ひびのあれこれ・・・写真家の快適生活研究

各種媒体で活動する写真家の毎日。高円寺で『カフェ分福』をオープンするまでの奮闘記、イベント情報などをお伝えします。

出雲戦利品

2017年06月19日 | Weblog
出雲は焼き物の郷。
民芸運動の流れを感じさせる用の美を追求した作品が生み出されています。
残念ながら全ての窯元を訪問する時間的余裕がない二泊三日の旅程、松江のobjectsさんで素敵な作品をゲットしました。

まるで天の川のような色彩!出西窯の作品です。


こちらは網目模様が素敵。森山窯の作品。


objectsさんでは現代の作家物(島根のみならず国内外の作品)プラス、アンティークも扱っていらっしゃいます。
こちらは19世紀のオランダのタイル。どうやって使おうか、考えるのが楽しいです。


最後に、超スタイリッシュなアート空間、CHAQUE JOUR BRAVO!さんで購入したフランスの作家の手による作品。
まだ封を切っていません。
分福にお目見えする日を楽しみにしていてください。

島根のお茶フェア〜6月30日まで

2017年06月15日 | イベント
島根といえば、出雲大社。
そして世界遺産の石見銀山、ベストジャパニーズガーデンの栄誉に輝く足立美術館、夕日が美しい宍道湖などなど、見どころに事欠きません。
そして、絶対に忘れてはならないのが江戸を代表する茶人、松平不昧公。茶の湯文化を松江に根付かせ、茶道史にその名を残しています。
島根から買い付けてきたお茶7種類と、島根の美味しいお菓子をセットにした特別メニューを期間中ご用意いたします。
島根名物の「ぼてぼて茶」も分福アレンジでご紹介いたします。
是非この機会に、島根のお茶文化に触れていただければ幸いです。


出雲の旅 二日目

2017年06月13日 | Weblog
湯の川温泉を9時に出発、石見銀山を目指します。
先日、地元の方から「高速でも一般道でもそれほど時間はかわりませんよ」とアドバイスを頂戴していたので、海沿いのルートで向かいます。
途中、キララ多岐という道の駅にてお土産購入。
多岐はイチジクが特産品なのですね。
イチジク関連の加工品が充実しています。
ちなみに、多岐のドライイチジクは驚愕の美味しさ。



ドライですが程よいソフト感、豊かな風味と深い味わい、ヘルシーで栄養価も高く、とても贅沢なオヤツです。

11時過ぎに石見銀山観光案内所に到着。
駐車し、レンタサイクル弥助さんで電動自転車を調達。
これが大正解。
平日に一般公開されている間歩は龍源寺間歩1ヶ所だけなのですが、そこまで延々上り坂です。
徒歩だと小1時間かかるところ、電動アシストのおかげで10分程で辿り着く事が出来ました。
駐輪場に自転車を停め、受付を済ませ、いざ坑内へ!



手作業で掘り進められた、その痕跡が感じられます。
横幅2尺高さ4尺、10日で10尺掘り進めるということは、10日がかりで3メートル強でしょうか?
大小600余りの間歩が点在しているということは・・・、大変な労力ですね。



最盛期は世界の銀の流通量の約3分の1を石見銀山が産出していたというから驚きです。
暗い坑内はあちこちに横穴、縦穴があり、天井には鍾乳石も。



狭い個所もありますが、とても歩きやすく、クールな坑内。



週末のみガイドツアーで公開されている大久保間歩は、スケールがより大きいそうです。
行きたかったなぁ。

途中、精錬所跡に立ち寄りました。



階段ピラミッド!?古代遺跡のような風格があります。上まで登れるのですが、間近で精巧な石組が見られ、当時の技術力の高さが感じられます。

鉱山の守り神、佐毘売山神社。苔むす階段に誘われます。



石見銀山を堪能したところで、そろそろご飯タイム。
自転車を返却し、大森地区を散策。





江戸風情が色濃く残る、素敵な街並みです。
そんな中、一際風格のある群言堂にてランチ。豆のカレーとみかんジュースを注文しました。
群言堂はライフスタイルにまつわる品を扱うセレクトショップ。
コの字型の建物の中央に中庭があり、清々しい緑に癒されます。



大森地区で最も異彩を放っていたのが、ベッカライコンディトライヒダカ。
こちらは本格的なドイツパンとお菓子のお店です。
近所にあったら毎日通いたくなる美味しさです。
ちなみにこちらのお菓子、ドライフルーツをぎゅっと固めたようなフルヒテブロートが個人的ヒット。キルシュが効いています。



店構えは江戸!ギャップが良いですね。



石見銀山ついでに、1400年の歴史を誇る温泉津温泉へ足を延ばしました。
大正ロマン風建築が印象的な薬師湯。



アーチ部分はリラックスルームになっています。



屋上からは温泉津の街並みを俯瞰できます。
お隣の建物のとんがり屋根が可愛い!



私が訪問した時は、地元の人がポツポツ利用されている程度でゆっくり出来ました。
ただ、お風呂はこじんまりしているので、タイミング次第でギュウギュウになる危険性あり。

薬師湯に隣接した震湯カフェ。とんがり屋根の正体です。



最後に焼き物の郷訪問。
2基の登窯、迫力あります!



2日目はこれにて終了。
足立美術館にほど近い、さぎの湯温泉へ約60キロ、帰りは高速利用し、2時間程で到着。
長距離移動でしたが、充実した1日でした。







八雲立つ出雲 二泊三日の旅

2017年06月12日 | イベント
毎年恒例、第二火曜日の前後を利用して少し早めの夏休みをいただく分福。
今年は島根に出かけてきました。
目的地は三本柱、出雲大社、石見銀山、そして足立美術館です。
レンタカーで三日間、ほぼフル活動しました。

まずは初日から。。。空港から出雲大社へ。参道には立派な松並木。
伊勢神宮の神域は、深山に分け入ったような森閑とした印象ですが、出雲大社は明るく、開放的です。
二の鳥居から、ぐんと下り坂になっているのが爽快で、坂を吹き上がる風に洗われるような清々しさがあります。


本殿。二礼四拍手一礼、作法が独特で緊張します。



一の鳥居から二の鳥居までの神門通りには多くの店が軒を連ね、そぞろ歩くだけでも楽しい気分になります。
お目当の「出雲かみしお」にて、稲佐の浜で採れた海塩、日本一縁起の良い塩「神迎の塩」購入。

そしてそろそろお昼時。
出雲といえば外せない「出雲そば」、羽根屋本店へ出かけました。

風味豊かな蕎麦と、サクっと揚がった天ぷら、大満足でした。

その後松江市内へ移動。
松平不昧公ゆかりの茶室訪問。
まずは松江城の鬼門封じの普門院内、1801年に建立された観月庵へ。

茶室の内部、モダンです。

小泉八雲もよく訪れたそうで、最初に書いた怪談「小豆磨き橋」に登場します
凄惨な物語ですので、ご興味のある方は覚悟して検索してください!

次に、観月庵から徒歩10分ほどの明々庵へ。
1779年に建立されたものの、移築を繰り返す流転の時代が続き、1966年に現在地に移築されました。

不昧公筆の明々庵の額に不昧公の人柄が感じられます。


お次は買い物。
四軒訪問しましたが、訪れるべき店はobjectsとCHAQUE JOUR BRAVO!の二軒。
objectsは島根の作家を中心に、店主の方がセレクトした日本、世界の生活の器や布が集められています。
CHAQUE JOUR BRAVO!は、フランスの現代作家ものを中心に、アクセサリーやファッション雑貨がオブジェのように飾られています。

どちらのショップも、商品というより、美術品に触れるようなとても素敵な空間です。
島根訪問の際は、ぜひ訪れてみてください!

ということで、初日はこれにてタイムアップ。
二日目、三日目はまた改めて