わたしたちが長生郡市の合併協議を通して学んだものは?
あじすっか=どうしたらよいだろうか(地域の言葉も大切にしたい)
あじすっか(一宮町発) 地域・生活者を起点に地方分権型社会へ
(15)破綻の原因
長生郡市の合併協議は、2度破綻し、今回は「合併騒動」という発言もありました。
私たち「学習会」としては、合併協議の『進め方』にも『内容』にも問題があったと考えています。
これは、第1ステージの任意協議会から現在まで注目し続け、さらに、5月(第2回協議会)から「学習会」で毎週検討し続けた結果でもあります。
落ち着きを取り戻したここで、少し振り返ってみたいと思います。
破綻の原因については次のように考えています。
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<破綻の原因>
破綻の最大の原因は、『合併後の構想』を描ききれなかったことにあると考えます。
背景には『合併の目的』について、適切な意思統一をしなかったことがあると思います。
今夏のシンポジウム『合併と自立の検証』で総務省の下村氏も「合併は手段であり、目的ではない」
と強調していました。長生郡市7市町村による合併を推進する立場の人は、この合併を通して、どういう課題をどう解決していこうと考えていたのでしょうか。残念ながら、構想は伝わってきませんでした。
逆に、合併に対する思惑の違いから、『合併後の構想』を描けなかった。あるいは、あえて描かなかったとも考えられます。
『合併の目的』を明確にして、『合併後の構想』を示し、丁寧に住民の理解と協力を得ながら進めていく努力を惜しまなければ、また違った状況になったとも考えられます。
今回の破綻の経験を無駄にしないためには、強引な手法で合併を進めようとした背景は何であったのか、その検証を続けることも必要だと考えます。
なお、国の「市町村の自主的な合併を推進」する政策の目的が、「『地方分権の進展』等の社会情勢の変化に対応するため」なのか、「国の財政赤字を解消するため地方交付税を大幅削減する手段」なのかなど、人によって受け止め方が違っていたことも、混乱に拍車をかけていると理解します。
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私たち「学習会」としては、合併協議の『進め方』にも『内容』にも問題があったと考えています。
これは、第1ステージの任意協議会から現在まで注目し続け、さらに、5月(第2回協議会)から「学習会」で毎週検討し続けた結果でもあります。
落ち着きを取り戻したここで、少し振り返ってみたいと思います。
破綻の原因については次のように考えています。
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<破綻の原因>
破綻の最大の原因は、『合併後の構想』を描ききれなかったことにあると考えます。
背景には『合併の目的』について、適切な意思統一をしなかったことがあると思います。
今夏のシンポジウム『合併と自立の検証』で総務省の下村氏も「合併は手段であり、目的ではない」
と強調していました。長生郡市7市町村による合併を推進する立場の人は、この合併を通して、どういう課題をどう解決していこうと考えていたのでしょうか。残念ながら、構想は伝わってきませんでした。
逆に、合併に対する思惑の違いから、『合併後の構想』を描けなかった。あるいは、あえて描かなかったとも考えられます。
『合併の目的』を明確にして、『合併後の構想』を示し、丁寧に住民の理解と協力を得ながら進めていく努力を惜しまなければ、また違った状況になったとも考えられます。
今回の破綻の経験を無駄にしないためには、強引な手法で合併を進めようとした背景は何であったのか、その検証を続けることも必要だと考えます。
なお、国の「市町村の自主的な合併を推進」する政策の目的が、「『地方分権の進展』等の社会情勢の変化に対応するため」なのか、「国の財政赤字を解消するため地方交付税を大幅削減する手段」なのかなど、人によって受け止め方が違っていたことも、混乱に拍車をかけていると理解します。
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