ひびのあれこれ・・・写真家の快適生活研究

各種媒体で活動する写真家の毎日。高円寺で『カフェ分福』をオープンするまでの奮闘記、イベント情報などをお伝えします。

金沢、味巡り

2008年02月08日 | Weblog
羽田より飛行機で小松空港へ、シャトルバスで金沢入り。
今回は食の旅、ということで着いたその足で弥助(寿司)へ向かう。1:30予約のはずが入店したのは2:30という盛況ぶり・・・、もう少し時間読めないのでしょうか。その点不満を残しつつ、名前を呼ばれた途端にイライラ吹っ飛び臨戦態勢。庶民的な店内、板場の乱れがやや気になるが、有名人も多く通うそうだ。大将は現状に満足しない勉強家だが、気さくで丁寧に対応してくれるのでリラックスして寿司を楽しめる。マグロに黒山椒を一振りしたり、お椀に寿司を盛ったり、一風変わった寿司も登場する。独特のとろみと甘みで冷えた体が芯から温まる白子のお吸い物が絶品だった。お手頃価格でコストパフォーマンスは高い。洗練された、というよりは郷土色豊かな寿司。
食後に東茶屋町を散策。トンボ玉専門店「じゃらじゃら」に立ち寄る。かわいいものから渋好みも満足出来るものまで、商品豊富でデザイン性にすぐれたものばかり。羽織の紐を購入。オーナーは以前吉祥寺に店を構えていたそうだ。しかも元住まいが近所で地元ネタに花が咲く。
夜はつる家(割烹)で季節のお料理のコース。先付の白子とアンキモ、お造り三種、ふわふわの海老しんじょう、鰻と鰆が入った蕪蒸し、自家製のカニ酢、むかごご飯がおいしかった。つる幸で修業されただけあり、確かな腕の店主は一見寡黙そうだが質問にも気さくに答えてくれる。こじんまりとした店で和やかな夕食を楽しむことができた。あさがおに杉の葉が散らしてあった、さすが。
宿泊は駅前の「都ホテル」。ここはかなり旧式。部屋は7階だったのだが、宴会場が同じフロアにあるらしくエレベーターを降りると宴会の受付があったりして、居心地が悪い。部屋も狭いしお風呂もユニットに毛が生えた程度。大規模リニューアルが必要。


札幌

2008年02月05日 | Weblog
5日、昼は「すし一(すしかず)」で腹ごなし。店舗が移転し、真っ白な壁に自然光が溢れる明るい店内はとても寿司屋とは思えないスタイリッシュ空間だが、胡蝶蘭が飾ってあったりなんかしてなんとなくクラブのような雰囲気。おまかせで地物を中心に見繕ってもらう。どのネタも活きがいい。つけ場はまるでパフォーマンスステージのよう。そんな中でも圧巻だったのは生きたヤリイカの解体。「失敗するとスミを吐かれるんですよ」と余裕の笑顔でイカを捌く大将と悶絶するイカの姿が対照的だった。自家製のカズノコ製作のバットに塩で漬け込まれたニシンを見せてくれたり、珍味タコの卵をいただいたり(濃厚な鶏卵のような味)、とても楽しい時間を過ごすことが出来た。内容的には貝、魚卵が中心であまり魚をたべなかった印象。お腹一杯食べても1万円以下で食べられるので満足度は高い。
そしてメインイベントの談志・談春親子会。
談春「替わり目」
談志「権兵衛狸」
談春「妾馬」
そして親子対談。
夜は「とらや」で夕食。隅々までこだわりが感じられる小奇麗な店。料理は野菜中心でどれも手がかかっており洗練された味が楽しめる。近くにあったら通いたくなる店。小雪が舞う中、見送ってくれた店主の姿が印象的だった。