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JR上総一宮駅のユニバーサルデザイン化を

JR外房線の上総一宮駅が
電動車椅子に不便になったということがわかり
精神的なショックを受けているこの頃です。

今日(8日)夜の
「千葉県障害者計画策定のための
外房(山武・長生・夷隅圏域)タウンミーティング」
の実行委員会に、
茂原市在住の電動車椅子の友達が参加する予定です。

ところが、
隣の八積駅で3時ごろ降りて、時間をかけて一宮に来るといっています。
理由は
JR外房線の上総一宮駅では下り電車では改札口が通れないからだということです。

実は自分も、足の不自由な人の上総一宮駅の利用について気がかりで、
JR東日本に問い合わせていました。

自動改札化によって、職員の数が2人になってしまったので
階段を利用する1・2番線は無理だが、
改札口のある3番線発着の電車であれば、電動車いすでも渡し板があるので
大丈夫だということがわかり、安心しきていました。

ところが、今週になって具体的に3番線着の下り電車を調べてびっくりしました。
今年の3月のダイヤ改正によって
下りのほとんど(真夜中の3本以外)は利用できないことがわかりました。
精神的なショックを受けています。

バッテリーの重い電動車椅子の介助には4人の職員が必要です。
一昨年の自動改札化によって、それまで6人いた職員が2人になりました。

それでも、通常は階段を利用する1番線発着の下り電車も
その何本かは改札口のある3番線に着いていました。
例えば、上総一ノ宮駅で折り返す、総武線快速、京葉線快速です。

しかし、
今年の3月のダイヤ改正によりそれがなくなってしまいました。
そもそも、自動改札化によって、職員数を減らしたことで
利用できる電車が減った時点で問題があったということだとわかりました。

そういえば、昨年の冬には町民のグループ(※)が
足の不自由な人のため、3番線発着のわかる時刻表を作っていました。
(※未来の上総一宮をつくる会)


一宮町の大きな問題として
駅の東口(九十九里海岸側)の開設の問題があります。
JRの民営化前の旧国鉄時代、
駅舎のある山側(西)のホームを3番線とし、
海側(東)のホームを1番線としました。
そして
東口がいつ開設してもよいような整備もしてあります。

しかし、JRは町が経費を負担しなければ
東口の開設も、バリアフリー化もしない姿勢です。

私は、地球温暖化対策(炭素循環型社会へ)のためにも
公共交通機関の果たす役割が大きいと考えています。
自家用車の使用を減らすには、利便性を向上させることが鍵だと
思っています。

また、旅客会社にとっても、一駅でも長く、一人でも多くの利用者があることが
収益につながると考えます。
例えば、
茂原駅で乗降する通勤客や観光客が、二駅南にある上総一ノ宮駅で乗降するようになれば
その分収益になります。
それが企業努力なのだと思います。

しかし、
JR上総一宮駅のバリアフリー化について考えると、
施設設備が足の不自由な人に対応できない部分を
人の配置やダイヤというソフト面で補ってきました。
しかし、
現在はそれがなくなってしまいました。

今後は、誠意を持って、駅のユニバーサルデザイン化を進めようとするのか
JRの姿勢にも注目したいと思います。

「足の不自由な方の利用が少ないからエレベーターの設置は後回しでいい」という考え方と、
「人員を削減した以上、地元の負担なく、ユニバーサルデザイン化をしてこう」と
いう考え方の
いずれに軸足をおくかということだと思います。
階段の上り下りに不自由をしているのは高齢者にとってもおなじです。

ツバメが喜んで巣をつくる現在の駅舎を残しながら、
ユニバーサルデザイン化に向けて、
よりよい解決策が提案されることを願っています。
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