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小学校入学前に『読み書き』や『計算』を教えてはいけない(5)

シュタイナー教育でも、
歯の生えかわる7歳までは、字や計算を教えません。

シュタイナー教育の特徴の一つに、「7年期」理論があります。


・肉体の誕生する0歳から7歳が、「第1七年期」。

・永久歯のそろう7歳から14歳までが、「第2七年期」。

・思春期の14歳から21歳までが、「第3七年期」。

・自立をする21歳から28歳までが、「第4七年期」。

シュタイナー教育では、
それぞれの時期の特徴を大切にします。

それぞれの時期に、
ふさわしい環境で、いま伸びている部分を育てます。

傷つきやすい部分は、守ります。
そして、安心して健やかに伸びるていきます。


また、それぞれの節目に、新たな誕生も感じ取ります。
幼虫から成虫に生まれ変わるように、
目には見えない、サナギの期間を、大切にします。

子どもたちは、乳歯が一本抜けそうになる度に、
なんと神経質(ナーバス)になることでしょう。


このように、『七年期』を受け止めて、
『感性(心)』と『理性(知)』と『肉体(体)』が、
健やかに発達することを助けます。

子どもから大人へ。

世界と自分を、的確につかむ(認知する)こと。
自由に、自律的に、生きること。

もともと人間が持っている能力ですが、
その、邪魔をしないともいえます。


さて
「小学校入学前に『読み書き』や『計算』を教える」ことは、
まだその時期ではありません(期が熟していない)。

その結果は、世界観や社会観にも影響を与えることでしょう。

小学校1年生が、落ち着いて話を聞くことができない。(第2七年期)

高校生になっても、感情を抑えられない。(第3七年期)

成人してから、社会貢献より、私利私欲を優先する。(第4七年期)

これらは、その例と思います。


以上、自分なりに短くまとめて紹介しました。
(誤解を招く部分があれば、ご指摘ください。

--
時間があれば、以前に読んだ
『7歳までは夢の中~親だからできる幼児期のシュタイナー教育』
松井 るり子 (著)
などを読み返したいと思います。

その後、

『家庭でできるシュタイナーの幼児教育』
ほんの木刊 子どもたちの幸せな未来シリーズ

『昨日に聞けば明日が見える(人生の7年周期説の本)』
ほんの木刊 大村祐子著

も出版されました。


--
『感性(心)』と『理性(知)』と『肉体(体)』は、

「精神の自由」「法の下の平等」「経済の互助」という
『社会三層構造論』と直結します。

現在のわが国は、教育について、
「壮大な社会実験をやっている」
とさえ思える状況です。

21世紀にふさわしい教育について、
日本中で考えたいものです。

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自分なりに短く説明するとこうなります。
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