ひびのあれこれ・・・写真家の快適生活研究

各種媒体で活動する写真家の毎日。高円寺で『カフェ分福』をオープンするまでの奮闘記、イベント情報などをお伝えします。

サロンドブンブクご参加ありがとうございました

2022年05月14日 | イベント
ゴールデンウィーク前後、第2回サロンドブンブクご参加下さった皆様、どうもありがとうございました。



今回は「知られざる日本茶の世界 煎茶編」と題し、日本全国の茶産地から集めた5種類の蒸し製煎茶と熊本&中国四川省の釜炒り茶、合計7種類の飲み比べ。
軽いお食事と甘味とともに、優しく学べるお茶の歴史や昨今のお茶事情等々、分福らしい盛り沢山の2時間でした。

ちなみに、お茶のラインナップは・・・
◎静岡 おさだ苑 (プラチナアワード受賞茶)天竜水系 手摘み 山茶
◎鹿児島 お茶の樋之口園(品評会1等茶園) 知覧後岳茶
◎三重 中森製茶(農林水産大臣賞受賞茶園) 伊勢茶 特選かぶせ茶 やぶきた
◎京都 宇治山城製茶直売所(農林水産大臣賞受賞者・奥谷輝夫) 手摘み新茶 さえみどり
◎埼玉 狭山 奥富園 (2021年農林水産大臣賞受賞茶) やぶきた
◎熊本 岩永製茶園(農林水産大臣賞受賞茶園) 特上釜炒茶
◎中国 四川省蒙頂山 蒙頂甘露

お食事メニュー
◎胃壁ガード ブルーベリー+アサイーヨーグルト
◎筍と新生姜のおにぎり+京都とり市お漬物3種
◎大納言小豆を使ったいちごぜんざい
◎お菓子アソート
◎茶葉料理 ラペソーインスパイア、茶殻を使った一品



次回は中国6色のお茶の飲み比べ、屋久島のお茶特集などなど企画中です。
サロンのご案内はメルマガにご登録いただいているお客様のみですので、参加したい!とお考えの方、是非メールにてご連絡ください。
office@bunbukuchamaga.com








作ってみよう!いちごソーダ

2022年04月03日 | メニュー
分福も、クローズしてかれこれ半年。
新年に第1回、4月には第2回目のサロンを開催します。
メルマガ登録のお客様へのご案内となっておりますので、ブログでは詳細はヒミツです。

とはいえ、ブログを見て下さっている方々にも何かお知らせ出来れば、と思いまして、ゆるゆると分福メニューの作り方をお伝えします。

今回は春!(肌寒いですが)ということで、分福で大変人気だった『いちごソーダ』🍓
とっても簡単に作れるので、是非オウチでチャレンジしてみてください。

材料
🍓いちご(分福ではあまおうを使用。他のいちごだと赤くならなかったのです)400g
🍓グラニュー糖 200g(色がキレイに仕上がります。色が気にならない場合は茶色い砂糖でもOK)
*要するに、いちごの半量の砂糖を使います
🍓How to Cock
1)いちごのガクの部分を取り除き、洗って水をしっかり拭き取る
2)サイズによって縦に半分、もしくは4等分して鍋に投入(鍋は深めがオススメ)
3)鍋に砂糖をまわしかけて、1時間ほど放置
4)中火にかける。木べらで底から時々かき混ぜて全体を馴染ませ、焦がさないように注意!
5)グツグツしてくると灰汁が出てきます。これを丁寧に取り除いてください。
6)灰汁をきっちり取り除いたら、火を弱めて2〜3分かき混ぜながら煮る→→→Finish!
*イメージとしては、灰汁を取り除いたタイミングでほぼ完成です。ジャムにしないように注意!!
殺菌処理した密閉瓶に入れて、完全に冷めたら冷蔵庫にて保存。添加物が入っていないのでナルハヤでお召し上がりください。

🍓いちごソーダの作り方
グラスにシロップ50gと炭酸水200ccを合わせて軽くかき混ぜる
🍓いちごミルクの作り方
大さじ1杯のいちごシロップに牛乳200ccを合わせてかき混ぜる
(分福では低温殺菌牛乳使用)

ヨーグルトにかけても美味しいです。
色々アレンジしてみて下さいね♥️





メルマガ登録について

2022年02月24日 | お知らせ
先日、メルマガ登録についてご連絡いただいた方がいらっしゃったので、念のためご案内いたします。

以下アドレス
office@bunbukuchamaga.com
まで、メールでお知らせください

時々、本文なしの匿名メールが届きます
登録の意思を表明していただかないとお返事いたしかねますので、一言で結構ですので登録の旨お知らせいただければと思います。

ちなみに、メルマガは非常にの〜〜〜〜〜んびり発信ですので、気長にお待ちいただければと思います。

ブログでは、分福でご提供していたお茶やデザートのレシピなど、ゆるゆる発信していこうと思っています。
是非チャレンジしてオウチ分福をお楽しみいただければ嬉しいです

少しずつ春の兆しが感じられるようになってきました。
近所ではカンザクラが満開です。
花屋さんではチューリップがショーケースを飾っています。
身の回りの春を探して、ほっこり楽しみましょう

Salon de Bunbuku 初日

2022年01月09日 | イベント


メルマガに登録して下さったお客様向けのサロン、本日1回目無事終了しました。
カフェ分福では出来なかった、ワンランクアップしたメニュー内容。
オーガニックの野菜、フレッシュフルーツを使ったオリジナルドリンク、ロンドンの5つ星ホテル「ザ・ドーチェスター」インスパイアのサンドイッチ、和紅茶飲み比べなどなど、メインのトレ・マリエのパネトーネへのプレリュードでお腹一杯になってしまいそうなボリュームでしたが・・・。ご参加下さった方々、楽しんで下さったようで何よりです。



毎月、とはいきませんが、季節ごとにテーマを決めて開催しようと思っています。

新年のご挨拶

2022年01月03日 | Weblog
あけましておめでとうございます
分福閉店後、初の年越しということで、ゆったりムードで過ごしています。

本当は12月初旬にミラノ直送、トレマリエのパネトーネがメインのティーサロンを開催予定だったのですが、コロナの影響か港も税関も大混雑だったようで、手元に届いたのが12月23日、日程調整が間に合いませんでした

クリスマスには間に合いませんでしたが、天然酵母パネトーネ種は生きているので、今月よりサロンを開催します。
ご参加の皆様、再会を楽しみにしています。

2022年、皆様益々のご健勝をお祈りしています


ニューカマーのお知らせ

2021年12月01日 | お知らせ
分福の引き継ぎが11月30日、無事完了しました。
新しいカフェの情報をお知らせいたします。

12月9日オープン!
Theater Cafe&Dining Proscenium別館

以前よりパル商店街で1号店は営業されているということで、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
営業時間等、詳細は検索してみてください

分福は12月初旬よりサロン営業を開始する予定が、ミラノから到着予定のパネトーネが大幅に遅れていて、年内スタート出来るかどうか...瀬戸際です。
サロンについてはメルマガに登録された方のみご案内させていただきますので、ご興味のある方は
office@bunbukuchamaga.com
上記にメールアドレスをご登録ください

もう12月であるにもかかわらずインディアンサマーが続きますが、朝晩の冷え込みにはくれぐれもご用心ください。




カフェ分福閉店のお知らせ

2021年10月01日 | お知らせ
2011年の2月から10年と8ヶ月、多くのお客様に支えられてきたカフェ分福ですが、10月1日をもって閉店いたします。
本当にありがとうございました。

今後は少人数制のサロンとして、よりお茶に特化した形の企画を展開したいと思っております。
ご興味のある方は、メルマガという形でお知らせいたしますので、

office@bunbukuchamaga.com

上記にお名前とメールアドレスをお知らせください。

分福跡地には、新しいカフェが12月にオープンする予定です。
どんなお店になるか、楽しみですね!

それでは、新しいステージで皆様と再会出来る日を楽しみにしております。
こちらのブログはお茶その他有益情報(?)を発信していきます。
応援よろしくお願いいたします


お休みの継続について

2021年09月08日 | お知らせ
長らくご無沙汰しています。
皆様お元気でお過ごしでしょうか?

緊急事態宣言、12日で解除か延長か、議論されている今日この頃。
医療の状況を鑑みると、延長も必要なのかな、と思います。

これまで感染した知人はいなかったのですが、10日ほど前に神戸の友人が罹患したと連絡が入りました。
かなり気を付けていたのですが、職場感染が疑われるとの事でした。
病院はもちろん満床、自宅療養を余儀なくされて、酸素注入の出張サービスで凌いでいました。
ようやく入院出来た時にはすっかり肺炎が進行した状態で、今なお闘病中、5日間音信不通です。
共通の知人からも連絡が取れないとメッセージが入り、皆が心配しつつただただ回復を祈っています。

これまでは、少し遠い世界の出来事のように感じていたのですが、近しい友人が罹患すると他人事とは思えません。
このような事もあり、緊急事態宣言の解除/延長に関わらず、9月中はお休みさせて頂きます。

どうぞよろしくお願いいたします。





9月の営業再開について

2021年08月27日 | お知らせ
現在お休みしておりますカフェ分福です。
9月の営業再開についてのお知らせです。
現在発令中の緊急事態宣言が9月12日まで延長されたことを踏まえ、期間中はお休みさせていただきます。
万が一延長された場合、お休みも延長させていただきます。

・・・
<9月10日>
結局緊急事態宣言が延長されてしまいましたので、
9月30日までお休みとさせていただきます。

なかなか収束の兆しが見えてこない現状。
打ちたくても打てないワクチン。
皆様どうぞお気を付けて、お元気でお過ごしください。

釜炒り茶特集 第三回

2021年08月15日 | イベント
小ロット・ハイクオリティーのニッチなお茶作り 
岩永製茶園 門内智子さん




約束の日、不慣れな土地の運転で右往左往していた私を見つけ、遠くから大きく両手を振って迎えてくださった智子さん。時はまさしく一番茶製造の繁忙期。共同工場はフル稼働で、取材には最も不適切なタイミング。しかも今年は霜害と早い梅雨の到来で製茶出来る時間は非常に限られている。時間との戦い、その言葉通り、ご挨拶も出来ないまま工場をご案内いただく。ほどなく紅茶の乾燥が終わり、一刻の猶予もなく速やかに作業は進行、一段落してご自宅の作業場へご一緒させていただいた。




ご自宅のすぐ隣に岩永製茶園の自社工場はある。先程の薄暗い共同工場でうなり声を上げる大型機械と比べると、レトロでこじんまりした機器が明るい工場内に設えられ、お父様の遺品の道具類が天井から床から埋め尽くしている。ちょっとした博物館のような、ほっとする雰囲気だ。
「そろそろ整理しなくちゃいけないんだけど・・・」と言いながら、温かい眼差しで工場内を見渡す智子さんは、幼少期から工場で過ごす時間が好きだった。ここにはお父様との思い出が詰まっている。ラジオの事業で成功したお祖父様が土地を購入し、始めた農業。五ケ瀬川のほとり、なだらかな傾斜地に広がる土地は、きっと思い描いた通りの豊かで美しい農村の風景だっただろう。お茶作りは昭和30年代にお父様がスタート、新規参入で孤立感もあった。しかし、その逆境がお茶作りのバネとなり、釜炒り茶の製茶品評会で農林水産大臣賞を受賞される。
「父は言葉で説明するより、見て学べタイプ。ただ、『やるならちゃんとやれ』と言われました」
高校時代に故郷を離れた智子さん、まさか自分が家業を継ぐとは思っていなかった。しかし、お父様が亡くなり、美しい茶畑とこだわりの茶作りを続けることに。子供の頃から慣れ親しんだお茶作りとはいえ、女性一人で茶園を管理し、全ての作業をこなすことは並大抵ではない重労働だ。有機栽培の場合、化学肥料に比べて10倍の量の肥料を必要とする。20キロの肥料を背負って畑に播くのだが、疲労が続くと持ち上げた拍子に頭から被ってしまい、心が折れそうになることもしばしば。そんな智子さんが2015年に取り組み始めたのが紅茶作りだ。流通経路も原料もよく分からない海外製の紅茶に不安を抱き、安心して飲める紅茶を作りたい、そんな思いがきっかけだった。最初の2年間は商品化せず、釜炒り茶を購入したお客様に配っていたが、次第に「おいしいから販売すれば良いのでは」と周囲から言われるように。とはいえ、自分が作った紅茶の価値基準を持たなかった智子さん。ならば「客観的に専門家に評価してもらおう」と、2017年国産紅茶グランプリに出品したところ、いきなり金賞を受賞する。



「受賞がきっかけで自信を持つことが出来たと同時に、環境が大きく変化しました」
お父様が亡くなり、男社会の茶業界でお茶作りに取り組む智子さんに対して、茶園の管理からお茶の製造、販売までこなせるのだろうかと心配する声も聞かれた。しかし、受賞をきっかけに智子さんを支えてくれる仲間にも恵まれるようになった。結果、2020年のプレミアムティーコンテストでは最高峰の5つ星を受賞。少ないロットで品質にこだわった紅茶作りは智子さんと相性抜群だった。



お父様の味を継いで作り続けている釜炒り茶、そしてシングルオリジンで丁寧に作られる個性豊かな紅茶、さらに今後は白茶や萎凋香が際立つ半発酵茶にも取り組んでみたいと話す智子さんに、美しい茶畑の景色が見渡せるテラスで自作の白茶を淹れていただいた。カメラを向けると、お茶作りに向き合う工場での厳しい表情とは好対照の、はにかんだ笑顔が柔らかい印象だ。繊細さと芯の強さが共存する智子さんにしか作れない気品ある香り高いお茶は、唯一無二の味わいで人々を魅了してやまない。