


水槽がコケ(緑藻類)まみれになって見辛くなってきました。観賞面は勿論、コケのせいでカメラのピントも魚に合わなくなるので、水槽はキレイにするにこしたことはありません。
この手のコケは非常に頑固で人力ではなかなか除去出来ません。そこで…

コケ取りはイシマキガイに任せます。
ついでに汽水採集もしました。ついでが本命だったりしますがw

海に流れ込む直前の砂地からはキンセンガニ

ガザミ類

何テッポウエビかわかりませんが、底生生物は魅力的です。

ヒメハゼ
顔が黒いのは婚姻色でしょうか?

メタリックなこの魚は最初、コトヒキ幼魚かと思いましたがクロサギであると教えて頂きました。



ニホンウナギ

テナガエビ

ヒナハゼは1㎝前後の幼魚を沢山見かけました。


クロホシマンジュウダイ
1㎝前後の極小サイズかつ、かなり動き回るのでピントが合いませんでした。幼少期は色鮮やかですが、成魚は銀色の地味な魚のようです。




採集当初は何ヨウジかわかりませんでしたがテングヨウジであると教えて頂きました。
ヨウジウオというタツノオトシゴに近縁な魚になります。見た目の通り質感も枝のように固く、とても面白い魚だと思います。金色のキレイさに良い意味でため息が出ます…




チチブモドキ
僕はカワアナゴ(カワアナゴはアナゴとは縁遠いハゼの仲間)属の予備知識が無いので、SNSにはカワアナゴとして投稿しました。すると複数の方からこの魚はノーマルなカワアナゴでは無いと教えて頂いたのです。テンジクカワアナゴ、オカメハゼ、チチブモドキと名前が飛びかいまして、カワアナゴという魚の奥深さを感じました。
SNSの方々と日淡会の西村さんに同定して頂いて、チチブモドキであるとお答えを頂きました。カッコいい魚ですし正体が気になりますよね!

チチブモドキの特徴として、鼻管(上唇そばの突起)が長いことと

ヒレの黄色い線が同定ポイントになるそうです。
僕はカワアナゴの採集経験が過去に幼魚を一度捕った程度ですので、比較画像が挙げられないのですが…

ずんぐりしていることと受け口では無いこともチチブモドキの特徴みたいです。
魚の画像をしっかり撮るのって大事だと改めて思いました。キレイな画像で撮って、魅力を伝えるのも勿論ですし、魚の特徴がわかるようになりますよね。
価値観は人それぞれとはいえ、網にかかった魚をテキトーというか無造作にパシャで終わりでは…一体何のために撮っているのだろうか?
ガサガサはやっぱり大なり小なり生き物の棲みかを荒らす事になってしまいますし、何らかの意義は見出だしていきたいと思いますね!
やはり、瀬戸内海中央部とはかなり違うメンバーなんですね。
まだまだ他のメンバーもいそうでなりません。
ガサも釣りも生息環境や生体を傷めることは確かです。
多くの人が知らないままに、生息環境が悪化していき、いなくなってしまうのも嫌です。
きれいに撮影して、なるべく平易な表現で、いろんな人に見てもらう、知ってもらうことは、たぶん何の生き物にせよ、大切なような気がします。
それにしてもうらやましいなあ・・・
クロホシマンジュウダイ辺りは黒潮由来でしょうし、多分冬を越えられないと思うと切なくなります。テングヨウジは初採集なのでとても嬉しいです。
色々捕れたようで良かったですね。
楽しそうです。
その手の苔は石巻貝に頼るより三角定規が手っ取り早いですよ。
生き物探しは楽しいですし、種類ごとに微妙な違いがあったりして追求する面白さがありますね!
コケ取りは以前、人力でやったガラス面にキズがついてしまいました。それにイシマキガイはコケ取り能力高いです。