GOの解説部屋~素人の視点から政治を語ります~

政治とは国民の暮らしに密着したものであり、公の場で政治を語るのがタブー視されている現状を変えたい、その一心で投稿致します

毎日新聞の悪意ある編集記事について。

2016-03-31 00:09:53 | 政治
今日の毎日新聞のネット記事です。

http://mainichi.jp/articles/20160330/k00/00e/010/240000c

見出しを見ただけでは松井氏が日本は核武装するべきだと言ってるように解釈されてしまいます。

興味がある方はご覧頂きたいので該当する記者会見の動画を付けておきます。

前半は大阪府政の事で、該当は背景が変わる後半部分です。

https://m.youtube.com/watch?v=3_Nz64fteBQ&feature=youtu.be

松井氏の発言内容を要約します。

アメリカ大統領の有力候補であるトランプ氏が日米安保条約の不平等を指摘している事を受けての発言です。

そこでの発言内容は...
沖縄の米軍が撤退(日米安保条約を破棄)するような事があれば、日本は完璧な集団的自衛権の行使ができるグループに入るのか、全て自前で防衛できる体制を作るのか。後者を選ぶなら最終兵器(核兵器)を持つ事も考える必要があるとの事。

自分自身は嫌だけどそういう事(核武装)も自前で防衛する選択をするならば考えないといけない。予測できる範囲の案件なので知らんぷりをするべきではない。

ここまで松井氏の発言内容を僕なりの解釈(二回聞いたのでそんなに外れてはないはず)で記しました。

新聞やテレビなどのメディアはこうやって発言内容を意図的に編集する嫌いがありますので、その事を念頭において記事を読まないとメディアの思う壺です。

正直に申し上げますと、僕も松井さんがそんな事を言ったのかと、一瞬だけショックを受けました。一次情報(ここでは記者会見の動画)を確認するとそうではない事がわかりました。あくまで毎日新聞の記事は記者会見を聞いた後の二次情報です。一次情報に当たる方がより正確な事実が分かります。

社説やコラムは自社の主張が入っても問題ありませんが、事実を伝える記事まで情報操作のような事をされたら新聞なんて読んでられませんね。

軽減税率(もうすぐ死語)の件や押し紙・積み紙や再販制度など新聞業界は問題ばかりです。

あくまで新聞社の問題であって、販売店は関係ない話ですので悪しからず。


待機児童・保育士給与の問題について。

2016-03-23 12:31:22 | 政治
とても参考になるコラムがありましたので、興味がおありの方は読んでみて下さい。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48240

保育園にお世話になっている親の立場としては保育士さんの待遇改善は是非やって頂きたいと考えておりましたが、簡単に給料を引き上げれば良いというわけではないという事が記されています。

むしろ弊害すらあると。


一方、こんな記事もありました。

http://lite.blogos.com/article/167942/

どちらが正しいんでしょうか?

僕は考察が深い前者を信用しますが。

とても勉強になりました。

今日は草野球の話です。

2016-03-21 00:07:01 | 日記
かれこれ10年ほど前から地元の八幡市で草野球チームに入れてもらっておりまして、この一年はキャプテンを仰せつかり、試合での采配をさせて頂いております。

只今開催中の大会でキャプテンは退任する事になってますので、負ければそれが最後の采配になります。

このチームは20年程の歴史があり、これまでの伝統や方針というものがありましたが、僕は僕なりの信念に従ってやってきました。

簡単に言うと全員が公平に楽しめるチームを心掛けてやってきたつもりです。

しかしながら大会は全てがトーナメントなので勝たない事には次の試合はできません。
勝利を追いかけると絶対に外せないメンバーもいますので、そういった意味で「平等」ではなく「公平」。ある程度バランスを取らないといけません。

今日は2回戦で、僕の戦前の予想では相手が格上。簡単な試合ではない。
しかもこれまで僕が采配した大会は全てが2回戦敗退だったので、今日だけは絶対に勝ちたい。
その思いから今まで自分の中で守っていた「公平」というルールを少し横に置き、参加メンバーで一番勝利に近いと思うオーダーを組みました。

いつもならベンチに置いたメンバーはどこで出てもらうかも計算して、ほとんどのケースでそれを本人に伝えて試合に臨んでいました。

しかし今日は考えられる最善のオーダーを最初から組んだので、もしかしたら交代無しで最後までいくかもしれない。
ですので、ベンチ待機のメンバーには何と声を掛けて良いかも解らない。

休日の貴重な時間を割いて参加してるのだから、みんな出たい気持ちは同じなんです。
家族が応援に来てくれている人もいます。

自分がベンチに下がってみんなに出てもらう方がいくらか気持ちは楽です。

おそらく過去のキャプテンでも同じように考えた人もいたと思います。

さて、試合は静かに立ち上がり2回表のうちの攻撃です。
1アウト1.3塁のチャンスですが、塁上のランナーは足の方に期待ができないメンバーでしたので、作戦は使えない。

なんとここでノーサインで1塁ランナーのIさんが盗塁を試みて失敗。バッターも凡退してチャンスを逃してしまいました。

このプレー、野球が分かる人ならIさんは何してるんだ?となるところですが、僕の考えは違いました。

攻撃が終わった直後のベンチでメンバーに僕が発した言葉は
「相手キャッチャーのストライク送球でIさんがギリギリアウトなら、みんな盗塁は余裕やで」と。

その考えは的中で、その後に積極的に出した盗塁のサインは全て成功で、そのうちの一つが点になり、それが結果的には決勝点になりました。

ボーンヘッドと思われたIさんの盗塁失敗は、その後の作戦を考える上で貴重なプレーになったのです。

さて、野球の中身はさておき、試合中の皆の行動などを紹介します。

まず盗塁を失敗したIさんはキャプテン経験が長かった事もあり、よく自分から交代を申し出てくれるありがたい先輩です。

今日は元気なのにベンチにいるSくんの事を気遣って、自分を下げてくれと申し出てくれました。

しかし「鈍足」だけどIさんのファーストの守備を評価している僕はすぐに代える事ができませんでした。

しかしそれを救ってくれたのがバリバリのレギュラーながら怪我のためにベンチに控えていたEくんでした。

Iさんの次の打席で代打に出たEくんがツーベースヒットを打ったのでもう一人ベンチに控えていたSくんに代走とその後の守備に入ってもらう事ができました。

Sくんは毎回参加するだけでなく、抽選会など野球以外の行事にもいつも行ってくれる、協力的でチームには欠かせない存在です。そんなSくんだから僕は野球の実力は関係なく、試合に出てもらいたいと常々思っています。Iさんもたぶん同じ思いだったのだと思います。

結局Sくんには打席に立ってもらえませんでしたが、素晴らしい試合に少しだけでも出てもらえてホッとしました。

もう一人紹介したいのが、僕より後に入ってきましたが年齢的には先輩のKさん。

Kさんは練習試合の時の主審やランナーコーチを率先してやってくれる人です。
グランドの外に出たファールボールは攻撃側のチームが拾いにいくルールですが、Kさんは誰よりも早くファールボールに反応してベンチを飛び出します。
今日のメンバーでは3人いましたが最年長です。

実際のプレー以外でも、試合をする為に必要な事を率先してやってくれるKさんのような人がいるからチームは良い雰囲気で回っていくんだと思います。

さて結果ですが、1対0で迎えた時間的に最終回と思われる6回裏の相手の攻撃。初めて2塁にランナーを進められましたが、2アウト3塁となり最後の打者。それまで外野にはボールが飛んでこないくらい先発投手のMくんが好投していました。

結果的に最後の打者になった相手の3番バッターの打球は鋭くレフト方向へ...

みんなドキッとしたはずです。

しかし予め深めに守っていたチームで一番信頼されている外野手であるTくんのほぼ正面でゲームセット。

最後の打球を掴んだTくんが満面の笑顔で(彼は黙っていたらまあまあ強面です)ホームベース方向に走っていく姿が2005年タイガース優勝の時のウイニングボールを掴んだ金本さんの姿と重なりました。

これまで10年くらいこのチームでやってきて、一度だけ格上のチームに相手の自滅でまぐれ勝ちをした事はありました。

しかしがっぷり四つに組んで(僕の主観で)格上に勝ったのは初めてだと思います。素晴らしい勝ち試合でした。

そして一人で投げ切ってチームに完封勝利をもたらしてくれたMくんは「豪キャプテンで最後の大会だから絶対優勝しましょう」と何度も言ってくれています。MくんもKさんと同じく率先していろんな仕事をやってくれるナイスガイです。

本当は全メンバーの事を紹介したいところですが、かなり長くなってしまうので割愛させて頂きます。


そんな今日の試合での出来事を思い出しながら車での帰り道。

以前からいい曲だなぁと思っていた秦基博さんの「アイ」を昨日からリピートで流していました。

そんな優しい音が流れる車内でみんなの優しさやゲームセットの瞬間のTくんのあの笑顔を思い出していると、いつの間にか涙が出ていました。

いいオッサンが運転しながら泣いてるんですよ。

しかも当ブログは2回連続オッサンが泣いた話です。

たぶん方針を曲げて非情采配をした事が精神的にキツかった事も関係していると思います。いい曲がかかっていた事も関係してるのでしょう。

しかし、一部でもチームメイトに僕がこんな思いで野球をやってますというのを知って貰いたいという思いがあり、恥ずかしいけど投稿しました。

読んでくれているみなさんにも、たかが趣味の草野球でもこんなに熱くなれるんだという事を知ってもらいたかったのです。

来週に3回戦がありますが、次は元々の方針通りに「公平に楽しむ野球」をやりたいと思います。

今回は政治から離れて家族の話。

2016-03-18 22:55:40 | 日記
先日、祖母が他界しまして3日間ほど両親の故郷である対馬に行っておりました。

対馬とはどこにあるのか?とご存知ない方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に説明しますと...
九州と朝鮮半島の間の離島で、博多から150km釜山から50kmくらいの位置らしいです。

飛行機を使わなかったので移動はほぼ半日かかりました。

祖母は89歳の大往生でした。
一年ほど前より父から「ばあちゃんはもうそろそろやで」と何度となく聞かされていたからか、訃報を聞いても悲しいという感情はなく、「来る時が来たか」と冷静に受け止め、すぐさま仕事を片付けて翌日には出発出来るような段取りを考えている自分がおりました。
自分でも嫌になる事がありますが、冷たい男なんです、僕は。

通夜の晩は父といとこたちと線香の番をするはずが、飲みすぎて潰れてすぐに寝る始末。最悪な奴です。

翌日の葬儀も当初は淡々と過ぎていったのですが、中盤より異変が起こります。

葬儀に来られなかった妹の弔電がとても自分には表現出来ないような心のこもったものだった事やシンプルだが感謝の気持ちに溢れた喪主である父の締めの挨拶に(事前に相談を受けたので内容は知っておりましたが)感動させられました。
何より、祖母の介護で一番大変な思いをしたはずの伯母が目の前で泣いている。

家族の温かさに涙が出ました。
自分にも人として当たり前の感情があったのだとホッとした瞬間でもありました。

今回の葬儀にまつわる出来事では、おじ・おば・いとこたち(自分の家族も含め)のたくさんの優しさに触れられ、自分の中で祖母の死に対して明確な感情整理が出来ました。

それはこの家族を作り上げてくれた事に対する「感謝」です。

祖母は早くに夫である僕の祖父を亡くし、たくさんの親せきの方たちに支えられて、この家族を作ってきたのだと思います。

そんな家族だったからか、それとも田舎の家だったからか親せき付き合いも広く、かつ濃いもので、皆さんとても優しい人たちです。

9人兄弟の長女だった祖母は、子や孫をはじめ妹や弟とその子供たちに感謝と労いの言葉をかけられて旅立っていきました。

自分もあちらの世界に旅立つ時には家族や親せき、関わってくれた人たちに感謝されて送り出されるよう、努力しようと決意を新たにした出来事でした。




「保育園落ちた日本死ね」問題を考える。

2016-03-10 22:13:55 | 政治
この問題について論じて下さいとのリクエストをもらいましたので、謹んでチャレンジさせて頂きます。


まずは全文引用します

■保育園落ちた日本死ね!!!

何なんだよ日本。
一億総活躍社会じゃねーのかよ。
昨日見事に保育園落ちたわ。
どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。
子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに日本は何が不満なんだ?
何が少子化だよクソ。
子供産んだはいいけど希望通りに保育園に預けるのほぼ無理だからwって言ってて子供産むやつなんかいねーよ。
不倫してもいいし賄賂受け取るのもどうでもいいから保育園増やせよ。
オリンピックで何百億円無駄に使ってんだよ。
エンブレムとかどうでもいいから保育園作れよ。
有名なデザイナーに払う金あるなら保育園作れよ。
どうすんだよ会社やめなくちゃならねーだろ。
ふざけんな日本。
保育園増やせないなら児童手当20万にしろよ。
保育園も増やせないし児童手当も数千円しか払えないけど少子化なんとかしたいんだよねーってそんなムシのいい話あるかよボケ。
国が子供産ませないでどうすんだよ。
金があれば子供産むってやつがゴマンといるんだから取り敢えず金出すか子供にかかる費用全てを無償にしろよ。
不倫したり賄賂受け取ったりウチワ作ってるやつ見繕って国会議員を半分位クビにすりゃ財源作れるだろ。
まじいい加減にしろ日本。


この投稿者は30代前半で1歳間近の長男と夫と3人で都内在住だそうです。

また投稿者はここまでの騒ぎになるとは思っていなかったが、これを機に待機児童問題が解決に向かえばとインタビューか何かに答えたそうです。

さて、ここからは僕の感想と意見を述べさせて頂きます。

日本語とは世界でも稀に見る繊細で美しい言葉であるはずが、こんなにも汚い言葉でたくさんの人の目に留まった事が残念です。
多くの国民がインターネットを使う時代には仕方がない事ですが、僕はこのブログも含めてメールなどでも内容は置いといて言葉の選び方や表現で他人を不快にさせないようには気をつけているつもりです。

○○死ね!なんて言葉が子供達の間で流行して自殺に追い込まれる子供がいたらどうするんだ!

普段は人権を盾にして政権批判をしている左派メディアや政治家たちがこの投稿を持ち上げているところに欺瞞を感じます。

実際に国会前でデモがあったらしいですね。夫婦で政治家をやってる共産党の女性国会議員が「私の子供も保育園落ちた」なんてプラカード持って言ってるらしい。

待機児童が出ているような地域で国会議員の子供が後回しにされるのは当たり前ではないでしょうか。その方の夫は区議らしく、国会でデモする前に夫に訴えろなんてツッコミを入れられてました。
確かにこの問題は国より自治体の方が出来る事は多いはずです。

投稿の内容を精査すると半分は的を射た事を言ってますが半分は認識不足というか無茶苦茶言ってます。

やたらと保育園作れを連発してますが、保育所はどんどん増えており定員は毎年5万人平均で増やしているそうだ。

それが間に合ってない事実があるのだが、作り過ぎてもいつ何時需要が減って定員割れを起こすかもというリスクも隣り合わせではある。

事実や背景を知らずして自分の主張ばかり声高に論じるのは程度が低い!

と、批判はこれくらいにして...

確かに国がムダなところに税金を使っているのは間違いないので、それを削って待機児童対策をしてくれと言う話はご尤もである。

投稿の内容に「天下り」批判なんかがあれば僕も投稿者に同調したかもしれません。

天下りを根絶できれば待機児童どころか介護の問題も全て解決できますよ。

一石を投じるという意味では考えさせられるところはありますが、こんな低俗な文章を国会で取り上げてまで政権批判をしたい民主党にいつもながら呆れ返るばかりです。

さて、では何故このようなものが大きく報じられるような事になってしまったか?ですが...

国会でこの投稿を元に民主党議員から質問を受けた安倍総理が「無記名の投稿で現実にあった話か確認しようがない」とかわした事に問題があったようです。

細かい点はともかく、大まかには日本の大問題について指摘をしているわけですからね。関心は高くなります。

いつものように民主党のつまらん揚げ足取りかと思って適当にかわそうとしたんでしょうね。

こういう対応は政治的センスが問われるところで、小泉元総理やこれまでの安倍総理はそれが上手だから支持率が高かったと思ってるのですが。

今回は安倍さんのミスです。そして自民党議員からも「本人を出せ」なんてヤジがあったとか。これは自民党らしいけど、やっばりセンスがないですね。

今日のまとめは国会も日本のネット社会も程度が低い!そしてこのような日本語としとはあるまじき言葉遣いが国民に拡まることがないように願います。

というところで締めさせて頂きます。

今後も取り上げて欲しい問題がある方は遠慮なくリクエストを下さい。
出来る限りお応え致します。