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予防歯科は虫歯や歯周病など、歯のトラブルが起きるのを未然に防ぎ歯の健康を保つためのものです

2018-01-10 15:25:34 | 日記
「歯周病」とは、口腔内に溜まった歯垢(プラーク)が原因となって歯肉が炎症を起こし、
最終的には歯槽骨が溶かされて歯が抜け落ちてしまう病気です。そもそも歯周病は中高年層から多く見られる病気でしたが、近年では30歳前後の中の約80%に症状が見られるとされています。
抜歯鉗子
歯周病は痛みを始めとした自覚症状がほとんどないことでも知られ、気づいたときには歯がグラグラになっていることも珍しくはありません。さらに、10代であっても約50%は初期症状を発症していると言われ、その低年齢化が懸念されています。

歯を失ってしまうことは、全身の健康を失ってしまうことにもつながります。歯周病に対する正しい認識を持ち、定期検診や予防によって歯周病にならないように努めましょう。

歯肉炎(軽度歯周病)
歯ぐき周辺に磨き残されたプラークがたまって、歯ぐきが腫れて出血しやすくなります。
この段階では、まだ歯を支えている骨の喪失はありません。
歯科 マイクロスコープ
中等度歯周炎
歯周ポケットが形成され、ポケット内にプラークや歯石(プラークが石灰化して石のようになったもの)が付着し、目に見えないところで炎症が悪化していきます。歯を支えている骨の喪失も始まります。口臭も出現してくる可能性もあります。

重度歯周炎
歯を支えている骨が大分なくなり、歯が揺れ動くようになり、ひどい場合は歯が抜けてしまいます。歯周ポケット内の炎症も悪化し、痛みや排膿が起こります。口臭もいよいよハッキリとしてきます。

お口にトラブルが起きる前に
予防歯科は虫歯や歯周病など、歯のトラブルが起きるのを未然に防ぎ歯の健康を保つためのものです。歯が健康な時からお口の中をチェックし、虫歯・歯周病の検査、定期清掃、歯磨きや食生活の指導、唾液やかみ合わせの検査を行います。以前は、虫歯や歯周病が悪化してから歯科医院に行くという人が多く、歯科的治療のみを目的とし歯を削ったり、修復で健康を取り戻そうとする傾向が強かったようですが、現在では、修復した部位の疾患の再発や、その他、お口の中の諸問題の予防とコントロールしていくことが大切だという認識が広がりつつあります。