーストの会の大躍進が投票終了とともに報じられていました。

それを見ながら考えていたのは、小池知事はこの1年間で何が出来たのか?風呂敷を広げるばかりで実は何もしてないじゃないか?それどころかオリンピック問題や市場移転問題を引っ掻き回して混乱させているようにすら見える。

そんな小池知事が率いる上に新人議員ばかりの都民ファーストの会に何も出来るはずはないじゃないか?

メディアの宣伝に乗せられて都民は判断を間違ったと思いましたし、テレビを見ながらボヤいておりました。

しかしながら一晩おいてよくよくいろんな情報に触れ、改めて考えてみると「じゃあ、他の選択肢があったのか?」という疑問にぶち当たりました。

今回メディアに無茶苦茶に叩かれた自民党と離党者続出で滅亡の危機を迎えた民進党にこれまで投票していた人たちの次なる受け皿がどこにあったのか?

共産党や公明党には固定票がありますが、その逆に絶対入れたくないという人もかなり存在しています。

日本維新の会の末端の関係者として、維新の会が受け皿になって欲しいところですが、関東ではそのような力は無いようです。(関東の維新関係者の皆さん、生意気言ってすみません)一番まともな事をやっていて、一番まともな事を言っている自信があるだけに悔しいですが。

余談ですが築地市場の土壌汚染のデータを明るみに出して豊洲移転へのきっかけを作ったのは維新の会の足立康史代議士の質問がきっかけです。小池知事は認めないでしょうが、データが出てきたその日に豊洲移転の記者会見が行われているのが何よりの証拠です。維新の会は東京でもいい事やってるんですよ。

話を戻しまして、維新の会が受け皿になれないとなると自ずと受け皿は都民ファーストになってくるんですよね。

もう一つ僕の至らないところは公約も読まずに都民ファーストに対して懐疑的な事を言っていたところ。

今日のとあるラジオ番組で都民ファーストの公約の中に都の外郭団体や管理団体の見直しをするというものが入っている事を知りました。

要するに天下りや天下り団体には厳しい目で対処しますよという事でしょう。

これまで小池知事はそのような発言(公務員改革をするという発言)をした事がなかったはずです。

遡れば、小池氏の就任当初は当ブログでは期待しているような投稿をしておりました。

しかし公務員改革が出来ないと分かったところで批判に転じております。

新しい地域政党の出現で知事を支持する議員が過半数を超えたという事は橋下知事時代の大阪府と同じ状況になったわけで、本気で改革をする気になってくれれば都政が大きく動く可能性があるんですよね。

東京都民の中には積極的に都民ファーストを支持した人と、投票先がないので仕方なしの支持をした人、様々でしょうが、受け皿になった事実は認めないといけません。日本は民主主義の国のですから。

という訳で、小池知事と都民ファーストの会を批判的に見ていた事を反省して、謙虚にこれからの動きを注目していこうと思います。


そして兵庫県知事選はというと、残念ながら期待していた勝谷誠彦氏は落選でした。

94万対64万を大差と見るかよく頑張ったとみるかは人それぞれでしょうが...

勝谷氏の毎日の配信日記を購読している人間として世間にあまり流れていない情報を発信したいと思います。あくまで情報源は勝谷氏の発信ですので信じるかどうかは読んだ方次第という事にして下さい。

今回当選した現職の井戸知事は4期16年知事をやってきて、簡単に言うと部下である公務員や行政の関連団体や出入りの業者などをかなりの割合で掌握していたようです。

特定の候補に関わってはいけないはずの役所の職員が名札をつけたまま井戸氏の選挙ポスターを貼っていた事例や、勝谷氏が講演会のために借りていた会場が井戸氏側の圧力で断られた事例など、選挙違反(スレスレ)の行為が横行していたようです。

そういえば知人がFacebookで井戸氏の批判をしていたら割って入ってきた見知らぬ人が二人もいたそうです。もしかしたらSNSで井戸氏の批判をする投稿を見つけては火消しする部隊があったのかもしれません。これは僕も見たので間違いない事実です。

そして極め付きは嫌がらせ。街宣中にケンカを売ってくる輩がいたとか?もちろん候補が手を出したら終わりですから。井戸氏陣営の差し金とは限りません、もしかしたらただの目立ちたいチンピラかもしれませんが。最後に勝谷氏の今朝の配信日記を少しだけ引用してみます。以下の青字です。

20時のマイク納めを前に私は演説をしていた。握手に入った。すると耳元で囁くひとがいる。「についてはどう思うんや」と。ああ、いいなあ、落選するともとにもどってこんなことも書ける。いまでもちょっと自分に何か検閲が入っているのですよ。いい、いい。いつものこの調子に戻ろう。
 「大切ですよ。でもまだ不勉強なので、これから考えて行きます」と答えた。するとそのひとは「このヒトは問題について何も勉強してへん。不勉強やといいはったで」と叫びはじめた。しまった、ひっかかったかとはすぐにわかる。アッチのひとたちの罠にかかったのだ。とはいえ、まだ投票前である。今ならこのやろう、クソミソに書きたいところだが、まだちょっと余韻がある。あと数日、いいヒトかも知れない。このやろクソ、兵庫県民とは言わない。創価学会は凄いなあとも言わない。投票日が過ぎて、すこし、ああ。
 起きたことを。そのヒトは選挙カーの前で「このひとはについて知らんと言うたんですよ」とわめきはじめたのである。わが精強無比なスタッフは蒼きシャツでその前に入ってくれた。大騒動になったが、もちろん私はあとでさまざまな情報をを得て、その人物が相手陣営から送り込まれてきたことを知った。はじめて心の底から怒りが込み上げてきた。理由については書かない。みんなが想像していただきたい。「そこまで動員するか」だ。申し訳ない。落選候補として、お詫びを申し上げる。


勝谷氏の言う事を信じるか信じないかはそれぞれ。僕は信じますので、兵庫県民はこのような卑怯な男を知事に選んだのだと残念に思います。それもこれも投票率が低い事が原因の大部分を占めるのではと考えます。

推薦とか支持とかいろんな立場があったようですが、井戸氏には自民・公明・民進・社民の4党が支援についておりました。国政では自民党に対して反対しかしない民進党と社民党がグルになっているところがまずおかしい話で、ここに公務員の関係者や関係する団体がついているんです。利権の匂いがプンプンな人たちで、これを打ち負かそうと思ったら利害関係の無い多くの有権者が投票する必要があって、40%程度の投票率ではそれが出来ないという事なのでしょう。

ここではあまり深堀りしませんが、兵庫県は人口も産業も衰退して行っていると言われている県です。そのような停滞の原因を作っている16年も知事に居座った張本人にこの先4年も舵取りを任せるなんて事は一般の県民にとって良い選択だとは思えません。

やはり投票に行く事は重要で、候補者に関する情報を集めた上で行く事は更に重要であるという結論をもって、締めさせて頂きます。