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予防歯科はこれからの歯科医療の中心に

2018-01-04 13:42:51 | 日記
日本では「虫歯になってから治せばいい」と考えている人が多いので、「定期的な歯のメンテナンスを行っている人の割合は5%程度」と言われています。しかしヨーロッパの先進国では、6割から7割の人が定期的に歯のメンテナンスをしています。つまり先進国では予防歯科が常識であって、「虫歯になってから歯を削ったり抜いたりして治す」というのは非常に遅れたことだと考えられているわけです。
歯科材料
口腔内(口と歯)の異常は、全身疾患につながっていることが多いです。たとえば、口の渇き。自分ではなかなか気がつかないものですが、調べてみると高血圧や糖尿病といった病気が見つかることも少なくありません。歯周病を防げば、心筋梗塞や脳こうそくのリスクをかなり軽減できるというデータも明らかになっています。口はすべての臓器の入り口であり、真っ先に老朽化してくる器官です。また、口と歯の健康には、食事、運動、姿勢などの生活習慣も深く関わってきます。つまり、予防歯科で口腔内の健康を考えることが、身体全体の健康を意識することになるのです。口腔内を健康に保つことができれば、身体の他の部分も健康なままで一生暮らすことができるはずです。

ブラッシング指導
毎日朝・昼・晩ときちんと歯磨きをしていても「磨いている」と「磨けている」では大きな差があります。歯の表面はもちろん、歯と歯の間、奥歯の裏や噛み合せ面はきちんと磨けていますか?ブラッシングをしていても虫歯が絶えないという方は、是非一度歯ブラシの選び方やブラッシングの指導を受けることをお勧めします。また歯ブラシでは磨きにくい歯間も、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使って効果的なプラークコントロールをしましょう。歯磨き後にはデンタルリンスや洗口液などを使用すると更に効果的な虫歯・歯周病予防ができます。
ハンドピース 歯科
P.M.T.Cとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略です。
つまり、プロである歯科衛生士が専門的な機械を使って歯のお掃除をするプロフェッショナルクリーニングです。通常の歯磨きでは取りきれないバイオフィルムやステインを特殊なラバー製の道具を用いて除去します。虫歯になるリスクの軽減、着色が付きにくくなる他に歯周病の予防にもなります。また、ご自身の本来の歯の色が再現でき、清潔な印象を与える事ができるでしょう。

口腔内に潜む虫歯菌によって虫歯は引き起こされます

2018-01-04 13:42:51 | 日記
虫歯は皆さんにとってとても身近な病気ですが、なぜ虫歯になるのか? どのように進行するのか? などをご存じの方は少ないものです。虫歯の原因、症状、治療法を知ることで、虫歯への最善の対処がわかります。虫歯の原因は、複数の要素が複雑に絡み合っています。虫歯菌が悪さをするのが主な原因ですが、毎日の食習慣やブラッシング習慣によるところも大きいのです。以下に虫歯になる4つの要素を挙げます。これらの要素を遠ざけ、虫歯のない健康な口内環境を目指しましょう。

虫歯になる原因と予防
虫歯菌
口腔内に潜む虫歯菌によって虫歯は引き起こされます。
予防行動
日々のブラッシングを丁寧に行って、虫歯菌の数を減らしましょう。
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糖分
虫歯菌は口腔内の糖分を栄養にして「酸」を排出します。この酸が歯を溶かしていくのです。
予防行動
糖分の多いものを摂取しすぎないようにしましょう。

ブラッシングまでの時間
虫歯菌は食後30分くらいから動きが活発になります。特に就寝時はだ液の分泌が減るので、虫歯になりやすくなります。

予防行動
食後はなるべく早くブラッシングするようにしましょう。特に、就寝前はしっかり行いましょう。
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歯質
歯の虫歯に対する抵抗力やだ液の分泌量には個人差があり、歯質が弱いと虫歯になりやすくなります。

予防行動
虫歯になりやすいという自覚がある方は、特に念入りなケアを継続するほかに、定期検診の受診を心掛けましょう。

歯周治療が終わったあとはメインテナンスに移行します

2018-01-04 13:42:51 | 日記
歯周病とは「細菌」が引き起こす病気。歯は歯槽骨という骨に支えられていますが、歯周病菌と呼ばれる細菌がこの骨を溶かしていき、最終的には歯が抜けてしまいます。この歯周病には、皆さんが知らない様々なリスクがあります。

歯周病はいきなりかかるものではなく、長い期間をかけて少しずつ進んでいく病気です。
初期段階では自覚症状がなく、「歯周病かも」と気づくころには、かなり進行した状態になっていることが少なくありません。実に成人の80%以上が歯周病ともいわれています。
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歯肉炎
歯ぐきに炎症が起こり、歯肉が赤く腫れていても、まだセメント質、歯根膜、歯槽骨の破壊は起こっていない状態です。この段階で早めに治療を行うことで、治療期間が短く済みますし、大切な歯を長く持たせることができます。

軽度・中等度歯周炎
歯周病が軽度(歯肉炎か 軽度歯周炎)の場合は治療期間の目安が3~6ヶ月程度です。

重度歯周炎
重度歯周炎の場合は、外科治療や噛み合わせの治療に時間や回数がかかる場合が多く、6ヶ月~1年程度となります。(矯正やインプラント治療が必要な場合は、1~2年程度が目安です)さらに歯周病のような生活習慣病の要因が強い慢性疾患では、患者さんの歯周病や治療についての理解、目標、姿勢が治療成功(患者・術者ともに満足が得られる)の大きな要因となります。
歯科レントゲン
メインテナンス
歯周治療が終わったあとはメインテナンスに移行します。歯周病は容易に再発する病気なので定期的な観察、管理が重要です。歯周組織の状態の検査と、歯石除去、プラークの除去といったことを主に行います。一ヶ月、三ヶ月、半年など、どのくらいの頻度でメインテナンスに来ていただくかは患者様一人ひとりのお口の中の状態をみて、判断させて頂いております。治療が一通り終わってそれがゴールなのではなく、ここからがまた如何にして歯周病を再発・悪化させないかを考えていく「スタート」なのであるという気持ちで通って頂きたく思っております。