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ベータビデオ廃棄  日本が元気だったころ

積み上げていた荷物を整理していると
ベータマックスのビデオテープが
70本以上出てきました。



就職したばかりのころ
VTR本体を購入しました。

オープンリールから、カセットへの移行期で
ベータ方式か、VHS方式か
購入するのに迷ったものです。
(Uマチックというのもあったような)

結局、画質の良いベータ方式にしました。
SONYの純正品ではなく
NECの互換機が、21万円ぐらいだったと思います。

テープは、
めったに行かない秋葉原でまとめ買いしました。

積み上げてみると、70本以上になりました。
カビが出ているものも多く、
ほとんどを廃棄することにしました。

でも、テレビ番組を録画したものはともかく
イベントを録画したものは、
やはり、捨てられませんね。


そういえば、
この間(4日)の手話サークルの後、
趣味がダイビングのある聾者が、、
高価な水中ビデオカメラで
北海道で大きなクラゲを撮影したこと
話していました。
やっぱり、ベータ方式だったので
今では見られないでいるそうです。


さて、
今回、取り出したビデオの中に
「IF JAPAN CAN WYE CAN'T WE」(NHK)
というタイトルを見つけました。


戦後、日本は科学技術立国として、
成功しました。
アメリカの立場で、日本式の経営の長所を
分析した内容だったと思います。
(再生できないので、記憶だけです。)

80年代初めの当時、
技術者が起こした会社が成長していきました。
終身雇用制のほかに、
現場のアイディアを大切にし、
たとえ若い女性の意見であっても、
ボトムアップをして、
活かしていっていたことを紹介していたかと思います。

優秀な日本を、
日本人である自分自身が
あらためて知ることができたという印象を
持っています。


では、
80年代終わりから、
何が変わったのだろう。

「100万、200万は金じゃない」
という言葉も聞いた覚えもあります。
(「1円でも大切に」とは感じない人もいたということです)

戦後教育の総決算と称して
教育に自由競争主義が取り入れられようと
し始めた時期ともいえます。

失われた10年を経て、
21世紀を迎え、
10年近く経ってしまいました。

国民の教養としての科学技術教育と、
科学技術の社会的な評価について、
皆で語り合わなければならない時だと
あらためて感じます。

80年代は、
中学校の理科で、義務教育の中でイオン(今回復活した)などを学び
高校では、「理科I」を全員が履修して
物理・化学・生物・地学の全分野を学んだ後、選択となっていました。

新学習指導要領で、少しは改善されてはいますが、
国民の基礎教養としての「理科I」の考え方まで
至っているとは感じられません。


「わが国では地下資源は乏しいが、教育と工夫による科学技術がある。」
私たちが、小学校のとき教えてもらいました。
まだ、人類が月に行く前のことです。

21世紀の今日、
教育や経営のトップにあたる人は、
どのように考え、情熱を注いでいるのか、
関心があります。



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