ひびのあれこれ・・・写真家の快適生活研究

各種媒体で活動する写真家の毎日。高円寺で『カフェ分福』をオープンするまでの奮闘記、イベント情報などをお伝えします。

電気&水道、完!

2011年01月28日 | Weblog
今日は水道・電気の最終工事です。
石鍋さんはフロント窓のガラス、厨房とトイレの網戸、その他諸々細かい作業。
で、私はもっぱらペンキ塗り、時々確認・決定の意志を伝える程度。
さすがに4人現場にいると、作業がかち合います。
譲り合いの精神で粛々と進行。
水道担当ノリさんの作業を待っている石鍋さんに、すかさず仕事をふります。
「これ、吊ってもらっていいですか?」
そう、今日は吊りものオンパレード。

手始めに、サンキャッチャーを窓辺に設置。

サンキャッチャー?
私は今回カフェをスタートするまでその名を耳にしたことがありませんでした。
分福の物件を内見する前、あまりにも物事がタイミング良く進みすぎ、「禍福は糾える縄の如し」か~?と恐ろしくなった私は、チャネラーのユリさんに相談したのです。
なかなか予約取れないんだよ~なんて脅されてて、ダメ元でユリさんに電話してみたら、なんと物件内見の2時間前に予約が取れるというこれまた恐るべきタイミング・・・。
そのユリさんに背中を押され、物件の契約に踏み切れたようなものです。
サンキャッチャーはユリさんからの提案でした。
確かに、部屋に入る光が華やぐような・・・。

はい、そして次の吊り物は額縁です。
アンティークショップのイメージで、フレームだけオブジェっぽく飾ります。
石鍋さんの手だけでは足りず、電気担当ケンさんにも参加してもらって額の高さと間隔を決めます。


いよいよ照明!
ソケットはアメリカのLEVITONというメーカーのアンティークもの。
オン・オフスイッチが鍵型になっていて、ちょいオシャレです。
天井からどれくらいのレベルに電球をもってくるか、石鍋さん、ケンさんとワイワイやりながら、邪魔にならずイイ感じの高さ、ということで決定。
しかし、透明裸電球は光源がダイレクトに眼に飛び込んでくるので、結構チカチカ。
しかも、電気代が蛍光灯の倍かかるそうです
そ・それは結構大きい・・・。
最初の請求がどんな金額になるか、おっそろしいです。


煌々と明るいので、どうしたもんかな~と悩んでいたら、ケンさん一言「調光にする?」。
え?!出来るんだったら是非お願いします!
鶴の一声、です。
コストも意外と安く、作業もそれほど大変ではなく、あっけなく調光レバーが付いちゃいました。
調光照明の品名、「ムーディーライト」ってちょっと昭和

ケンさん今日は大活躍。
外のランタン、結構目を引く存在です。


いよいよ2月1日は保健所の検査が入ります。
これでオッケーをいただかないことには、営業許可が下りません。
手抜かりのないように準備万端整えて、わかっちゃいるのですが・・・、不安だ




床、完!

2011年01月25日 | Weblog
2日間かけて、床のフローリングの研磨とオイル塗装&ウレタン塗装が完了しました。
今日は厨房内のウレタン塗装のみ、ということでついでに(!)カウンターの天板とトイレのカウンター上部もオイルを塗っていただきました。
これで撥水性バッチリです。

う~ん、なかなか気持の良い空間です。
桑山さんから、木の効能について興味深いお話が。
「最近の学校は無機質な空間が多いですよね。床はコンクリ、ロッカーは金属、そういう環境は生徒の精神状態にも影響が多かれ少なかれあって、荒れやすいそうです。三重の近代的な作りの学校で、床は無垢の木、ロッカーも木を使って改築したところ、ロッカーの破壊行為が激減し、生徒達も落ち着いたそうです」
なんとなく、分かるような気がします。
ま、私が通っていた学校の床はまだ木だったですけど。
月に1回のワックスがけ、懐かし~い思い出です。

オカベ桑山様、多大なるご協力ありがとうございます!

桑山さんがオイルを塗って下さっている間、私はドアのペンキ塗りです。
ミントグリーンのセンターの周囲、白木を白くペイント。
お、全部ミントグリーンで塗ってしまうよりいいかも・・・。
石鍋さんが何て言うか、木曜日が楽しみです。

夕方は業者さんと打ち合わせ、片付けをし、帰宅するとDMと名刺が届いていました!



イメージ写真は、去年目黒のギャラリーコスモスで個展を開催した時に展示したもの。
あれこれ検討した結果、「パリのカフェっぽい雰囲気」ということで選びました。
ミントグリーンは分福のイメージカラー。
アルビレオさんデザインのロゴです。
それらの素材を見事におさめて下さったのは、もう数年来のお付き合い、写真展のDMやポスター等のデザインを毎度お願いしているデザイナー、ゴートの柳沼さん。
柳沼さんは、ダンスや歌舞伎のチラシデザインなども数多く手掛けていて、人気コンテンポラリーダンスカンパニー「コンドルズ」のグラフィックデザインをず~っと担当しています。

5月30日にサントリーホールで開催されるストラディヴァリウス・サミット・コンサートのパンフやチラシも柳沼さんにお声掛けいただき、ベルリンで撮影した彫刻の写真がイメージとして使われています。
昨年も同様一緒にお仕事させていただいたのですが、とっても贅沢なコンサートでした。

明日もまだまだ仕事は山積み!
DMも仕上げなくっちゃ!!





いよいよ床が!

2011年01月24日 | Weblog
待ちに待った床の施工がスタートしました。
高級木材を扱っている落語仲間の紹介で、オカベさんが引き受けてくださいました。



見慣れない機械。
なんと日本にまだ数台しか入っていない、スウェーデン生まれの床研磨機「Bona」。
これ、大変な優れもの。
磨きをかけながら木屑を掃除機のように吸い込んでくれるので、作業環境がとってもクリーン!
暴れ放題汚れ放題だった床板がみるみるうちに生まれ変わっていきます。



左手の研磨機で床板を削り、塵は右後方の集塵機へ。



狭いところは小さいタイプの研磨機で。



この姿勢で機械を動かすので、かなり腰がキツそう。



コーナー用にはこんな機械も。
かゆいところに手が届くってやつですね~



ビフォー・アフター



削ったあとは、オイル塗装です。



北欧プロダクツならでは、ナチュラル素材のオイルなので、臭いも全然気になりません。



厨房内は、撥水性を高めるためにウレタン塗装をしていただきました。



オイルもウレタンもナチュラルな風合。
「どう違うんですか?」との質問に
「オイルは木そのものを守ってくれて、ウレタンは床材としての機能を高めるものです」
なるほど~。
「オイルは木が呼吸しやすいようになっているので、年月を経るほどに味わいが増していくよ。最初はちょっと引っ掛かる感じがあるかもしれないけど、使えば使うほど馴染んでいくから心配しないでね」

うんうん、その良さは一目瞭然です。
店内がパっと明るくなりました!





寄せ木細工みたいです!

食器の搬入

2011年01月22日 | Weblog
厨房が形になったところで、食器類の搬入スタート!
お手伝いをお願いしていたH君には段ボール壊してもらったりグラスのシール剥してもらったり、お買い物に出かけてもらったり(私がやりたくないことばっかり)でほんっとに助かりました。
誰か1人いるだけで随分違うものだなぁ、と実感しました。
やっぱりアルバイトお願いしなくっちゃいけないかなぁ・・・。

夕方、お願いしていたローズマリーが届きました!
表参道のFUGAさんで注文したものです。
一目惚れだったのですが、とっても元気にスクスク育っている感じと香り、有用性で選びました。
半日陰でも成長し、耐寒性もあり、多年性で、虫があんまりつかない、なんてパーフェクト!

分福の物件を契約した不動産屋さんから、アルテシマを頂戴しました。
ウンベラータと同じく、ゴムの木の仲間の観葉植物です。
寒いところが苦手なので、ちょっと可哀想なのですが。



お店で大切に育てていた植物を譲り受ける=親が子を嫁入りさせるようなもので、ちょっと責任を感じます。
枯らしちゃう、なんてことがありませんように~。

らしくなりました

2011年01月21日 | Weblog
オープンの日がいよいよ迫ってきました。
焦る気持ちも加速度的に高まります
そして施工も着実に前進しています!



ドアが付きました!
元々の間口とドアのサイズが合っていなかったので、石鍋さんがサイズを調整してくれました。
周囲の色を白にするか、ミントグリーンで全体を塗り直すか、まだ迷っています。

トイレも随分形になってきました。
取り付けられるかどうか心配だったシャワートイレも無事設置完了。



トイレ、ちょっとムーディーな照明です。
倉敷意匠のホーロー製のカバー、良い感じです。



ドアはスペースを考慮して、引き戸に。
海外から取り寄せた把手、見た目だけではなく、持った感じもなかなかです。



ガス工事は完了、電気と水道は約1/3を残すのみ!
電話も開通、そしていきなりソフトバンクからセールスの電話・・・。

実際に厨房で水が使えるようになり、問題点が見えてきました。
シンク、異様に低い・・・。
一体誰がどうやって使ってたの?(中古で買ったので)
身長158cmの私でも、座って作業しなくっちゃならないような高さです。
おっかしいなぁ。
これは~、将来的に改善しなければならない最優先候補の1つになりそうです。

ちなみに、ハンコも出来上がりました!



神保町に事務所を構えるアルビレオさんにデザインしていただいたロゴ。
オリジナルでハンコ作成してくれるココ&ラグーンさんにお願いしました。
納期が早くって助かりました。

おめでたい報告です。
日本政策金融公庫の融資を受けられることになりました。
これで随分精神的に楽になりました。
あ~、よかったよかった

って喜んでいる場合じゃありません。
用意しなければならない書類がザバっと送られてきました。
やっとこ税務署と保健所に書類出し終わった~やれやれと思っていたら!
で、夜中に保証人の親へ速達を送るため郵便局に出かけ、帰宅して見直してみたらペロっと1枚郵送ミスの書類が
あ~、見事な二度手間。
あんまりにもバカバカしくって笑っちゃいました。
寝不足は本当に馬鹿になります。






強い味方

2011年01月20日 | Weblog
、といえば合羽橋商店街!



ハーブティー用のガラスポットと調理器具を探しに出かけてきました。
もう何度目の買い物・・・、かなり非効率的です
なんてったって西から東、結構遠いので1日仕事です。
でも、出かけると何かしら発見があって、面白い町なんですよね。
結局ポット以外にもガトーショコラにピッタリのココットや野田琺瑯のバットなどなど自力では持ち帰れない量の買い物をしてしまいました。
でも、ル・クルーゼの鍋はガマンしました
先日シャスールのとてもきれいなグラデーションブルーの鍋を購入したのです!
「ル・クルーゼより機能的です」という売り子さんの言葉にほだされて。
新宿伊勢丹で大安売りしてました。
鍋は・・・、いくつあっても困らない!(置き場所どうするの・・・)
あ、熊野町交差点のドンキホーテでなぜかル・クルーゼ(赤とオレンジ)が半額で売られていました。
欲しいと思っている方は、行く価値あるかもしれません。
18日の時点でまだ在庫ありました!

買い物の途中で合羽橋珈琲でひとやすみ。
随分贅沢な空間です。
母体はotto、ってあの通販の会社でしょうか?
2004年オープンのカフェ、壁は漆喰、床は白セメントだと思うのですが、自然素材なのでどうしても割れてくるんですよね。
それが天然の「味わい」、です。
きっと分福の壁もこういう感じになるんだろうな~、と興味深く、勉強になりました。
2階はギャラリー風になっていて、作家物の生活雑貨を展示販売していました。
合羽橋では異色、の存在です。


先日送られてきたなにわ野菜、こんな感じです↓



先程までこの柚子でシロップ作っていました。
自家製柚子茶、出来が楽しみです。

最近深夜にスイーツ系を作る傾向が・・・。

ちなみにハーブはこんな感じです↓



無農薬栽培なので、安心です。
しかも、摘みたてだからシャキっとしています。
葉も肉厚で元気満点!
あんまりにも「生きてる」主張が強くって、お湯を注ぐのが可哀想になります。
な~んていって、容赦なくいただいちゃうんですけどね
いや~、癒される~

順番が逆転しましたが、今日は午後一番に家庭訪問がありました。
???、ですよね。
なんと日本政策金融公庫の審査官の方が、自宅と店舗を確認しに来るのです!
そんなこと、どこにも書いてなかったぞ!?
お金を貸すリスクを考えれば、当然かもしれません。
機械操作だけでお金を借りられる時代に、ここまでしっかり審査するんだから、よほどきっちりした企業なのでしょう。
はてさて、どうなることやら・・・。










ぎゃ~~~

2011年01月19日 | Weblog
今日は人生久しぶりの面接でした。
日本政策金融公庫さんから資金を支援していただくための、とっても重要な面接!ということで、資料万全整えて新宿の会場へ赴きました。

と・ところがですよ。
いきなり履歴が間違いだらけってどういうこと
落とし穴です。
原因は分かってます。
この履歴、サービス業に従事していた(ってアルバイトですけど)時のものだけ記載したのです。
だから、学歴とか一般的な職歴とかは一切除外して考えて、大体これぐらい、で記載してしまったんですね。
なので、整合性がない!!!
担当の方と確認を取りながら、我ながら阿呆らしくなりました。
どんな結果になってしまうのでしょうか
無事承認されることを祈るばかりです。

面接はブルーでしたが、とてもハッピーな荷物が届きました。
ひとつはサンプルで取り寄せたなにわ野菜、もうひとつはこれまたサンプルのフレッシュハーブ。
包みを開けて、野菜の力強さと重量感にびっくりしました。
調理したくってしたくってウズウズしています。
フレッシュハーブは早速ハーブティーでいただきました。
これがまたおいしいんです。
ドライではありえない豊かな香りと身体にスーっと染み入るような味わい。
まだハーブティー用のガラスポットを揃えていないのですが・・・。
ど~すんの、私?

そんなこんなで終日出ずっぱり、現場作業も料理も出来ない悲しい1日でした。
明日は再び現場で作業です。
気温、少し暖かいそうなのでスムーズに進むかな~、と期待



大変身

2011年01月17日 | Weblog


ジャ~~~ン!
分福のフロント部分が大変身しました。
私自身もビックリしましたが、石鍋さんは「まるでニースみたい!行った事ないけど」と評していました



格子の部分、とても細やかな仕事がしてあって、さすがだなぁ、と感動しました。
センスのある人にお願いすると、1が10になって返ってきます。
ガラスが入るとまた雰囲気が微妙に変わるんでしょうね~。
次回、金曜日が楽しみです。

カフェ分福のオープン日も決まりました。
2月9日プレオープン、15日グランドオープンです。
プレオープンはブログで見て下さっている方々とDMをお送りする方が対象です。
お出しする予定のメニューを元にしたスペシャルプレートを食べていただき、アンケートにお答えいただいた結果を元に方向修正し、グランドオープンに反映させる、という手筈です。
皆様のお越しをお待ちしています

近日中に詳細をアップします。

今日はフロントだけでなく、内部も随分変わりました。

まず、厨房の吊り戸棚が完成!



表から見ると↓


トイレの床も


換気扇の穴も!


お蔭様で、近隣の方々からお声掛けいただく回数が劇的にアップしました。
通り掛かりの方々も興味津々で覗いていかれます。
う~ん、にわかに注目度アッ~プ
店の顏がいかに重要か、思い知らされます。
その期待に応えられるかどうか、重圧は増しますが・・・


書類また書類

2011年01月17日 | Weblog
先週の金曜日、エントランス部の施工の予定が石鍋さんダウンで月曜日に延期となりました~。
1人で出来る作業をこつこつ地道に進めます。
って、相変わらず現場で出来ることといえばペンキ塗りオンリー
しかし、エアコンなし吹きっさらしの現場は体感的に3~5度くらいの寒さです。
江戸時代、貧乏長屋でボロボロの浴衣2枚重ねて凌いでた人達の苦労が身にしみます。

さすがに塗る場所も尽き果て、現場作業から書類制作にシフトです。

14日、保健所に書類提出完了!
事務所に行って下書きチェックしていただき、清書して完了~。
とはいえ、審査に通らなくっちゃ営業許可は下りないわけで、完成後が肝心。
保健所が定める規定を守ってさえいれば問題ないはずなのですが、私のことだからどこか手抜かりがあるんじゃないかと気が気じゃありません

さらに税務署へ出向き、こちらでも書類の下書きチェック。
個人事業の開廃業届けと青色申告承認書、そして発覚したもう1つ別の書類が納税地変更届・・・。
あ~、もう、他にやらなくちゃいけないことが山盛あるってのに書類に煩わされるのが一番キツいです。
そして今夜ももうすぐ午前2時。
24時間じゃ全然足りません。

寝不足が2ヶ月以上続き、判断能力が劇的に低下しています
物が失くなる、探し物は見つからない、耳鳴りに立ちくらみ、イライラ、揚げ句の果てにぎっくり腰(軽度でよかった)
湿布とサポーターで結構騙せてますが、これじゃいかん!死んじゃう!!!
物件契約した当初は、「これがマリッジブルー?」みたいな感じ(知らないけど)だったのですが、オープン日が近づいてくるとまた別の緊張や不安プラス肉体的不調が重なりブルーになります。
「随分大きな博打したな~」とある人に言われたのですが、本当にそうだと思います。
出来ることしか出来ないんだからあんまり焦っても仕方ない、と自分に言い聞かせてはいるのですが、あれ?意外と心配性??

隠れている自分の本性が垣間見える今日この頃です





生クリーム?

2011年01月13日 | Weblog
カフェの内装、天井と壁面がほぼ出来上がりました。
まだ生乾きなので、むらけてます。

厨房↓


カフェ奥↓


トイレ↓

換気扇があった場所の穴が気になります・・・。

床はまだこんな状態↓

水道屋さんに便器位置を決めていただくまでは最終工程に進めません。

カフェ内部↓


カフェ外部↓


全体的に随分白くなりました~。
11月の写真と比べると一目瞭然です。
外壁の窓枠部分をペンキで塗っていたら、ご近所の子供がやってきて「生クリーム塗ってるの~?」だって!
癒されます

エントランス部、ドアを取り付ける部分がスロープになっていて、子供がすべり台にして
遊べるくらい滑って危険です
滑り止め対策考えなくっちゃぁ。

そして!
ついにロゴが完成しました



ラフではティーポットと福の字の印象でチャイナ色が強かったのですが、マリアージュフレールのティーポットを参考にしていただいてフレンチテイストに仕上がりました!
これから看板やハンコ、オープンのお知らせ等の制作目白押しです。

オープンまで息つく暇なしです