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ロバート議事法3 動議を分ける動議は採決せず採用する

効率的で効果的に会議を進める方法は
すでに研究されています。
それが、ロバート議事法です。

今、国会では、2次補正予算案について混乱しています。

定額給付金を分けて審査すれば、
しなくてよい混乱です。


まず、多数が一致できることを先に決める。
意見が分かれているところは、
時間をかけて話あい、
修正すべきところは修正する。

本当に内容を重視したいのであれば、
誰でもそう考えると思います。

このように、より良い内容にしていこうとする姿勢が
民主化された会議の進め方です。


そもそも、分割する動議を取り上げなかったことに
問題があります。

ロバート議事法では、
分割動議は、いつでも誰でも提案でき、
無条件で採用することとしています。

つまり、賛同者を募ることなく、
話し合うことも、採決することなく、
採用するのです。


もしも、そうしていれば、
会議の進め方をどうするかで時間をかけることなく
中身を議論することができます。





定額給付金についても、
分けて協議することを決めていれば、
中身を議論し、煮詰めることができたことでしょう。

民主化された議会運営をしている諸外国から、
わが国の現状をどのように見られるのでしょうか。
とても心配しています。


ロバート議事法にしたがって
採決することなく中身を話し合っていれば
よかったと思います。


効率的で効果的な会議の進め方のルールである
ロバート議事法は学問的には
どの分野に入るのでしょうか。

専門家(学者)からの情報発信が、
今こそ求められていると思います。

マスコミも、是非取り上げて
紹介してほしいと思います。


この「話し合いの進め方」は、
民主化された国では、
「すべての国民が学ぶべき事柄」として
必須だと思います。

わが国でも、
義務教育で必修すべきだと思っています。

高校入試の出題範囲に入れてほしいと
さえ思います。


学習指導要領の策定の関係者など、
教育の中心にいる方々には、
ご検討いただきたいと思います。


思い起こせば、一昨年の長生郡市の合併協議でも、
会議の進め方で混乱しました。

象徴的なことは、
「修正案を話し合うかどうか」を採決してしまったことです。


効率的で効果的な会議の進め方について、
もう一度、皆で学びあいたいものだと思います。

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